ふくろう多門のビデオレター No.2

第110代土木学会会長に就任した上田 多門会長のビデオメッセージ「ふくろう多門のビデオレター No.2」を公開しました。
ふくろう多門のビデオレターでは、「土木グローバル化」をキーワードに、会長プロジェクトの活動、「ふくろう多門の土木対談」の内容紹介など、今後、月に2回の頻度で公開します。ぜひご視聴ください。

また上田会長に直接、意見や質問ができる「多門に多聞&多問」( https://committees.jsce.or.jp/chair/node/59 )を開設しています。
ぜひご意見、ご質問をお寄せください!

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皆さんこんにちは会長の上田多門です。それでは今から2回目のビデオレターをお送りしたいと思います。

2週間前にヨーロッパでの国際会議に3年ぶりに参加する機会がありました。
経由国のドイツではワクチン接種のみが条件で、最終到着地の国際会議のあるノルウェーは条件が全くありませんでした。

会場ではヨーロッパ以外からの参加者は、以前よりは少なかったんですけども、参加者総数としては、通常のこの会議並みのもので、このようなフェイストゥフェイスの会議を皆さんが待ち望んでいるということを肌で感じました。

またノルウェーではマスク着用の義務はなく、会場でもアジアからの一部の参加者が着用しているのみでした。ノルウェーは言ってみれば通常の生活に戻っていたという感じです。ただ、ウィズコロナという状況ですので、感染者は毎日普通に出ているようです。

つまり日本のインフルエンザのような感じだったと思いました。一方、現在普通の国際会議に参加のためにシンガポールへ来てるんです。もう、こちらは原則オンライン会議です。ただ会議主催者のみ、現地に集まる形といたしました。

シンガポールのコロナ対策は日本と状況は似ています。アジアは中国人が実情海外へ出られないことなどの状況から、まだまだ国際会議も含めて、コロナ後の状況にはなっていないようですね。

さて、今日お話したいことは、先日会長対談のトップを切って韓国の土木学会、すなわちKSCEの会長とオンラインで話し合う機会を持つことができました。

位置付けは会談の準備会合的なものでした。JSCE会長として、KSCE会長に今年行おうとしていること、すなわち、国内外の、韓国の土木学会のような組織とか土木の分野に関係する個人などと、土木としてグローバルな課題にどのような対応をすべきかという大きなテーマなんですけれども、大きなテーマであるとともに一般的なテーマでもあるとは思いますが、そういうことをするということをお伝えしたところです。

そうお伝えしたところ、KSCEとしてもですね韓国土木学会としても、土木としてのグローバルな課題への対応は重要であるという、即座な回答をいただきまして、会合からですね、KSCEも含めて共同してですね、グローバル課題への対応を国際的に議論していくというようなことにも繋がるようなことにもなりそうです。

なお、後日KSCE会長との対談は正式に行います。これらKSCEとの共同活動も含めまして、進展がありましたら、また後日ビデオレター等でご連絡いたします。

最後に、土木学会のインターネットでも紹介いたしましたように、会長へ直接質問や意見を送る仕組みを始めました。

ぜひインターネットをご覧になりご利用いただければと思っております。

今後ともビデオレターでの情報発信をいたしますので、ぜひご期待ください。

これで今日の2回目のビデオレターは終わりにしたいと思います。ありがとうございました。

国内有数の工学系団体である土木学会は、「土木工学の進歩および土木事業の発達ならびに土木技術者の資質向上を図り、もって学術文化の進展と社会の発展に寄与する」ことを目指し、さまざまな活動を展開しています。 http://www.jsce.or.jp/