3.11東日本大震災復興リレーシンポジウム「危機と復興 土木の未来」(2021年5月26日開催)
2011年3月11日の東日本大震災発災から10年が過ぎました。3.11東日本大震災復興リレーシンポジウム実行委員会では、仙台(2020/7/4)、名古屋(2020/9/9)、福島(2021/3/9)において、東日本大震災復興と南海トラフ地震に対する事前復興,福島復興をテーマにリレーシンポジウムを行なってきました。最終回となる今回のシンポジウムでは、「若者と技術」、「国際復興」をキーワードにしてこれからの土木の復興を論じました。
プログラム構成
第一部 復興の「10年,これからの復興」
司会:金子雄一郎
三陸復興(中井祐)
「Built back betterの考え方と着実な実践,コミュニティの側からみた課題」
福島復興(福士謙介)
「これからの10年と,危機におけるリーダーシップ」
南海トラフ事前復興(大沢昌玄)
「国土交通省の防災計画と,事前復興の潮流」
今起きている危機-COVID-19と水害(塚田幸広)
「気候変動と計画/設計リスク,都市計画と流域圏構想の融合」
第二部 復興の展開 若者と海外の復興から考える
司会:本田利器
復原型復興,Informal型復興,事前復興の事例紹介に基づくこれからの復興像をキーワードに、議論を深めます。
Paola Rizzi(サッサリ大)
×Ven Paolo Valenzuela(東京大学)
×八幡浜高校防災地理部
益子智之(早稲田大)
×山本浩司(愛媛大学)
×小関玲奈(東京大学)
第三部 基調講演 復興この10年を振り返る
岸井隆幸(日本大学特任教授)
第四部 国土と復興(パネルディスカッション)
司会:羽藤英二
東日本大震災から10年間の歳月の経験をどのように認識するか?そこで得られたレッスンは何なのか?われわれが直面する本質的困難は何なのか?それをどうやって乗り越えるか?について論じます。
パネリスト:家田仁,岸井隆幸,佐々木葉,寺島実郎,山田邦博
復興の声
戸羽太(陸前高田市長),熊谷順子(元東北地整防災課長),熊本義寛(JR東日本常務),土屋修(UR都市機構理事),小野武彦(元土木学会会長)
新原芳明(呉市長),松本敏郎(黒潮町長),村上亮(建設技術研究所)
宮本洋一(日建連会長),山本卓朗(元土木学会会長),廣瀬典昭(日本工営相談役,元土木学会会長)
過去3回のリレーシンポジウム
過去3回のリレーシンポジウムの模様は以下のnote記事から参照ください。
国内有数の工学系団体である土木学会は、「土木工学の進歩および土木事業の発達ならびに土木技術者の資質向上を図り、もって学術文化の進展と社会の発展に寄与する」ことを目指し、さまざまな活動を展開しています。 http://www.jsce.or.jp/