仙台市内の選奨土木遺産、土木学会各賞受賞作品など
土木学会事務局です。
今年の土木学会全国大会は、9/2~6の日程で開催します。
このうち、9/4~6が仙台での現地開催となり、9/4は仙台国際センターでの全体行事ほかを、9/5・6は東北大学川内北・川内南キャンパスで年次学術講演会を開催します。
全国大会の開催に合わせ多くの土木技術者の方が仙台の地を訪れることと思いますので、前泊・後泊あるいは期間中の合間で訪れられるよう、仙台市内にある選奨土木遺産や土木学会の各賞を受賞した橋梁や事業などをまとめてみました。
初めて仙台の地を訪れる方も、久方ぶりに訪れるという方も、全国大会の合間を見て、土木の営みを感じられるこれらの施設や構造物を訪れてみてはいかがでしょう。
「自分の言葉で伝える土木」の実践として、noteや𝕏その他のSNSで、#土木学会全国大会2024 のハッシュタグをつけ、訪問された感想などを発信ください。
選奨土木遺産
四ツ谷用水
仙山線鉄道施設群
仙台市煉瓦下水道
土木学会デザイン賞
泉パークタウン
鶴見橋(2001年度優秀賞)
田中賞(作品部門)
「土木学会 田中賞」は昭和41年度(1966年度)より、橋梁・鋼構造工学に関する優秀な業績に対して授与されている学会賞です。
4つの部門があり、そのうち作品部門は、新設あるいは既設の橋梁およびそれに類する構造物で、計画、設計、製作・施工、維持管理、更新、復旧などにおいて特色を有する優れた作品を対象としています。
仙台地下鉄東西線 広瀬川地区橋梁(広瀬川橋りょうおよび西公園高架橋)(2013年度)
名取川橋梁(1996年度)
技術賞(IIグループ)
土木技術の発展に顕著な貢献をなし、社会の発展に寄与したと認められる画期的なプロジェクト
拠点空港の機能強化と地域開発に貢献する空港アクセス鉄道の建設(仙台空港・仙台空港アクセス線)
大都市交通体系の一翼を担い、均衝ある街づくりを促進する地下方式によるJR連続立体交差化-JR仙石線仙台地区地下化事業―
東日本大震災関連施設
東北開催の全国大会ということで、土木技術者として忘れてはならないのは後世に東日本大震災の経験を伝えるとともに、来るべき時のことを考え、備えることです。東北には、東日本大震災の記憶を伝える施設が各地にあります。仙台市内の主な伝承施設はこちら。
せんだい3.11メモリアル交流館
震災遺構 仙台市立荒浜小学校
仙台合同庁舎 東北地方整備局 展示コーナー
NHK仙台放送局
みやぎ生協 東日本大震災 学習・資料室
ほか、東北各地にある震災伝承施設は、3.11伝承ロードのホームページで紹介されています。仙台から足を伸ばして訪れてみてはいかがでしょう。
当時を体験した方も、当時のことをよく知らないという方も、あの時なにがあって、土木技術者はどんな対応をしたのかをあらためて振り返り、「次」に備えるためになにをすべきか、考えてみてはいかがでしょうか。