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土木と広報-片思いから相思相愛へ- 土木学会誌2024年6月号特集

毎月1日は弊会の会誌である「土木学会誌」の発行日です。
2024年6月号特集は 「土木と広報-片思いから相思相愛へ-」。以下、特集目次をご案内します。

本特集を通じて、土木の広報の進むべき道を考えるための一助となりましたら。


土木学会誌2024年6月号表紙(表紙写真:山崎エリナ)

土木と広報-片思いから相思相愛へ- 目次

土木技術者はこれまで、自分たちの仕事を積極的に世間にアピールしない傾向があった。しかし、広報とは一方的な情報発信ではなく、双方向のコミュニケーションを指す。つまり、土木技術者は、一方的な考え方から、より広い社会を積極的に巻き込み、コミュニケーションを図ることを目指さなければならない。土木業界が直面する多くの問題の根本原因は、土木の役割や価値が業界外に十分に伝わっていないことにある。
そこで本特集では、土木外の広報、すなわち一般市民向けの広報に焦点を当てる。土木学会誌で広報を直接取り上げるのは、この特集が初めてであるため、読者は驚かれるかもしれない。この特集が、土木広報の進むべき道を考えるきっかけになれば幸いである。

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Civil engineers have tended not toactively promote their work to thepublic. However, the term publicarelations does not refer to one-sideddissemination of information butrather two-way communication. Inother words, civil engineers mustaim to move from a one-sided wayof thinking to one where they actively involve and communicatewith wider society. The root causeof many of the issues faced by thecivil engineering industry is that therole and value of civil engineeringis not sufficiently communicatedoutside the industry.
This special feature therefore focuses on public relations outsidecivil engineering, that is, public relations directed at the general public. It may surprise readers that thisspecial feature is the first of its kindin the JSCE Magazine to deal directly with public relations. Thehope is that this special feature willaencourage readers to think aboutthe path forward for public relationsin civil engineering.

ABSTRACT -JSCE Magazine Vol.109 No.6 June 2024

【土木の広報とは】双方向のコミュニケーションを目指して

田中 里沙(事業構想大学院大学 学長)

【まずは相手(市民)を知る】土木は市民にどう見られているか?

【ユーザーの体験で考える土木の魅力】土木におけるUX思考:人と社会をつなぐ

水谷 昂太郞(東京都市大学大学院総合理工学研究科 建築・都市専攻 博士前期課程(修士課程)2年、学生小委員会初代委員長)

【SNSを活用した土木の広報】SNS、スポーツにより地域建設業の広報を支援する

兵頭 茂樹((株)WINNERS 代表取締役社長)

【マンホール蓋から見た土木】マンホール蓋から広がる下水道と土木への関心

竹中 史朗((一社)日本グラウトマンホール工業会 広報室長)

【写真家から見た土木】インタビュー|「伝わる写真」に不可欠なのは被写体に対する撮る人の熱量

語り手|善本 喜一郎(写真家、(公社)日本広告写真家協会 副会長)
聞き手|石丸 真也(土木学会誌編集委員)/眞鍋 政彦(土木学会誌特別編集委員)

【作業服のプロから見た土木】インタビュー|イメージ革新のきっかけは、顧客の声から-成功の秘訣は「他力本願」-

語り手|丸田 純平((株)ワークマン 東京本部 営業企画部 マーケティング戦略グループ)
聞き手|石丸 真也、長谷川 由布子(土木学会誌編集委員)

【マスコミから見た土木】鼎談|「マスコミ」に聞く広報の極意-知りたいタイミングに届ける性格で読みやすい伝え方-

鼎談者|森野 周(日本放送協会 広島放送局 コンテンツセンター ニュースデスク)/中田 絢子(朝日新聞 東京本社 社会部 記者、土木学会誌特別編集委員)/眞鍋 政彦((株)日経BP 日経コンストラクション編集長、土木学会誌特別編集委員)
司会|鈴木 三馨(土木学会誌編集委員)

編集後記 真っ向から土木と広報に向き合って


論説・オピニオン

土木学会誌では毎号、土木技術者はもとより多彩な方々の見解・見識を『論説・オピニオン』として掲載しています。
『論説・オピニオン』では、土木に関わる多様な考え・判断を紹介し、議論を重ねる契機とすることを目的に、社会に対する土木技術者の責務として、社会基盤整備のあり方・重要性、国際社会における我が国の貢献、地球環境・地域環境保全に対する土木技術者の役割、公共事業をめぐる社会問題など土木を取り巻く広範な問題をタイムリーに取り上げています。
2024年6月号掲載の論説・オピニオンは土木学会noteでも公開しています。

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学会誌編集委員会では、特集・連載などのアイディアや誌面の改善事項を引き出すとともに、委員のモチベーションアップにつなげることを目的に、毎号アンケートを実施しております。
土木学会誌をお読みになりましたら、ぜひご回答くださいますようお願い申し上げます。

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土木学会誌は会員向けの機関誌ではありますが、一般の方でも入手可能です。丸善出版さまで取扱っていただいております。全国の書店へ流通が可能となっておりますので、最寄りの書店様までご注文・お問い合わせください。なお部数には限りがありますので、品切れの際はご容赦ください。

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発行後50年未満の土木学会誌は、土木学会個人正会員(学生会員含む)の方であればWEB上ですべてご覧頂けます。
「学会」というと大学の先生や専門の研究者の集まりのように思われがちですが、土木学会は専門家に限らず、土木工学や土木事業に関心がある方であればどなたでも入会可能です。この機会にぜひ入会をご検討ください。

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公益社団法人として、社会に寄与する技術、学術、文化、人の四輪が融合する場、それが「土木学会」です。現在、学生会員を含めた土木学会個人会員数は約39,000人。土木学会を通じ、さまざまな分野で活躍している会員と交流することができます。
土木学会では、土木の実務や研究に携わる方だけでなく、老若男女・洋の東西を問わず、土木に関心をお持ちのすべての方々の参加をお待ちしております。

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公益社団法人土木学会【公式note】
国内有数の工学系団体である土木学会は、「土木工学の進歩および土木事業の発達ならびに土木技術者の資質向上を図り、もって学術文化の進展と社会の発展に寄与する」ことを目指し、さまざまな活動を展開しています。 http://www.jsce.or.jp/