179. 【ボヤキ】没頭しまくる
①
高校時代のモヤモヤしまくってた時期に戻れるなら、とにかく好きなことに没頭すると思う。
勉強やら人間関係やらそんなものすっ飛ばしてアニメやら本やらドラマやらお笑いやら、とにかくハマったものに没頭しろ!!!と言いたい。
学校の先生や親、身の回りの人が言ってることは気にするな!
自分には通用しない!
そうとにかく言いたい。
②
自分が大人になってから見つけた尊敬する人。
この人カッコいいなと思う人。
考え方に賛成できるなと思う人。
そういった人たちの学生時代の話を聞くと、結構浮いていたり一人で何かに没頭している人たちが多い。
その没頭が土台となりその後の人生に繋がっていっている。
全部投げうって打ち込む。
好きだから他の事を忘れてまで取り組む。
とにかく振り切っていく。
周りの人間など目に入らない。
③
当時の自分を振り返ると没頭するブームみたいなものはいくつかあった。
だがなぜだか少し時間が経つと
どうせこれ本気で没頭したって、すごいといわれるようなそんな領域まで達することはできない。
どうせ元々センスを持った人しか上達していかないんだろう。
と自分の中でブレーキがかかり、だんだん集中できなくなり、なんだかつまらなくなっていってしまう。
それの繰り返しだった。
④
考えてみればもうその時点で「二律背反」の悩みは生まれていた。
これが原因で頓挫したこともたくさんある。
ストレートに磨けば良いものになったかもしれないのに「二律背反」が原因で自ら潰していってしまったこと。
今思えばたくさんある気がする。
⑤
「自分と波長が合う人、物、作品を探す旅」
をまさに今でもずっとしているのだが、これは高校の頃に生まれたんだと思う。
自分の近しい人間関係で尊敬するとかこの人を参考にしようみたいに感じる人はいなかった。
とにかく何かに我慢している印象が強く、そういった環境に囲まれていると面白いと思える瞬間がなくグレーの世界にいるようだった。
だから自分から面白いと思えるものを、楽しいと感じる環境をその時に探し始めたのかもしれない。
ただそういった面白い世界は、物語の世界だったり、テレビの中の話だったり、とても自分から遠いところにあった。
その世界に入り浸ってもすぐ近くのグレーの世界が足を引っ張るのである。
それを振り払ってまで楽しい世界に没頭することが自分にはできなかった。
⑥
没頭している人をみるとなんだか悔しい気分になってしまう。
あのころ頭の中に洗脳の如くこべりついてしまった
「難しい世界だから・・・」
「それでは飯食っていけない・・・」
というような抑圧。
なんであんなに周りは話していたのか?
そしてなんであんなに自分は聞き入ってしまったのだろうか?
好きなことに集中しようとすればするほど、後ろ髪を引かれる力も倍増していった。
きっと自分の力不足なのだろうが、10代半ばの自分に力不足だ!
なんて言い切れるのだろうか・・・
ぶつけようのない悔しさがどうしても家庭環境、親の考え方。そういったものからの影響・・・
それらに八つ当たりしたくなってしまう。
⑦
「まだ若いからこれからだよ」
という言葉をどこまで信じればいいか分からない。
だが残念ながらタイムマシンは開発されていないため過去には戻れない。
今目の前をとにかく一生懸命取り組んで積み重ねていくしかないんだろうと思う。
未だに後ろ髪を引く力は全く衰えない。
「二律背反」問題は本当にしんどい。
早く何とかしてくれ!と思ってしまう。
だが自分の悩みは自分にしか分からない。
だからこそ対処法も自分でしか編み出せない。
でもちょっとの成長でも抱きとめて褒めていけるよう意識したいと思う。