317. 「だが、情熱はある」は参考になる。
絶賛放送中の日曜ドラマ「だが、情熱はある」
若林さんのエッセイを読んでいるからこそ読んだ内容が映像化されているということがとても面白い。
そして泣ける。
自分にはこのドラマは余りにもダイレクトだ。
現在進行形で父親との関係性に悩んでいる自分にとって若林さん役を演じる髙橋海人さんの演技はとても染みる。
父親との掛け合いのシーンはあまりに自分と共感できる点が多く心がキュッとなる。
大人になったことで社会を知り、父親の発言が矛盾している、説得力がない、ということに気付く。
しかし自分自身も経験が浅く、実績の薄さも知っているため反発しても説得力がない。
モヤモヤとした鬱憤だけが溜まっていく・・・
その状況というのが心の底から今理解できる。
食堂でのカニチャーハンラップ。
自分は面白いというより泣いてしまった。
たとえ大したことでないとしても
小さなモヤモヤが積み重なるとものすごい虚しさとなって返ってくる。
素直に笑えなかった。
そして森本慎太郎さんが演じる山里さんは
若林さんとは真逆で母親から常に「すごいね!」と褒められて育った。
正直めちゃくちゃ羨ましいと同時に、そういった環境は自分にとって全く想像が出来ない。
そんな世界も存在しているんだな・・・
という気持ちで見ていた。
お互い育った環境が違う中でそれぞれの苦悩にぶつかっていく。
毎度ドラマの最初に水卜アナの声で「参考にならない」とナレーションが入るが、自分は真逆で参考になりまくっている。
苦悩の中で20代を過ごした二人の未来を今現実世界で見られているのだから。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
現在4話まで放送されたが
ジャニーズの二人が演じている。
って感覚がもう全くない。
それほど二人の役への入り込みが凄まじくて見とれてしまっている。
自分にとって新たな宝物になるようなドラマが今存在してくれて心の底から嬉しい。
本当に嬉しいと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?