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314. 【ボヤキ】突然変異することってないのだろうか?



親からの遺伝、好み、考え方・・・

そういったDNAとは違うスキルに興味を持ち自分に備えようとすることは
自分が本来持っている体質から反してしまうのだろうか?

どれだけ進もうとしてもどこかで越えられない壁にぶつかり
DNA路線に戻されてしまうのだろうか?

DNAに抗って結果を残している人はいるのだろうか?
たくさんいるのだろうか?
それとも全然いないのだろうか?



オードリー若林さんが以前ラジオで

「母親が若い頃島根から一人上京して生活していた。その時の支えが欽ちゃんの番組だった」

と話していた。

後にこの世に生まれて芸人としての道を進んでいく若林さんだが
自分だけがお笑いに興味を持っていたわけでは無かった。

お母さん自身がお笑いを面白いと感じ、その楽しみが普段の辛いことを乗り越える大事な要素になっていたというわけだ。

まったくお笑いに興味がない人と比べて
お笑いの感性みたいなものを少なくともお母さんは持っていた。
そしてその母親の元で生まれてきたということだ。


つまり若林さんの人格形成にはお笑いDNAというものが存在していたということである。



そんな話を聞いてからふと自分に照らし合わせていくと
まるでそういった話がない。

親が好きだったから自分も好きになった。
そして未だにそれは続いていっている・・・
ということがないのだ。


幼稚園のころ元々サッカー部だった父親と公園でボールを蹴っていたりしたが、小学校3年になると見事に野球にハマった。

体育の授業でサッカーの種目があったがドリブルするとすぐ遠くに飛んでいき、コントロールすらできなかった。

その結果野球部に入り小、中と投げることばかりする人生を送ることになる。


また、戦闘機が好きで航空祭などたまに行っていたのだが
見事に自分は電車や高速道路の方が好きになってしまう。


その他にも好きなことがたくさん出来たが
親からの影響で好きになったものはほとんどなく
あーなんか居心地が良いな・・・というものを自分で探し自分で発見していったという感じだ。



社会人になって色んな人と関わって気づいたこと。

それは思いのほか皆親からのDNAが趣味や仕事、自分のスキルに繋がっているんだな・・・ということだった。

自分自身で培ってきた力(後天的な力)だけでなく環境や人格形成などDNAの力(先天的な力)によって大きく助けられている人が山のようにいることを知った。


だからこそ自分はもしかしたらそういったことが悩む原因の一つになっているのかな・・・と感じた。

DNAの力というのをあまり活用できていないのかな・・・と。


でも別に小さい頃から反抗しようと思って、親とは違う道を選んできたわけでは無い。

自然とその時に自分が好きだなと感じたものに飛びついていった結果なのである。


だからこそ複雑だ。


環境や人格形成などのDNAの力(先天的な力)と
自分自身で培ってきた力(後天的な力)の
方向性がまるで逆なのだ。

そのため一つにまとまらなかったり
好きなのに上手くいかないとか
好きなのに集中できない・・・

という状況が発生してしまうのかもしれない。



そんなことを考えていて
「突然変異することってないのだろうか?」
という思いに辿り着いた。

丸ごと変異することは無理だと思うが
人格形成の一部がガラッと変化することってないのかな・・・と。


そういうことが少しでも起きてくれたら
もう少し自分が楽になるんじゃないのだろうか・・・と考えたり。

それともDNAから反することというのは到底無理な話なんだろうか・・・


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最近新たに心地良い場所を見つけた。



ドラマ「だが、情熱はある


TVerの見逃し配信で1話を見た。

2人の過去は参考にはならない、と最初に言っちゃう所もとても面白かった。

ところどころ知っているエピソードが出てきたりして、それが実際に映像となると一気にイメージが増す。

一番は二人の不器用さが本当に良い。
二人の未来を知っているからこそ、その姿になっていく過程が見れてとても楽しい。

もちろんフィクションのところもあるだろうが
事実を組み合わせていることでリアルさが増していく。
二人の演技が似ているのもリアルさが増していく。


久々に毎週しっかり観たいドラマかもしれない。






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