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383. 突然変異を起こせるか?



気が付くと18時ぐらいまで明るくなってきた。


まだ寒さは残るが急に暑くなる日も訪れ始めた。


巷では卒業だ!新年度だ!新社会人だ!


と飛び交う中で、先月と変わらずやることを淡々と積み重ねている毎日だ。




社会人になって気づいた重要なポイント。


それは知らず知らずに自分の中に刷り込まれていった考え方、価値観というものが生きにくくさせる。

ということだ。


「あの人が言っていたから」

「これはこういうもんだから」


社会に出るとそんな言葉をよく聞いた。


あーそうなんだ・・・と流そうとしたが、自分は魚の小骨がのどに残り続けるように完全に流すことは出来なかった。


その後小さなしこりだったものは無意識のうちに大きくなっていって、仕事をする上で集中させてくれない大きな悩みとなった。


何度も何度も「社会はそういうもんだから」と押しつぶそうとしたが、押せば押すほど反発は強くなった。


そこから少しづつ気づき始めた。


潰すものではなく上手く活用するものなのかもしれないと。


本能の叫びだったのかもしれない。



段々としこりを素直に見てあげる方向へシフトチェンジしていった。


そこから新たな道が見えたような気がする。


居心地の良い人間関係を求めていった結果ころころと進み始めた。


運というものを実感したこともなく嫌いで仕方ないのだが、少し実感できるようになってきた。


自分の内面をチェックしては外の世界をのぞく。

その繰り返しをとにかくしていったおかげで自分にとって大事なもの、必要なもの、心地の良いものというのへの感度がだいぶ正確で高くなった。


するとそれに乗っかって何やら運ってものがどんなものなのかも分かってきた。

偶然何かが起こる。
偶然何かを見つける。


そういったことが多少増えてきた気もする。

言葉では言い表せないけど、矢印の角度はちょっと上向きになってきたのかなと。




櫻坂のメンバーを見ていると本当に愛されているんだなと感じる。


表には出ていないが、マネージャー、親、兄弟、親戚、地元の友達、学校の友達・・・

数々の人たちに助けてもらって、注目される場に立っている。


幼少期から丁寧に育ててもらった環境があったからこそ、今の誠実な人格形成に繋がっていっている。


それがまた循環して新たに自分を成長させてくれる人と出会い大きな存在になっていく。


猛烈な上昇気流。別名、運。



自分の立場に置き換えると、残念ながらめちゃくちゃ優遇された幼少期を経験してきたわけではない。


だから持って生まれた運というものはない。

ならばこれからの自分で作っていける範囲の運を強くしていきたいなと。


自分の興味センサーに引っ掛かったものは片っ端から喰いつきたいなと。

自分の興味センサーに引っ掛かった人間との縁は絶対に離したくないなと。



そういったことを意識する毎日。


時間が掛かってもいいのでその意識が大きくなっていつか突然変異を起こしてみたい。


自分の親から連なってきた固定観念、偏見みたいなものをぶった切れるようなそんな新たな気流を起こしてみたいなと。



そんなことあり得ないもんだと思っていたら、最近そんな突然変異を実際に起こした人の話を聞いた。

あり得るんだな・・・という考えに変わってきた。


きっと淡々と当たり前を繰り返していったところに突然変異はやってくるんだろうと思うので、ひとまず不安を静めつつ、やることを淡々とやっていきたい。



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