【SAJ2022】コンテンツ企画委員会メンバー紹介vol.2-Atom Scott氏
SAJ2022コンテンツ企画委員会メンバー紹介vol.2 – Atom Scott氏
2014年にスタートし、今回で8回目を迎えるスポーツアナリティクスジャパン(SAJ)。手弁当でスタートした初回は参加者200名ほどだったSAJも年々大きくなり、リアルイベントとして開催されたSAJ2020では参加者総数1000人に迫る規模まで成長してきました。一方、その裏側でイベントを支える方々の存在はあまり表に出てきていませんでした。今回はSAJの肝となるセッションをつくる「コンテンツ企画委員会」のメンバーをご紹介していきたいと考えています。
イベントとしても組織としても新陳代謝を図るため、今年は少し若いメンバーにも協力していただいています。まずは若手メンバーを中心にご紹介していきたいと思っています。第2弾となる今回はAtom Scottさん(筑波大学大学院)を一問一答スタイルでご紹介します!
- AtomさんとSAJとの出会いを教えてください
高校生の時(2015年頃)にJISSで開催されていたスポーツ×ITのセミナーに全部参加していたと覚えてます。そこで初めてJSAAの多くのアナリストの方々とお会いしました。数年後、幸運にも筑波大の海外研修助成金を受けてMIT SSACに参加することになったのですが、一人で行くのが不安だったので、リーチアウトして、渡辺さんや千葉さんにくっついていきました。たまたまホテルが近くて、夜にモノポリーをやって勝ちましたね(笑)。
- 何故SAJ2022コンテンツ企画委員になったのでしょうか
SAJ2017・2019での登壇経験もありますが、実はSAJ2016から現地参加してまして、毎年多くの刺激を受けてます。縁あって企画委員の話を頂いたときは有意義なセッションを企画できるチャンスだと思い、参画させて頂きました。
- コンテンツ企画委員としてどんなことに取り組んでいますか?
企画の大まかなテーマが決まってからコンテンツ企画委員になったので、誰と喋ったら面白そうかを考えてたりしました。結果的にはRaul Pelaez氏に登壇して頂ける超豪華なセッションになったので公開が楽しみです。絶対見た方がいいですよ!
- これからの時代SAJに期待することはどんなことでしょうか?
オフラインのセッションが多くなり、海外の方に参加して頂くハードルが下がっていると思うので、世界中のアナリストやデータ分析官から話を聞けたら最高です。今年の企画で数十人のリストを作りましたし、Raul Pelaez氏とのセッションをきっかけに国際色豊かなSAJに期待します!
- 現在はどんなことを学んでいるのですか?
現在は筑波大学大学院にてスポーツ×AIに関する研究に従事しています。最近は仮想環境内でAIにサッカーをプレーさせたり、映像から選手とボールの自動追跡する技術を作っています。分野の発展が凄まじいので、トレンドを追うのに必死です。
- Atomさんご自身の今後のキャリアプランをお聞かせ下さい。
自分の将来の夢は人間の動き完全に理解したAIを作ってサッカーをプレーさせることです。機械が身体の動き、人間の集団行動、戦略・戦術を理解するのはかなりの無理難題ですが、それだけ面白くて、実現できたときの応用先がたくさんあります。戦術分析はもちろん、他にも選手の育成や移籍市場、スポーツベッティングにおいても有利になるはずです。
SAJ2019のセッション、「10年後のスポーツアナリストについて語ろう」にて渡辺啓太さんと年収1億円のアナリストになるためにはどうしたらいいか?という夢のような設定について真剣に考えました。3年越しの回答になりますが、今はスーパーなAIを開発することが一つの答えになると信じて頑張ってます!
プロフィール
Atom Scott(アトム・スコット)
1997年(イギリス・ロンドン)生まれ。筑波大学で情報技術を学びながら蹴球部のデータ分析担当を務めた(関東リーグ優勝・インカレ優勝)。現在は筑波大学大学院にてスポーツ×AIに関する研究に従事。シミュレーションやコンピュータビジョンの国際会議において複数回発表。将来の夢は人間の動き完全に理解したAIを作ってサッカーをプレーさせること。
SAJ2017では「『ジャイアントキリング』に必要なアナリティクスとは」、SAJ2019では「10年後のスポーツアナリストについて語ろう」というセッションに登壇。「スポーツデータ解析コンペティション(統数研主催)」や「JSAA Analytics Challenge Cup」」等のデータ解析コンペなどで複数入賞経験あり。
Twitter:@AtomJamesScott
Github: @AtomScott
Atom Scott氏も登壇。豪華スピーカー陣が続々決定!SAJ2022 -スポーツアナリティクスジャパン2022-の情報はこちらから▶︎http://jsaa.org/saj2022/