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【SAJ2021レポート】日本サッカーをマジで強くするアナリティクスとは?

「日本サッカーの強い姿を見たい」

サポーターやスポンサーのこの切なる願いに、今後サッカー関係者はどう応えるべきなのか。本セッションでは、サッカーのアナリティクスをめぐる重要なテーマを、日本スポーツアナリスト協会 産業連携ディレクターの石井宏司氏をナビゲーターに迎え、近年オンラインサロンで分析官を養成し始めたLeo the football氏と掘り下げました。

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日本サッカー界の現状と課題

まずは、現在の日本サッカー界について。Leo the football氏は日本代表のアナリティクスについて、課題や修正点に「気付く」ことはできているものの、それを監督に「伝える」ことや、さらに監督・選手たちが「修正する」という部分が機能していないのではないかと感じるそうです。

2019年に行われたアジアカップの決勝(カタール戦)やその後のコパ・アメリカなどは、課題に気付いていたとしてもそれをどう修正するのか。選手の判断に任せる部分が多かったといいます。

続いてのテーマは日本代表が勝つために何が必要なのか。Leo the football氏は「技術の出し方」をポイントに挙げました。

2018年のワールドカップ・ロシア大会に出場した32カ国のうち、日本は平均体重が最も軽かったそうです。なので、フィジカルコンタクトを避けながら、必要なタイミングでパワーを爆発させるような「技術の出し方」を磨くことが必要というのがLeo the football氏の考えです。

Leo the football氏はサッカーをどう見ているか?

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話題は「戦術分析」にフォーカスしていきます。戦術分析官であるLeo the football氏がサッカーの試合を観る際に注目しているのは「チームの長所をどう生かしているか」、そして「チームの短所をいかに消しているか」。それらが互いのチームでどう噛み合っているかを考えているそうです。

こうしたサッカーの見方を続けていく中で、分析の精度や解像度が上がっていったLeo the football氏。その見方をまねするのは簡単ではありませんが、Leo the football氏は「ボールだけを見ずピッチを俯瞰で見ること」、そして「選手や監督の立場になって考えること」を大事にしているそうです。

アナリストという職業の可能性

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そしてセッションはアナリストという職業について。これまで日本代表やクラブなど、アナリストはチーム単位で雇われることが多かった中、Leo the football氏は「個人分析官」として特定の選手の分析を行っています。セッション内では、具体的にどんなコミュニケーションをしているのかも語られました。

その後、Leo the football氏がYouTubeで行っている「蹴球学」や「レオザ学園」の狙いや意図なども語られてセッション終了。約45分の間に、多岐にわたる話題が詰め込まれた濃密な時間となりました。


JSAAではSAJ2021のアーカイブ映像を2/28まで公開しています。

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