芋女がお洒落に興味を持った話
あなたはメイクが好きですか?
私は、昔はメチャクチャ毛嫌いしてました。
今は好きです。
ノリで資格取っちゃったくらいには好きです。
上手い下手は置いておいて、メイクをする事が好きです。
何故なら、己の顔面を己のスキル次第で変えることができるからです。
そしてそれはすっぴんとのギャップ(技術力)があればあるほど面白い。
皆さんはメイクにどんな印象をお持ちでしょうか。
・かわいくor綺麗になれる
・化粧濃いよりすっぴんやナチュラルメイクが好みだ
・異性に魅力的に見られたいからする
・自分のテンションを上げるためにする
・マナーや身だしなみ
……などなど、色々な印象があると思います。
私は、かつてメイクに対して、
「そんな闇の手術をして何がいいんだ」(厨二並感)
と心の底から思ってました。
イタイですね☺🏥🤕
でも当時は本当にそう思ってました。
自己満日記的に残そうかなと思いつきこの度筆をとってみました。
メイクやお洒落に嫌悪感を抱いていた頃の話
どうしてそんな印象を抱いていたのか。
それは以下の理由です。(主にメイク)
・周りと同じように流されていくのが嫌だったから
・私のような芋顔面がメイクしたところでキツイだけと思っていたから
・メイクの仕方がわからないから
・自分がメイクをして可愛くなれると思えなかったから
・そんな事に興味を持つ自分を受け入れられなかったから
似たようなことを羅列してますが、
要するに、周りと同化してしまうようで、そんな自分が嫌だったからです。
周りにやたら流されないことが自分らしさだと思っていたからです。
中学生はまだしも、高校生くらいになってもこの思考は抜けませんでした。
要は厨二病患者です。
高校にもなれば周りの友人は皆洒落っ気づいてきます。格好も、ヒール、かわいいカバン、アクセサリー、長期休みはネイル、ヘアスタイル、そして化粧。それはもう年頃の女の子の装いです。
しかし私はどうでしょう、学校でもプライベートでもそういった事には興味がわかないままでした。
興味が湧かなすぎて、親や友人に半分叱られながら、オシャレに興味を持ちなさいと度々言われてきました。ティーン雑誌を買い与えられたり、化粧品を頂いたり、洋服や靴を一緒に買いに行ってもらったりしました。
さすがに頂いた化粧品は、メイクを始めるいいきっかけだと捉えるようにして、ファンデーションとマスカラだけは少しずつですがやるようになりました。
ぶっちゃけ格好は服を着てればなんでもいいや。という人間でした。
洋服は母と一緒に買いに行って、母に見繕ってもらっていました。私は興味が無いので、全て任せていて、母がこんなのはどう?というものに対して頷くだけでした。
本当はしてみたい格好があった
しかし、本当の本当は違ったのです。
私も一応年頃の女子なので、身につけるものや見てくれにはメチャクチャ興味がありました。
今まで記述してきたことと矛盾してるじゃんと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、どちらも事実なのです。
じゃあなぜそうなのか。
それは、私がしてみたい、着てみたい格好や装いは、2次元の世界・キャラクターでないと成り立たないものしか無かったからです。
キレイめな格好、カジュアルな格好等々ジャンルがありますが、私が興味があったり、好きなものは、和服、チャイナ服、ゴスロリ、 etc.....
普通に生活してて着ることがない所謂「コスチューム」や「衣装」でした。
バカ正直に言えば、私服としてそういった格好がしたいですが、そんな奇抜な格好を、ましてや(地元の)田舎で、できるはずがありません。そして親にも大っぴらに言えません。
そういう訳で何遍も何遍も
「あなた何か気になる格好とかスタイルは無いの?」
「……いや、特に無いかな。」
というやり取りを母としてきていたのです。
たまに地元でもチャイナボタンやチャイナカラー等を取り入れた洋服や、着物で歩く人、ゴスロリ系のファッションの人を見かけることがありました。そういった人を見かけると羨ましくて必ず目で追っていました。
そして毎回思うのです。私もああなれたらいいのになぁと。
衝撃的なメイク
大学生になって、自分がすきなテイスト(系統)の洋服を身につけるようになりました。格好は可愛い系なのに、メイクはファンデーション、アイライン、チークくらいで相変わらず芋です。ヘアアレンジもしてません。芋女オタクです。
また、少し脱線しますが、ゴスロリ好きな友人にゴスロリを借りて初めて着ることをここら辺の時系列で経験するのですが、衣装を身につけた高揚感と同時に、その服装に合うような顔面をしていない(ほぼスッピンのような私のメイク)事実に打ちひしがれました。
とはいえメイクは高校に比べたらするようになったのですが、個人的に二重じゃないことにコンプレックスがあり、アイプチでどんなに練習しても瞼が重すぎて二重に出来なくて、思い通りにできないという理由でやはりメイクにいい印象がありませんでした。
ある時、私はいつものようにTwitterを徘徊していました。
そこでたまたま流れてきたツイート画像(以下参照)に衝撃が走りました。
(※砂糖るき氏の当時のツイートより画像のみ抜粋)
化粧でこんなに顔面って変えられるんだ……?!?
画像の砂糖るき氏は当時ネットで活動していた人で、特に"整形メイク"でバズっていました。
彼女の顔面激変ぶりに本当に衝撃を受けたのを今でも覚えています。しかも、年齢もほぼ一緒で、出来上がった顔面、髪型、服装全てが、当時私が求めていたもの(憧れの姿)にオールマッチングしたのです。
これだ、こういうのに憧れていたんだ私は。
それまで自分がめざしたいファッションアイコンがひどくモヤがかかっていて、自分でもどんなものに興味があるのか明確ではなかったのですが、この方を知りバチボコに一致しました。
私もこれになりたい。
エンジンがかかるとめちゃくちゃ行動に移すのが早いタイプなので、光の速さで砂糖るき氏のツイッターやら出版書籍やら使ってるコスメやら全て手に入れられるものは手中に納め、ひたすら真似しまくりました。
化粧する時間を捻出してほぼ毎日顔面を描く。
休みの日は描いて落として描いて落としてを無限に繰り返して終わるなんてこともしばしばありました。
そうして無我夢中で何ヶ月かやっていると、あんなに苦戦していた二重も段々と作れるようになったり、その他の部位もそれっぽく仕上がるようになってきました。
人間本気でやると大抵の事は現実にできるのだなと思いました。
センスもなければ技術もないのでそれこそ傍から見ればヘンテコメイクや迷走メイクだったかもしれませんが、メイクに消極的で何にもやってこなかった自分にとってはそんなものでさえも立派だと思えたし、絶対できないと思ってたメイクが意外にできたんだなと自信にもなりました。
そして何よりも、スッピンとメイク後でマジで顔面が違う、別人である事が面白くて仕方ありませんでした。かわいいとかキレイとか似合う似合わないとかむしろどうでも良くなってて、こんなに万人が分かりやすく上達度が分かるものにあまり触れてこなかったため、どんだけ変えられるかばかりに熱を入れ始めました。(それはまた別の話)
"なりたい"を真似てみる
とまぁなんだかんだで私なりのメイクの楽しみ方を知れて、そこからはメイクをするようになりました。
かわいい洋服を着てみたかった。
その洋服に劣らない顔面を作ろうと思った。
これが私が化粧する後押しになりました。
また、自分の中でメイク=甲冑を着ているような、別人のような気持ちになれるスイッチ。自己肯定感上げツール。
になった気がします。
あんなに苦手意識があったメイクも、きっかけひとつでここまで変わるんだなあと我ながら未だに感心しています。
興味が高じて日本化粧品検定3級、2級をしれっと取得してしまいました。どんだけ〜〜。
※画像発掘したので追記しておきます
メイク、まだまだ私は下手だし奥深いものだけど、見よう見まねで十分だと思ってます。
正解とかはなくて、自分が、これがいい。こういうのが好き。そんでそれを表現出来ているならうまいも下手も関係なく素晴らしいことだと思います。
そういう風に思ってるんだよという履歴として自分用に書きなぐってみました。
性別も年齢も関係なく、みんなもメイク、やってみよう!!!!
おわり。
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