【戯言】魔法を使うには高い知性(ING)が必要であることは超サイヤ人をみれば一目瞭然だし、感情をコントロールすることで何かを成せる。
魔法を使うには「魂を込めて」呪文を唱える必要があると言ったが、魂そのものを消費しているわけではない。あくまで魂からでるエネルギーを消費しているだけだ。(重ための作風にしたい場合は魂そのものを消費でもいいかもしれないが、汎用性は低いので割愛)。
さて、このエネルギーをソウルと呼ぶことにする。
ソウルは強い感情によって生まれるものとしていたが、魔法使いが毎回感情を剥き出しにしているかと言うと違う。
今回はそんな矛盾について考察していこうと思う。
そもそも魔法の威力は何で決まるか、もう一度思い出して欲しい。ING(知性)だ。精神力と比例するのは魔法防御の方である。
一般論として、知性が高い方がやはり感情をコントロールできる。「感情のコントロール」と言われるとつい抑える方を想像してしまうが、拡大解釈すれば「感情を操作できる」ということになる。意図的に感情を爆発させることができれば強いだろう。
そして感情を操作することでパワーアップする有名な作品がある。そう、ドラゴンボールだ。
ドラゴンボールではスーパーサイヤ人と呼ばれる、サイヤ人の変身形態がある。「穏やかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めた伝説の戦士」と形容されるように、あれは怒りの力でパワーアップしている。
怒りの力でパワーアップするというような描写自体は、どんな作品でもよく見る。なんなら現実でも、怒りによって急激にパフォーマンスが上がるという話はある。
しかしこの怒りの力は一時的なものに過ぎない。怒りはすぐ冷めてしまう。冷めてしまえば反動がきたようにパフォーマンスは落ちる。
一方スーパーサイヤ人は、いつでもどこでもその怒りの力を覚醒させ、長時間維持し続けることができる。
スーパーサイヤ人の場合は野蛮人だらけのサイヤ人の中で穏やかな心を持った稀有な者が怒りの力を覚醒させることにより、S細胞と呼ばれる細胞が一定量に達することで、肉体を強化させるという設定だが、強い感情の力をエネルギーに変換し、内側ではなく外側、「魔力」に干渉することでその強い願いを叶えるというのが魔法なのだろう。
このように感情の力を上手くコントロールすることができれば劇的にパワーアップもできるし超常現象も起こせる。すごい!
知性というのは、知識量とか頭の良さだけではなく、ある意味人間性も含めた評価というイメージもある。
強い怒りや強い願いも、そのまま暴走させてしまえば、ただ我儘で迷惑な人にしかならない。強い願いは持ったまま、ただ発散させるのではなく原動力とすることで、何かを成すことができるし魔法も使える!!!!
そういう意味で、魔法による攻撃力は「知性」が重要なのかもしれない。