2021.05.26【Report】2k540 AKI-OKA ARTISAN「ものづくりの街」10年目の新たな試み
「2k540 AKI-OKA ARTISAN(ニーケーゴーヨンマル アキオカ アルチザン)」とは
2011年9月にグランドオープンし、JR秋葉原駅と御徒町駅間の高架下に“日本のものづくり”をコンセプトとし誕生した、ものづくり職人の工房とショップがひとつになった商業施設です。木工、布、革、器などの職人と直接話ができ、ここでしか買えないオリジナル商品に出会い、ものづくりの体験が出来るワークショップなども楽しめる50ものショップが集まっています。施設名称の「2k540」は鉄道用語で東京駅を起点とした距離を表す「キロ程」から、東京駅から2k540m付近にあること、「AKI-OKA」は秋葉原と御徒町の中間にあること、「ARTISAN」はフランス語で「職人」を意味しています。
次の10年をつくる
2k540は今年で10周年を迎えます。これまでもものづくりの面白さを発信してきた2k540ですが、新たに今年からはじまり商店街さん※とタッグを組むことになりました。
これまで以上に2k540のものづくりとそれに関わるみなさまや、周辺地域とのコミュニケーションと連携を深めながら、リアルな場を活かしたワクワクする体験や価値を様々なかたちで届けていきます。
※はじまり商店街は、「場所に捉われずに、個人/組織課題を共有する場をデザインするコミュニティビルディングカンパニー」として、数々のコミュニティ支援やイベントの企画・運営等を手掛けています。
第一弾オンラインイベント 高架下ものづくり会議開催
10周年にあたり、2k540 に出店するものづくりのショップや周辺の地域プレイヤーをお招きして「ものづくり」や「クラフト」、「秋葉原、御徒町エリア」の魅力について発信するオンライントークイベント「高架下ものづくり会議」を行います。
初回の2021年5月14日(金)では2010年12月の第一期オープンから店舗を構える「あー」と声に出るその感嘆詞をブランド名にしたジュエリーショップA:buchiadot(アーブチアドット)のトウダアサコさんと片山文さん、北海道・旭川の木工クラフトメーカー『ササキ工芸』の直営木製雑貨店nocra(ノクラ)※の石島卓也さん、加えて、当社担当の安部功太郎さんも参加し、安部さんは2k540のオープン当時はなんと高校生、2k540の高架下開発を見て入社を志したという感慨深い話がありました。
(※2023年5月に閉店しました)
クリエイターのリアルな声を届ける
第一部では、ゲストの方々がものづくりに携わるようになったきっかけや出店に至った経緯、各店舗のものづくりへの拘りが語られ、10年を共に過ごした仲ということもあり笑顔が絶えず、聞いているこちらも温かな気持ちになりました。
第二部では、9つのテーマで話が弾み、特に印象的だったのは、自身の専門外の素材を組み合わせてものづくりをしたいと考えたとき、身近にそのプロがいて、技術的な話や金額感など、日常の立ち話の延長で相談しやすく、自然とコラボレーションという流れになり、ものづくり職人が集まるが故の2k540の環境が、ものづくりの良い循環を生み出しているということでした。
アーカイブとしてこちら(Facebook)から視聴可能です。
ものづくりの面白さ伝え続けます
このオンライントークイベントはこれからも続きます。5月28日(金)開催の第二回目は「手仕事に求められる編集するチカラ 〜「食」と「ジュエリー」から紐解く未来のものづくり〜」と題して、石島さんからバトンを受けた遊食家Booの高木哲哉さんと、トウダさん、片山さんからバトンを受けたMASAAKi TAKAHASHiの高橋正明さんをゲストにお迎えし「食」と「ジュエリー」という異なる視点から「ものづくりへの考え方」や「ものづくりの未来」についてお話しいただく予定です。
これからの2k540に是非ご期待ください。
・施設名称 2k540 AKI-OKA ARTISAN
・所 在 東京都台東区上野5-9
(JR秋葉原駅と御徒町駅間の高架下)
・営業時間 11:00-19:00※(水曜定休日)
※一部店舗は営業時間が異なる場合があります
・アクセス JR山手線 秋葉原駅から徒歩6分
JR御徒町駅から徒歩4分
東京メトロ銀座線 末広町駅から徒歩3分
取材編集/くらしづくり・まちづくり室
関連リンク
2k540公式サイト : https://www.jrtk.jp/2k540/
2k540公式Instagram : https://www.instagram.com/official_2k540/
(この記事は当社webサイトから修正、再掲したものです)