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2024.02.07【Report】ビーンズ赤羽 いろどりチャレンジショップでつながる地域の輪

JR埼京線・京浜東北線・高崎線・東北本線「赤羽駅」直結の商業施設「ビーンズ赤羽(東京都北区)」において、地域で起業・創業にチャレンジする人たちのショップ、イベント、ワークショップが多数出店する「いろどりチャレンジショップ」が2023年11月18日(土)、12月16日(土)、2024年1月20日(土)に開催されました。 3回に分かれて開催されたイベントの共通テーマは“大きな家族”。来場されるお客さまも出店者も地域にお住まいの方が多いことから、ひとつの大きな家族となって地域を盛り上げていきたいという想いが込められたテーマの通り、イベントは盛況となりました。賑わいに包まれたイベント内容とその背景を紹介していきます。


わたしづくり・まちづくり はじめの一歩のサポート

「いろどりチャレンジショップ」を手がけるのは、北区政策提案協働事業にも採択されている特定非営利活動法人 彩結びさん(以下「彩結び」)。副業を可能とする会社や、リモートワークの増加といった社会情勢と併せて、出産・子育てを機に働き方、生き方を見直してキャリアチェンジする女性が多く、その一つの選択肢として「起業・副業」を視野に活動する方が増えていることから、「起業の芽」と出会い、始めるきっかけや創業に繋げるサポートを行っています。「いろどりチャレンジショップ」もその一環で、定期的な実践の場としてチャレンジショップを企画し、地域住民として主体的に北区・赤羽のまちの賑わいづくりや、地域に根ざした創業予備軍のつながりをつくることで、地域活性化に取り組んでいます。

たくさんの笑顔であふれるショップやステージに

ターミナル駅直結のビーンズ赤羽はまさに老若男女問わず、さまざまな方が利用されています。どの世代の方にもお楽しみいただけるよう、お菓子やパンといった食品の販売、手作りカードや草木などの自然素材にふれて楽しむワークショップから、出張撮影サービスや整体サロンといった幅広いラインナップで出店されており、賑わいを見せていました。また、イベント特設ステージも設けられ、音楽の演奏、乳児さんと幼児さんのハイハイあんよレース、子どもたちによる合唱やチアダンスといったタイムテーブル時には、来場されたお客さまも足を止めてひと時を楽しんでいたようです。
今回のイベントに至る経緯や感想など、彩結び共同代表理事である渡邉麻純さん、佐野愛子さんに、お話を伺いました。


経験を活かした創意工夫でイベントの主旨を伝えたい

佐野:ビーンズ赤羽は人が多く行き交う場所なので、そこでイベントを開催することで、いろいろ経験を積めることから、チャレンジさせてほしいとお伝えし、話が進んでいきました。8月ごろからチャレンジメンバーで交流会・話し合いを重ね、企画を練りました。(写真中央)
渡邉:ただ、第一回のイベントでは、立ち寄ってもらうことに対しての工夫ができておらず、人気のステージが終わるとすぐに帰られてしまったので、第二回ではステージとショップを紐づけられるようスタンプラリーを導入しました。回を重ねるごとに反省点を工夫して改善することで、来場してくださった方に応援してもらい、イベントの主旨が伝わることを目指していきたいです。メンバーの方々も、一人だとビーンズ赤羽でお店を開くことはできませんが、彩結びと北区役所、ビーンズ赤羽のご協力があって出店できることを喜んでくれています。(写真右側)


双方にメリットある施策 より身近な場所への第一歩

当社で今回のイベントを担当した三原啓明さん、大久保伸さんに、開催の背景や今後の展望についてお話を伺いました。
三原:赤羽SCの地域共生の取り組みとして地域イベントは形にできていたので、コミュニティ形成を重視し、かつある程度の頻度で持続できる取り組みが出来ないかと考えていたところ、彩結びさんから地域の起業家支援のお話をいただき、双方にメリットのある施策が出来るかもしれないと思ったのがきっかけでした。
大久保:将来、ビーンズ赤羽が、赤羽に住む方々にとって、より身近な場所になることを目指しています。そのためには、地域の方々とつながりを持つことが重要であり、「いろどりチャレンジショップ」の開催はその第一歩だと考えています。出店者の方々とともに多くのイベントを開催し、「ビーンズに行けば何か楽しいことがある」という館のイメージを創り上げていきたいと思います。

・施設名称:ビーンズ赤羽
・所  在:東京都北区赤羽1-1-1
・アクセス:JR埼京線・京浜東北線・高崎線・東北本線
      湘南新宿ライン・上野東京ライン
      赤羽駅直結

取材編集/くらしづくり・まちづくり室



株式会社ジェイアール東日本都市開発 ショッピングセンター事業本部 赤羽ショッピングセンター

三原 啓明みはらひろあき

2007年入社。主にビーンズ赤羽の販促業務を担当。地域共生の取り組みは手探りの部分が多く、最近では少し手応えを実感できるようになってきたものの、まだまだ模索しながら取り組んでいる。なにより、熱心な地域の方々からの提案は、自分自身への刺激になりパワーに変換されているとのこと。地域と二人三脚で盛り上げていくショッピングセンターを目指している。

大久保 伸おおくぼしん

2021年入社。シャポー市川に初期配属となり、2年後の2023年7月にビーンズ赤羽に着任。館全体の販促業務を担当する中で、彩結びさんとのチャレンジショップやキタマルシェさんとのキタテラスマルシェなどの地域共生施策に携わっている。地域の事業者とビーンズ赤羽が共に成長していくことを第一に考え奮闘中。

(この記事は当社webサイトから修正・再掲したものです)