2022.07.27【Interview】スタジオメイクオーバー武蔵浦和 目指すは多世代に親しまれるコミュニティプレイス
JR武蔵浦和駅〜北戸田駅間高架下の中間地点にある施設・スタジオメイクオーバー武蔵浦和(埼玉県さいたま市)は、2021年8月に直営化してからもうすぐ1年になります。施設コンセプトは、“もうひとつのおうち”。中に入ってみると、おしゃれなキッチンスペースや様々な仕掛けにワクワクする大きな遊具、リモートワークや読書にぴったりなデスクスペースなど、日常の延長線上で“ふだんづかい”したくなるような設備が広々とした空間に設けられています。
今回は、スタジオメイクオーバー武蔵浦和店長の 三浦 まゆ さんと埼京支社の 松本 佳苗 さんに、普段の業務のお話や直営化によって変化したこと、これからのスタジオメイクオーバー武蔵浦和についてお話いただきました。
最初は近隣への挨拶周りで直接接点づくり
三浦:スタジオメイクオーバー武蔵浦和の店長を担当して2年目です。スタジオメイクオーバー武蔵浦和はJR武蔵浦和駅〜北戸田駅間高架下の中間地点にあって、周辺地域の皆さまに日々来ていただける“もうひとつのおうち”のようなコミュニティプレイスを目指しています。2018年にテナントとしてオープンした後、2021年に直営化し現在に至ります。
日常的な業務としては、店舗運営のほかInstagram・LINEなどのSNS運営を行っています。
着任したばかりの頃は、集客ができておらず施設内外でお客さまとのつながりがなく、施設パンフレットもありませんでした。そこから、託児所などの近隣施設にご挨拶に伺ったりお客さまとの接点をひとつずつ作っていったりすることで、少しずつ施設を認知していただけるようになりました。
店長経験を活かして担当に 三浦店長と二人三脚
松本:私は2007年に入社して以来、十年以上様々な飲食店の店長として店舗運営のノウハウを現場で学んできました。その経験を今度はスタジオメイクオーバー武蔵浦和で活かすべく、物件を所管する埼京支社に異動してきました。三浦店長のサポート役として一緒にスタジオメイクオーバー武蔵浦和を良いものにしていこうと二人三脚で動いています。
スタジオメイクオーバー武蔵浦和が掲げている“コミュニティプレイス”は、飲食店とは異なり「ここでは○○を商品として扱っている場所です」と一言で伝えることが難しい、あまり例の無い自由度の高い施設です。飲食店の店長経験とは別の発想・考え方が必要になるので、三浦店長から施設の在り方のイメージを聞いて、その実現のためにどうしようか、ということを一緒に考え奮闘しています。
施設のレベルアップのため直営化が実現
松本:店舗運営を委託していた時期は、運営に関して細かに口を出したり手を出したりすることはやはり難しかったんです。やるべきことのスピード感・クオリティに関しても、運営会社との間にズレがありました。この施設をもっと積極的に良くしていきたいのであれば、運営が得意な当社の物販・飲食事業本部に任せたらどうか、という考えから直営化が実現しました。
三浦:直営化したお陰で、これまで以上にひとつの大きなチームになり、一緒になってスタジオメイクオーバー武蔵浦和をより良くするために話し合えるようになった点が嬉しかったですね。設備に関しても、直営化前はなかなか予算が下りず環境を整えられなかったことがありましたが、今ではきちんと対応してもらえるので安心してひとつひとつ課題が解決されています。
ゴールからの逆算思考で今すべきことを明確に
松本:今後の課題としては、コミュニティプレイスとして人が集う場所にするためにどうするか、という点です。現在、三浦店長のSNS発信やスタッフの頑張りのお陰で、土日の利用は増えてきています。ただ平日の利用者の伸びが少なく、今来ていただいているママさん世代以外でもっと日常的に使ってもらうとしたら……という観点で、シニア世代の集客について検討しているところです。シニア世代に来ていただける施設になるためには、今のままでも大丈夫なのか、何かサービスを強化する必要があるのか、この辺りはお金が動く話なので「こういう施設にしたい」というゴール設定とそこからの逆算が必要だと感じています。今の段階で、このゴールへの道筋が定まっていない点が課題ですね。
誰でもおうちのように過ごせる施設を目指して
三浦:スタジオメイクオーバー武蔵浦和の理想像は、コミュニティプレイスとして、同じ空間でリモートワークをしている方やキッチンで料理をしている方など、様々な世代・属性の方に利用していただける施設になることです。今施設内では、テイクアウトなどの小売りもしていますが、飲食店などの施設と似たようなことをしていても発展しないのでは、と感じています。現在主に利用いただいているお子さま連れのママさんに限らず、シニアの方や学生の方にも利用いただいて、“おうち”のようにリラックスして過ごせる施設になったら、他にはない特別な場所になると思います。世代を超えた子どもとシニアの交流の場になり、誕生会をその場の利用者みんなで祝えるムードなどが生まれるような、“モノ”ではなく“コト”でつながるコミュニティプレイスを目指していきたいと思います。
施設概要
・施設名称 STUDIO makeover 武蔵浦和※1
・所 在 埼玉県さいたま市南区内谷7丁目9−1
(JR埼京線 武蔵浦和駅~北戸田駅間高架下)
・営業時間 詳しくは公式ホームページをご覧ください
・入館料金 1人3時間800円※2
延長料金:お一人様30分ごと100円
個室料金等詳細はHPをご確認いただくか、
電話でお問い合わせください。
・電話番号 048-708-2137
・アクセス JR武蔵野線 武蔵浦和駅から徒歩15分
駐車場(フタバ図書駐車場)有り※3
※1 2021年8月より当社直営店舗となりました
※2 1歳未満のお子さまは無料
※3 ご利用には駐車券が必要となりますので、
店内レジまでお立寄りください。
取材編集/くらしづくり・まちづくり室
株式会社ジェイアール東日本都市開発 物販飲食事業本部 スタジオメイクオーバー武蔵浦和 店長 三浦 まゆ
2022年入社。武蔵浦和・北戸田間を繋ぐコミュニティプレイス、STUDIO make over武蔵浦和の店長を務める。
音楽大学を卒業後New yorkへ留学し、音楽活動を通じて人との繋がり方を知る。現在はお客様との心地よい会話や距離感のつくり方を磨き、SMOファンが増える様日々取り組んでいる。またSNS等の広告業務も担当し、認知向上や集客力を高めるため運用スキルを学ぶ。
株式会社ジェイアール東日本都市開発 埼京支社開発管理一部 松本 佳苗
2007年入社。物販飲食事業本部で様々な業種、業態の店舗で長年店長として勤務し、店舗運営の難しさや楽しさ、人財育成の大切さを学ぶ。2020年11月から埼京支社開発管理一部でSTUDIO make over 武蔵浦和を担当。これまでに培ったノウハウを活かして運営のサポートを行う。いろいろな人との出会いを大切にし、地域に寄り添ったくらしづくり・まちづくりの実現に取り組んでいる。
関連リンク
STUDIO make over 武蔵浦和
https://www.jrtk.jp/makeover/
(この記事は当社webサイトから再掲したものです)