【シティS3予選全勝ベスト4】新しいブジン◯◯の形:ブジンエンテイパルキア【全文無料】
はいどうもこんちゃす!
『友人の対面で後1ヨガループ決めたらバトルVIPパス折られた人』ラルダです。
(※身内ノリです)
今回は2/11のシティリーグで予選全勝ベスト4という好成績を納めることができたデッキ『ブジンエンテイパルキア』についての解説記事となります。(尚その1週間後に同じ60枚で出場したCL福岡で3-3ドロップしたのは内緒)
Eレギュ落ち後のブジンといえばチャーレムVやあなぬけのヒモのレギュ落ちによりパワーが落ちたと思う方もいらっしゃるかと思います。
しかし実際にはプライムキャッチャーの追加やHP60以下のたねポケモンの採用率増加など、むしろ環境的には追い風となっています。
何より意表がつける。(←言いたかっただけ)
①このデッキが生まれたわけ
Eレギュレーションのカードが使えなくなるまでは『ギラティナリーフィア』という、ロストギラティナにリーフィアV・VSTARを採用したちょっと変わったデッキを好んで使っていました。
筆者の推しポケモンがリーフィアとエルレイドなのですが、推しポケモンをデッキに入れるとモチベーションが上がり、ただ単に勝つことよりも推しポケモンと一緒に戦うことに喜びを感じる、そんなプレイヤーです。
レギュレーション変更でEマークのカードが使えなくなることにより、ついに相棒だったりょくかさいぼうのリーフィアVとお別れに…😭
新しいレギュレーションの相棒デッキはどうしようかと考えており、真っ先に思いついたのが『エルレイドの未来の姿』である『テツノブジン』でした。
元々ブジンウーラも使っていたのでとっつきやすいテーマでしたが、このデッキもまた連撃ウーラオスやチャーレムのレギュ落ちにより使えない事態に…
さてどうしたものかと頭を悩ませていたところ、フォロワーであるうしこさんのとあるツイートが流れてきました。
思わず「これだ!!!!!」と脳内で叫びました。
バトルVIPパス、あなぬけのヒモ、メロンなどレギュ落ちで使えなくなってしまうカードを抜いて上手く組み換えれば使えそうだと思い、早速組んで身内との新レギュ環境対戦会に持って行きました。
最初は強いかどうか半信半疑でしたが、いざ対戦してみると想像以上に感触が良く割と安定して回ったので、「新レギュ環境1発目はこれで行くぞ!!」と決意しました。
『噛めば噛むほど味が出る』自分好みのデッキに仕上がったと自負しています。
②デッキコンセプトについて
このデッキのコンセプトは『やられる前にやる』です。
ビッパ・ポッポ・セビエ等のシステムポケモンを進化する前に潰していき、相手のやりたいことをさせずに対戦の主導権を握って勝利を目指していきます。
その為、極力メタカードは入れずにシンプルなデッキ構成を目指しました。
他のデッキタイプに比べて勝つ時も負ける時も早い方なので時間をさほど気にする必要がなく、時間切れ両負けしょーもなと思ってる方にもオススメです。
逃げれば1つ。進めば2つ。
とにかく進んで進んで突き進め。
そんなデッキです。
③各採用カード解説
※全カードを解説すると膨大な量になるため、当記事ではポケモン、一部のグッズ、サポート配分、エネルギー配分についてのみ解説します。
1.ポケモン配分
・テツノブジンex 4枚
このデッキの核。ワンキルや打点調整などなんでもござれ。
盤面に置くのは基本的に最大3体までになるので1枚減らすのも無くはないが、ワンキルが狙える場面でサイド落ちしてると泣くことになるので4枚必須。
こいつのSARほんまイラストカッコ良すぎて…
・オリジンパルキアV、VSTAR 各2枚ずつ
メインアタッカーその1。
2エネ最大260打点という破格のコスパ。
タキオンビットとの相性最強。
おなじみスターポータルも強力で、自身にエネ加速して速攻するもよし、ゲッコウガに付けて手裏剣撃つもよし、テツノツツミに付けて進化ポケモンを詰ませたりと選択肢も豊富。
アローラロコン対策にはタキオンビット2回+ハイドロブレイクで突破したりするので覚えておくと良いでしょう。
・エンテイV 2枚
メインアタッカーその2。
特性しゅんそくによるドローやマグマの滝壺による後1からの殴り出しなど、このデッキにおける潤滑油。
バトル場で番を返してもルギアVSTARやトドロクツキexといった220打点のポケモンに倒されにくいHP230という数値も魅力。
パルキアとエンテイ、相手のデッキタイプや盤面の状況に合わせて柔軟に戦えるよう各種2枚ずつの採用。
・イキリンコex 1枚
初ターンのドローエンジンでお馴染みの鳥。
初手の事故回避や先攻ワンキルの成功率向上など仕事は様々。
とはいえこのデッキコンセプトの関係上出してしまうとベンチがカツカツになってしまうため、イキリテイクを使う必要のない場面では出さないのが吉。
あとたま〜にきあいをいれる使います。
・かがやくゲッコウガ
ドローエンジン兼サブアタッカー。過労死枠。
マグマの滝壺、スターポータルとこのデッキのシステムとの噛み合いは最強。
タキオンビットと組み合わせることで本来取れないHPラインのポケモンをげっこうしゅりけんで取れるようになるのが最大の魅力。
チャーレムVが離脱した穴はこいつが埋めてくれています。
・テツノツツミ 1枚
帰ってきたあなぬけのヒモくん。
ネストボール、ハイパーボール、テクノレーダー、カイと持ってくる手段も豊富。
こいつがいるとサイドプランをずらす相手の立ち回りを抑制し詰み盤面を作りやすくなります。
技も優秀で、単騎で突っ込んでくる進化ポケモンを詰ませることも可能。
ミストエネルギーは知らん。
2.グッズ(一部のみ抜粋)
・ロストスイーパー 1枚
このデッキが中打点を出し続けるデッキである都合上、勇気のお守りやヒーローマント等の耐久を上げるどうぐが厳しいため採用必須。
とはいえ複数枚積むのは現実的ではないため1枚のみ採用。
・大地の器 1枚
かくしふだでのドローやマグマの滝壺やスターポータルを使用しやすくするための手段として1枚採用。
カイでかがやくゲッコウガと大地の器を持ってくる動きがかなり強い。
・すごいつりざお 1枚
オリジンパルキアVSTARを博士の研究等で巻き込んでトラッシュしてしまった場合やエンテイVを3回使用したい場合、テツノツツミの特性を再利用したい場合などに使用するため1枚採用。
筆者はリソース管理に自信が無いため採用しているが、リソース管理自信ニキの方はこの枠を切ってドロサポを増やしたり大地の器の2枚目に変えるのが吉。
3.サポート配分
・博士の研究 4枚
デッキコンセプト的にボール系のカードや入れ替え札等手札リソースの消費が激しいため、1枚でも多く手札を補充したいため4枚確定。
3枚以下は甘え。
・ナンジャモ 2枚
お馴染みクソ強妨害カード。
当構築においても試合終盤に相手の手札(に持っているであろう)ボスの指令等の重要パーツを流して勝負できるように採用。
当構築のコンセプト上先にサイドを先行する展開が多く、他のデッキタイプに比べてこのカードを強く使える場面が少ないため2枚までの採用としました。(本当はナンジャモのSRを2枚しか持ってなかったからなんて言えない…)
・アクロマの実験 2枚
博士の研究に次ぐドロサポ。
現状の手札をキープしたまま山札を引きたい場面で有効に使えるため採用。
今後の追加カード次第ではこの枠を別のサポートに変えるのもアリ。
・カイ 2枚
元々メロンだった枠。
オリジンパルキアVSTARに進化させやすくするために採用。
タキオンビット1回分足りない時に入れ替え札を持ってきたりエネルギーが欲しい時に大地の器を持ってきたりと用途も豊富。
プライムキャッチャーとの相性も良好。
採用している水ポケモンの枚数的に2枚がベスト。
・ボスの指令 1枚
調整段階では採用していなかったカード。
元々はこの枠をアクロマの実験の3枚目にしていたが、裏を呼ぶ手段がプライムキャッチャーのみでは流石に限界があると判断し泣く泣く1枚採用。
欲を言えば2枚欲しいところだが、タキオンビットやげっこうしゅりけんでサイドを取り進める場合ゲーム中に裏を呼ぶのは最低1回で済むため1枚のみ採用。
4.エネルギー配分
・ジェットエネルギー 2枚
主にエンテイVやかがやくゲッコウガがワザを使い易くするために採用。
増やしすぎると基本エネルギーの枠が減りワザが使いづらくなってしまうため最大でも2枚がベスト。
後1バーニングロンドの確率を上げたい場合はこの枠を1枚減らして炎エネを1枚増やすのが吉。
・基本炎エネルギー 3枚
エンテイVを2面で戦うプランを取る場合に最低でも各1枚ずつ必要+1枚サイドに行く可能性を考慮し3枚での採用。
げっこうしゅりけんを撃つターンにたま〜にかがやくゲッコウガに付けたりもします。
・基本水エネルギー 5枚
オリジンパルキアVSTARを2面orオリジンパルキアVSTARとかがやくゲッコウガで戦う状況が多く、その場合には最低でも各2枚ずつ必要+1枚サイドに行く可能性を考慮し5枚での採用。
メロンがレギュ落ちしたことでパルキアへの手張りの重要さが以前より増したため1枚増やすのもアリ。
④採用を検討したが候補から外れたカード
1.ワザマシン デヴォリューション
対悪リザ最終兵器。
悪リザ対面の勝率を上げるなら採用すべきカード。
このカードを採用する場合、タウンデパートやペパーも入れて引き込みやすい構築にする必要があります。
その場合この構築の安定感が悪くなってしまうこと、また採用しても博士などで巻き込んでトラッシュしてしまい使いたい場面で使えない可能性が高いため不採用としました。
2.ペパー
カイの枠を1枚減らして採用を検討したカード。
この構築において持ってこれるどうぐがブーストエナジー未来2枚だけであり、すでに場のテツノブジンexにブーストエナジー未来がついている場合死に札になってしまうため不採用としました。
デヴォリューションを採用する場合セットで採用したいカードその1。
3.タウンデパート
マグマの滝壺の枠を減らして採用を検討したカード。
ペパーと同じ理由で不採用としました。
デヴォリューションを採用する場合セットで採用したいカードその2。
4.マツバの確信
アクロマの実験に代わるドロサポとして採用を検討したカード。
手札1枚トラッシュで最大5枚まで引ける割とコスパの良いサポートとして注目。
しかしながら、バーニングロンド、あくうのうねり共にお互いのベンチポケモンの数を参照してダメージが上がる関係上、このデッキと対面している相手はベンチを絞って戦う戦法を取ることが多くなります。
その場合マツバの確信で引ける枚数が少なくなり、この構築とは相性が悪いと判断し不採用となりました。
5.エレキッド
ジェネリック連撃ウーラオス。
タキオンビット2回+バリバリショットでHP70のポケモンを倒せるようになるため採用を検討。
エレキッドを置くためのベンチ枠が無いこと、かがやくゲッコウガと役割が似ていることから不採用としました。
また環境にHP70のポケモンの採用が増えてきた場合に採用検討の余地あり。
⑤各対面の有利不利について
筆者の個人的主観ですが、ざっとこんな感じです。
ピジョリザ…微不利
ビーダルリザ…不利
パオジアン…有利
アルセ◯◯系統…不利
ルギアチラチーノ…微有利
古代バレット…有利
炎ロストバレット…微有利
水ロストバレット…五分
サーフゴー…有利
ミライドン…五分
サーナイト…有利
主に有利となるのが
・自ら盤面を展開していくデッキ
・低HPのポケモンがメインで構成されているデッキ
となります。
これらのデッキタイプであればタキオンビットで低HPのポケモンを取りやすく、エンテイVやオリジンパルキアVSTARが最大打点で殴りやすくなるためサイドレースを有利に進めることができます。
逆に、
・HPラインが高いポケモンメインで構成されているデッキ
・さほど盤面を展開する必要が無いデッキ
に対して滅法弱いです。
タキオンビット、バーニングロンド、あくうのうねり、どれもこれらのデッキタイプとは相性が悪いため苦戦を強いられることになります。
エンテイVの水弱点、オリジンパルキアVSTARの雷弱点も気をつける必要があり、迂闊に並べるとエンテイVにげっこうしゅりけんで180ダメージ乗せられたり、ごっつぁんプリファイでオリジンパルキアVが取られたりするので置くポケモン、タイミングは注意しなければなりません。
あとこのデッキ、ミミッキュにお守り付けられるだけでかなりしんどいです。
⑥このデッキを使う上で気をつけるべきこと
1.ワンキルを狙う、狙わないの判断
恐らく皆さんがブジン◯◯というデッキタイプを聞いて真っ先に思い浮かぶのが『先攻ワンキル』かと思います。
HP60のポケモンをタキオンビットで倒し切るのに必要なカードは
・テツノブジンex3枚
・入れ替え札3枚
の合計6枚です。
初手の7枚+番始めに引く1枚でこれら全てを引けることはほぼ無く、イキリテイクを使って揃うのも体感で50%あるか無いかといったところです。
ワンキルを狙いにいって失敗した際、場にイキリンコが残り盤面をフルに活かせなかったりエンテイやパルキアのアタッカーを準備出来なかったりといった弊害が起こってしまいます。
まさに諸刃の剣…
初手の手札を見てワンキルできる可能性が低い場合には無理に狙いに行かずにゆっくり盤面形成をしていった方がいいです。
2.エンテイのHP管理
エンテイVの230という数値はたねポケモンでありながら高水準な数値で、トドロクツキexのカラミティストームやルギアVSTARのストームダイブといった220打点のワザを耐えることができます。
しかしながらマグマの滝壺を使用してエネルギー加速をするとHPが210になりこれらのワザを耐えることができないばかりか、サイドを1取った状態の悪リザードンexのバーニングダーク210打点で簡単に突破されてしまいます。
210〜220打点のワザが飛んでくるデッキタイプに対してはあえてマグマの滝壺を使わずに番を返したり、マグマの滝壺で乗ったダメージをいれかえカートで回復させたりして、なるべくエンテイVのHPがMAXの状態を維持しておくとゲームを有利に進めやすくなります。
3.できるだけパルキアに手貼りする
「エネ手貼りとか何当たり前のこと言ってんだ」なんて思われるかもしれません。
E〜Gレギュレーションまではメロンの存在により、パルキアに手貼りができない場合でもエネルギーの供給が間に合いました。
しかしながらメロンがレギュ落ちした今、以前にも増して毎ターンパルキアに水エネルギーを手貼りすることが重要になりました。
もちろん手貼りできなくてもスターポータルでエネ加速はできるのですが、早い段階でスターポータルを切ってしまった場合、
・2匹目のオリジンパルキアVSTARの育成
・げっこうしゅりけん
・れいきゃくジェット
の択が無くなってしまい、試合後半の展開次第では泣くことになります。
最悪手貼りが出来なかった際はスターポータルで最大値の3枚加速ができるように水エネルギーを3枚トラッシュしておきましょう。
とにかく温存できるならギリギリまでスターポータルを温存しておくのが吉です。
4.テツノブジンexを場に置く枚数にについて
考え方は至ってシンプルで、相手のデッキがHP60以下のたねポケモンがメインで構築されている場合は3枚、HP70以上のたねポケモンがメインで構築されている場合は2枚置きます。
最近の構築では悪リザにおけるヒートタックルのヒトカゲやサーフゴーにおけるなかまをよぶのコレクレーなど、HP60以下のポケモンの採用が増えています。
例えば相手の展開札がなかよしポフィン1枚しか無かった場合、あらかじめこちらの場にテツノブジンexを3枚用意しておくと、相手にタキオンビット3回で1枚取られることを想定して2面置くか、はたまたげっこうしゅりけんをケアしてマナフィとセットで置くかの択を押し付け、展開札をさらにもう1枚要求させることができます。
逆にロストバレットや古代バレットなど、タキオンビットだけで取れるポケモンがいない対面の場合は火力補助として使うのがメインとなるため、アタッカーをフルで用意できるよう最大でも2枚まで展開します。
これらのデッキにほぼ入っているかがやくゲッコウガをタキオンビット2回+げっこうしゅりけんで倒せるように2枚展開しておくとゲームを有利に進めやすいです。
ブジンエンテイともブジンパルキアとも違う、新しい形『ブジンエンテイパルキア』について紹介させていただきました。
これからこのデッキを使ってみたい、使ってみようと思ってくださるようできるだけ簡潔に、分かりやすく解説させていただきました。
自分自身もまだまだこの構築には研究の余地があると感じており、今後の環境の変化にも対応できるようチューンアップを続けていく所存です。
もしこの記事を読んでもイマイチ分からない部分などあればX(旧Twitter)でも質問を受け付けておりますのでお気軽にお尋ねくださいませ。
それでは皆様、良きタキオンビットライフをお過ごしくださいませ👋👋👋
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