行動療法 behavior therapy
行動療法:学習理論をもとにした治療技法。
代表的なのが、
系統的脱感作法 systematic desentisitization だ。
Bandura, Aの社会的学習理論(=他者を介して社会的行動が習得される過程を実験的に研究した成果)を取り入れ、他者(モデル)の行動を観察することで、モデルと同じような行動が学習される過程を積極的に用いるモデリングの技法も開発。その後、行動変容に関わる認知的側面が重視されるようになり、認知行動療法との統合がはかられるようになっている。
行動療法は…
刺激ー反応のパターンで症状をとらえる。
先行刺激(Antecent)ー行動(Behavior)ー結果(Consequence)というパターン。⇒ AーBーCという枠組みで症状を記録する。
これを行動分析という。
行動療法では、クライエントのもつ症状のなかから、治療の対象にする症状を決める。行動分析によってその症状を自分の言葉で述べていくことが可能となり、症状を具体場面に照らしながら区分けできるようになっていく。症状の中で軽い状態のものから順に階層表を作る。⇒軽いものから順に対処できるように練習していく。