【告知】VR空間で未来を語り合う「スナック☆mirai」、一夜限りで開店します(サイエンスアゴラ・オンライン)
こんにちは橘田です。
このnoteでは2023年10月27日(金)に実施されるサイエンスアゴラ・オンラインでの企画出展に向けた準備の様子についてご紹介します。
※前回の告知記事
コンセプトは「スナック☆mirai」
タイトルにある通り、「スナック☆mirai」という店舗型イベントを実施することにしました。
このコンセプト自体が決まったのは、出展当選の通知があったすぐ後の今年8月9日でした。企画メンバー4人で集まって、企画全体の背骨となるコンセプトを決めようという話になりました。
当選した実施枠が金曜日の夕方ということもあり、仕事終わりの華金にふさわしい、外行きの鎧を脱いだ気分でふらっと立ち寄る場になると良いなとの想いでスナックという場を再現することにしました。といっても、味わうのはお酒ではなく「未来の兆し」です。
コンセプトに込めた想い
「金曜の夕方に寄り道する場所」というだけの条件だと、バー、居酒屋などいろいろあるのですが、見知らぬ人同士がふらっとやってきて、そして将来の夢や未来について語ってもおかしくない場、となるとスナックではないか?というのがスナックに決めた理由です。
スナックには、ママやマスターとの会話を楽しむという、お酒や料理をメインに楽しむバーや居酒屋とは違う点も決め手になりました。アバター姿で交流するという「だれも自分のことを知らない」空間で、参加者同士が一夜の自由な思索を楽しむのは面白そうだと考えました。
もともとVRでフォーサイトをしようと思ったのは、企業だけでなくもっと多くの方へ参加の機会を開いていきたいという想いがあったからです。
だとすれば、より多くの人が親しみやすいように、構成する必要があります。
体験全体を通じて参加した人がどのような気持ちで帰ってもらいたいかを考え、『みんなで未来を話し合うって楽しい』と思えることを全体のコンセプトにしました。
何か役に立つとか、誰もいまだ見たことがない未来を発見しようとか、気負わずに、未来について話すだけで良いのです。話すこと自体が楽しかったと思えることを大事にしようと決めています。
規模は小さくても心に残る体験を
VR空間であれば、現実ではできないような環境が作れます。あれもやりたい、これもやりたいと夢は膨らみますが、90分という枠の制約や、私たちのスキル不足もあり、できることを絞らなければなりません。
当初は、2チーム最大10名の参加者を考えていましたが、体制を整えることができないと判断し、VR参加は1チーム5名限定にし、ZOOM視聴を無制限にするという方針に落ち着いています。
ただ、その分VR参加をしてくれた方には、一方通行の講演ではなく、双方向で参加型の体験ができるワークショップとして、小さくても心に残る体験してもらえることを目指したいと思っています。
楽しいだけではなく、翌日ちょっと違う本を読んでみようと思ったとか、いつもと違う新聞の見出しに目が行ったとか、小さな変化につながれば良いなと思います。
凝ると時間がなくなる
VRChatで使われるVR空間を「ワールド」と呼ぶのですが、ワールドを構成する必要要素に、「アセット」と呼ばれる建物や小道具などの3Dモデルや、インタラクティブ性を上げるギミック、音楽などがあります。
雰囲気たっぷりのワールド作成を目指してしまうと、それこそ時間がいくらあっても足りないので、私たちにしか提供できない体験を軸に、今できる演出を組み合わせて構成しています。
お店の内装は、実を言うとバーっぽいかな、と思いますが、そこはご愛嬌ということで。
他にも「スナックならレトロな歌謡曲を流したら?」とか、「参加者同士でハイタッチをしたら?」と、あれやこれやと検討していたらどんどん時間がなくなります。
キーとなるコンテンツは未来の兆し
VR空間で私たちにしか提供できない体験は何でしょうか?やはり「未来の兆しだよね」となっています。
体験を構成する要素としてワールド、アバター、それからギミック、照明、音楽などたくさんありますが、はずせないのが未来を語る刺激剤としての「未来の兆し」です。
未来デザイン・ラボの立ち上げ当初から、ここはぶれずにやり続けてきたものなので、カギとなるコンテンツとして位置づけています。これらをスナック☆miraiの未来の兆しメニューとして参加者の皆さんに味わっていただくことにしました。
さて、どんな未来が描かれるかは参加者の皆さんのとの掛け合いなので当日のお楽しみです。それでは、また。
この記事を書いた人
橘田
ゆとりと遊びに溢れた自然が好きです。隙間や端っこを見つけて、そこで落ち着く傾向があります。関心…子育て/世代間ギャップ/VR/サブカルチャー/美味しいもの/キャンプ/虫取り
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