noteを始めて良かった

noteを開始して、およそ10か月程度が経過しました。初めて投稿したのが昨年の11月17日のようです。
元々noteは読む専門で、特に発信はしていなかったのですが、昨年秋にふとした思い付きでnoteを始めてみようと思いました。
ずっと思っていたのが、東大に関する情報って割とネット上に上がっているものは結構表面的なもので、例えば、「東大文2」と検索してみても、何というか薄っすい情報しか上がっていないという事でした。
私の中で東大文2は、一番首都圏出身者が多く、尚且つ一番美男美女が多い科類で、進学振り分けが厳しく、東京カレンダーが大好きな「外銀マン」や
「商社マン」を東大の中で工学部の院卒(つまりは理一)と同じくらいに一番生み出している科類なのですが、そんなことすらネットを探してみても出てきません。割合だけで見たら、何なら東大で一番外銀マン、商社マンの輩出率は一番高いと思います。唯一言及されていたのは、進学振り分けが厳しく経済学部に全員が行けるわけでは無いという点くらいでした。東大の経済学部も同様です。
経済学科、経営学科、金融学科の三つに分かれていることまでは書かれておりますが、内部でどのような授業が展開されているか、またそれぞれの進路やパーソナリティに触れている記事は殆ど存在しませんでした。
東大法学部は探せば、結構解像度が高い記事が存在するのですが、やはり「永遠の2番手」である東大の経済学部に関して触れた記事は少ないのです。
東大入試も同様です。本当はどの科目が重要で、どの科目でどれくらいの点数が取りやすいのかと言った解像度の高い情報はあまり落ちていません。
筆者の持論でもありかつ高校時代から口ずっぱく言われていたのが、東大文系では、2日目の英語と社会で160をどれだけ高い確度で確保できるかが勝負を分けるといったことについて触れている記事も探してみましたが、存在しませんでした。(ここに関しては、色んな考え方・説があると思いますが、私の考えではまずは最重要科目は英語、そして2番目は数学ではなく社会だと思います)
また「東大を出れば人生安泰!」とか「東大卒は仕事で使えない」と書かれることは多いのですが、それ以上の解像度を持って語られることは少ないと思いました。そこから更に一歩踏み込んでその仕事が出来ない東大卒は、なぜ仕事が出来ないのかとか、どのような職業選択を行った東大卒が苦しんでいるのかと言った点に触れている記事は本当に少ないと感じました。
筆者自身が「仕事が出来ず」苦しんできた経験があり、そしてそれゆえに色んな仕事・職種の研究を行ってきたわけですが、意外とその辺の話もそこまでネットには上がっていませんでした。
ここまで薄い情報しか存在しないのであれば、自分自身が書いてしまおうと思い、始めたのが当該noteでした。自分自身は、帰国子女かつ公立中学への通学経験があり、発達障害を抱えていて、しかも大学では留年までしている。サークルも王道系のサークルに入っていたわけでは無く、そこには世間一般が想像する東大生とは異なる姿の同胞がいました。普通の東大生・卒とは結構違う経験をしているため、より物事を俯瞰的に見ることが出来るかもしれないと思ったのもあります。noteのアカウント名は本当に最初に投稿した時に舞い降りてきた名前だった訳ですが、改めて考えてみてもなかなかに奇妙なアカウント名ですよね。

平日は通常業務があり、また研究活動(と言う名の勉強)にも従事していたので、まあ週に1回くらい記事をアップしてこじんまりやっていこうと思っていたのですが、正直フォロワーが次々と増えていくことに自分自身びっくりしました。
こんなにも東大の内部事情やそれぞれの人生に多くの方が興味を持ってくださることに正直びっくりしましたし、東大ブランドってやっぱり凄いなと改めて感じるようにもなりました。

社会人になってからと言うものの、学歴の価値はすっかり消失し、文字通り「冴えない」サラリーマン生活を送っていたので自分から「東大」の名を発することは殆ど無くなっていたのですが、数年ぶりにその価値と言うかブランドにびっくりしたものです。

前置きは長くなりましたが、あまり前向きな内容は多くないものの(本当にここだけはご容赦ください。。。)自分的にはnoteを開始して本当に良かったと思っております。
まずnoteの良い点として、変なアンチコメントが殆どないという点が挙げられます。X等のSNSを見ると、そこには正直見るに堪えない罵詈雑言、アンチコメント、他人を蹴落とすような言葉が飛び交っています。
ちょっとしたつぶやきから大炎上している人もいます。有名人で自殺した方の中には、あのような誹謗中傷を原因とする人も多いみたいです。
見ていると本当に辛いです。人間の醜い部分を再認識させられる場です。
それと比較してnoteは本当に平和です。比較的前向きなコメントや、情報補足をしてくださるコメントが多く、不快な気持ちになることは殆どありません。
色んな方の考え方や業界の話を聞けるのも大変有意義です。
どうしても人間は自分の考え方に拘ってしまうところがあるので、色んな人の意見を聞くことは本当に重要だと思います。

また正直自分自身が記事を書くことで思考を整理することが出来るというのも大きなメリットです。
正直知識はインプットだけでなく、アウトプットすることで身に着くと思いますが、普段なかなか自分の考えとか学んだことをアウトプットする機会ってないんですよね。ましてや私がnoteに書いている記事の内容なんて東大時代の友人くらいにしか話すことが出来ない訳ですから、殆どアウトプットする機会はないわけです。
また昨年度からこうして自分の考えを発信していくことで、会社のプレゼンとか発表も上達したと言われる機会が増えました。何となくですが、考えを整理するのが少しだけ上達したような気もしております。
やはりどれだけ知識をインプットしたとしてもそれが相手に適切に伝わらなければ意味がないですからね。

最後に付け加えると、個人的にはnoteを書いている時間はとても楽しく、めちゃくちゃ良い趣味が出来たと思っております(笑)。
どれだけ文字数を書いても疲れないですし、次から次に文章が頭の中に浮かんできます。最近では夢の中でも文章を書いている自分が出てきました。
何かを世の中に発信してそれを形に残すのって悪くないなと思いました。

今後はもう少しマーケットの話とか東大と関係ない話も記事に出来ればと考えております。今後も週に1回程度、記事をアップ出来ればと思いますので引き続きよろしくお願い致します。