東大は思ったより美男美女が多かったよって話

今回は少し学歴とは違った話になってしまう。
筆者が東大に合格したのはもう幾分前の話になるが、入学当初にびっくりした話について書きたいと思う。
 
それは何かと言うと、東大には筆者が想定していたよりも断然イケメン、美女が多かったという話である。実はこれ、筆者が高校に入学した際にも感じたことで、いわゆるイケメンが思ったよりも多かったのだ。
ステレオタイプで、勉強ができる=オタク、ダサい、ブサメンっていうイメージを田舎の公立中学に在籍している時に持っていたので、かなり拍子抜けした記憶がある。普通に田舎の公立中学よりもイケメンが多かった。天然の素材がいいみたいな感じだ。
 
今回は東大時代に自分自身が見出した東大のイケメンの特徴や共通点に関して筆者なりの考察を交えながら述べていきたいと思う。
 
1.文ニが一番イケメン率が高い
 
これは割りと想像通りの結果である。文ニは大学入学前から垢抜けた首都圏の進学校出身者が多い。だいたい実家が裕福で父親は大企業勤務、母親は女子大卒のようなテンプレ学生が多かった。
高校でいうと、開成、麻布、海城、聖光学院、栄光みたいなところがやたらと多かった。
筆者のように関西の郊外でガリ勉して、苦労して入ってきました!みたいなタイプは全然いなかった。正確には数名いたのだが、それも数としては文二全体で3割もいなかったと思う。最初のクラスのオリエンテーションで顔合わせしたときもイケメン率が高く、来るとこ間違えたかもと思ってしまった。

でもよくよく考えたら、高校の先輩で文ニに進学した方はめちゃくちゃイケメンだったし、予備校のイケメンもだいたい文ニに進学していた。
クラスの文二生は15人超いたと思うが、リアルに半分くらいはイケメンと言っても間違いではなかったと思う。イケメンのうち、チャラい系はミスコンの運営を行う広告研究会に入っており、こちらも文二の巣窟だった。

文二の女子はどうなんよって話だとは思うが、こちらはあまり他の科類と変わらない雰囲気なのだが、どちらかというと皆あか抜けていて、当時からバリキャリ女子感を有していた。
外資金融やコンサル、官庁、総合商社等でバリバリ働いている気が強そうな女性が多かった。

文二は、文一とも同じクラスだったのだが、イケメン率は文二より明らかに低かった。いわゆる「イカ東」系も結構いたのだが、厄介なのは理一のイカ東とは雰囲気が結構違っていた点だ。具体的には、後者は結構抜けた感じのイカ東で、どちらかというと愛嬌があるのだが、後者はしっかり者のイカ東でプライドも高く、いじるなんてとてもではないけど出来るようなタイプではなかった。

イケメンのタイプであるが、これはまた不思議でいわゆるジャニーズ系のイケメンが多かった。中世的な顔立ちでそこまで背は高くなく、色白な感じの学生が多かった。
多分受験勉強のし過ぎで背はそこまで伸びず、顔は母親譲りの美形ということだろうか。
高身長はあまり多くなかった記憶がある。

2.東大女子は思ったよりも美女が多い
 
入学前からある程度噂には聞いていたのだが、東大女子は美人が多かった。しかも彼女たちの多くは苦労学生とは程遠く、どちらかというと首都圏出身で実家も裕福だった。
親も東大はデフォルトで、最低でも早慶みたいな感じだった。東大男子の中には地方から苦労して頑張ってやってきた苦学生が(特に理一、文三辺りに)多いのだが、東大女子に関してはその限りではなかった。
普通にメイクが濃いとかそういうのではなく、天然の美形が多かったので、なんか最初から申し訳ない気持ちになったのを覚えている。
親ガチャという言葉が出てきて久しいが、彼女たちはまさに親ガチャ成功組だったと思う。

普通の東大男子はそもそも女子に免疫がない上、数でも圧倒的に多数派なので普通にインカレサークルに入って他大学の学生と付き合っていたと思う。
社会人になってからは東大男子と女子の地位みたいなやつは、そこまで差はないと思うのだが、学生時代はその出自と人数比から天と地ほどの格差があったと思う。
筆者がぼろい杉並区のアパートで貧乏飯を食らう中、クラスの美女は都内のタワマンから通学していたので、普通に考えればものすごい格差だと思う。
京大に行った友人からはこういった話は聞かなかったので、これは東大特有なのだろうか?


3..美女は文三と理二が多いが、割合でみるとどこも変わらない

東大女子の割合は、科類ごとで大きく異なる。東大女子の割合は、文三≻理二≻文一≻理三≻文二≻理一のような順番になっていた。文三、理二は明らかに女子が多く、理一は明らかに少なかった。

数の問題で文三と理二には美女が多いのだが、これまた不思議で意外とミスコンレベルのトップクラスの美女になると意外とこの二つ科類ではなく、文一とか理三更には理一辺りから出現していた。最近、ネットで炎上していたグラビアに出た某ミス東大は文二出身だった。
美女の割合で見ると科類によって差はないと思う。正直理一とかは母数が少ないので正確なところは把握できない。
卒業後の進路を見ていても、文三や理二は普通の日系大手に進んで、バリバリ働くわけではなく、普通に結婚して、普通の家庭を築いている人が多い。実は一番幸福度は高いタイプかもしれない。
  
4.なぜかイケメンの方が学業成績も良く就職先も良い
 
筆者のようなコネなし、金なし、成績不振、発達障害の学生がいる一方で、いわゆるイケメンに分類される学生はなぜか前期教養の成績も良かった。入試の点数等はあまり変わらなかったのだが、大学の成績では明らかに差があったと思う。
まあ、これ普通に考えれば分かることなのだが、イケメンはプライドも高いのであまり恥ずかしいことは出来ないのかもしれないし、そもそも大学のテストは情報戦なので、周りに人が集まるイケメンの方が良い成績が取りやすいのかもしれない。
ちなみに彼らの多くは就職先も良かった。就職活動はイケメンが有利なのは他大学も同じだとは思うが、東大でもこの傾向は顕著であった。官庁はあまりルッキズムが強くなく、割とイカ東タイプの学生は多くないのだが、外銀、外コンは明らかにルッキズムがあった。いわゆる外資IBDと戦略系のファームに行く学生は明らかにその雰囲気が周囲の学生とは違ったのだ。
彼らの多くはプライドが高く、競争的で、抜かりのない学生だったと思う。 

5.当然東大美女の就職先は良好なのだが、普通の東大女子もかなり就職には強い
 
東大美女は当然就職先が良い。まず数でみると圧倒的に少数派でしかも頭脳明晰かつ美女ということで圧倒的なブランド力を誇るので就職先は選び放題である。外銀、外コン、総合商社、デベロッパー、外資メーカー、正直どこにでも行けると思う。
まあ、これは割というまでもないだろう。

意外だったのは普通の東大女子もかなり就職には強かったということだ。彼女たちの多くも超一流日系企業や外資系に難なく入っていたので、就職活動が容易とは言い切れない普通の東大男子とは結構就職先に格差があったと思う。そもそも2010年代からポリコレの影響で同じ能力であれば女子学生の方が就職には有利であるし、東大女子は圧倒的に数が少ないのでこのような結果になっていたのだと思う。
 
このような感じで東大はものすごい格差社会であった。特に文一・文二の学生は非常に競争的かつハイスペックなので筆者のような普通の学生が行くのはなかなかしんどいかもしれない。
理一や理二の学生は、医学部に行けるのに敢えて東大に来ているようなマイペースな連中なので、普通の学生が多く、筆者の友人も多くはこのどっちかの科類出身だ。あとは何かを間違えて文ニに来た学生とは仲良くなることが多かった。彼らは大衆に巻かれず、金融学科に進み、不人気な統計、金融工学、プログラミングのゼミに入っていた。

十数年前でさ、このような有様だったので現在はもっとイケメンや美女が増え、学内格差が拡大しているかもしれない。この辺り分かる現役東大生がいたら教えてほしい。
それと比べると、今の社会人生活は本当に気楽なのかもしれない。。。(サラリーマンという別のしんどさはあるのだが)