競馬稼業はつらいよ ~IDM(能力&記憶指数)②~
IDM (能力&記憶指数)の算出のベースとなる「基準タイム」を算出する方法・考え方
陸上競技ではトラックを1周しないレース(100m、200m等)では、「公認記録」と「参考記録」というものがあります。
“公認”であるか“参考”であるかを決定する要因は「風」です。自分が走っている方向に向かって、「向かい風」であればすべて公認記録となりますが、「追い風」の場合は風速2.1m/s以上であるとして参考記録となります。
一方、JRAの公式レースタイムは、それぞれ条件が違っても、記録はすべて“レースタイム”として残ります。
要するに、雨が降ろうと雪が降ろうと風が強かったとしても、各馬のレースタイムはデータとして記録されます。
簡単に説明すると、天気の良い馬場で芝の発育が良く、綺麗に生え揃って状態が良い良馬場(時計が速い)・雨降り馬場(時計が遅い)等です。また、同じ良馬場でも開催初日は、芝生の手入れが良くて高速馬場になったりします。同じコースの使用が7日目や8日目になると、所々の馬場状態が悪化し、部分的(内・中・外)に時計が遅くなります。
また、JRAの各競馬場(10場あります)のコースでも、平坦な馬場や、前半や中間、最後の直線に坂があるなど、競馬場(コース)によって形状は様々です。それゆえ、タイムの出方も違ってきます。
JRAのレースタイムは、上記のような要素は含まれていない為、JRDBでは参考記録として用いています。
JRDBのIDMは、上記JRAのレースタイム(=参考記録)に、加算・減算し、母数の多い1勝馬の1着馬や、1着馬のレースタイムの平均タイムを”基準”として算出しています。
つづく
中京11R きさらぎ賞・G3
◎2番フリームファクシ(1着):馬体ふっくら見せ順調。
○7番オープンファイア(2着):ほぼ仕上がる。動きマズマズ。
▲4番レミージュ(5着):煩い面見せるも仕上げ良い。
注1番シェイクユアハート(6着):煩い面見せるも仕上げ良い。
△5番ロゼル(4着):踏み込み硬いが仕上げ良い。
結果、注1番が一旦、ハナにたつも▲4番が外から先頭に立ちレースを引っ張る。◎2番は抑えて好位の外、△5番は中団の外、*3番が中団の内、○7番は中団後方から追走。直線、▲4番が粘る処を、◎2番がアッサリ交わし、快勝。○7番が大外から良い脚を使って追い込んでくるもあと一歩届かず、2着まで。*3番は、初チークピーシズ装着。内からジワジワ伸びて、3着確保。
次走 コメント
◎2番は、まだ、道中、行きたがる面見せたが、馬っぷり良く、能力十分。レースを重ねて競馬を覚えてくれば、更によくなるが・・・。
○7番は、休み明け緒戦もほぼ仕上がる。次走、楽しみ。
*3番は、仕上がる。チークピース装着を気にしてか、返し馬で煩い面を見せたが、レースでは問題無く、芝も対応できたのは収穫。
▲4番は、テンション上がっていたが、返し馬では落ち着く。ただ、スタートで出遅れた分、前半に無理脚を使った分、終い伸び切れず。次走、スタート次第。
ではでは グッドラック!
2023年2月5日 中京11R きさらぎ賞 フリームファクシ
photo by Rumi Enokida
いつもサポート(投げ銭)していただき、ありがとうございます。 おかげさまで、とても励みになります。