JRDB馬具図鑑~シャドーロール~
シャドーロール
馬具表記「鼻」
photo by Rumi Enokida
特徴:脚元の視界を遮ることで、自分の影やハロン棒の影などに驚く馬の恐怖心を取り除くために使用します。
また、下方の視界が制限されることから、頭の高い馬のフォームを矯正するために使用することもあります。
2019年の天皇賞(秋)を優勝したアーモンドアイは、新馬戦からシャドーロールを着用していました。
photo by Asami Nakazawa
2019年厩舎別シャドーロール使用率ランキング
(データは2019年1/5~12/28の期間で出走回数10回以上が対象)
2019年厩舎別シャドーロール着用時勝率ランキング
(データは2019年1/5~12/28の期間で出走回数5回以上対象)
2019年騎手別シャドーロール着用時勝率ランキング
丸山元気騎手が騎乗回数71回で単勝回収率が455.1%といい成績を残しています。最高配当抜き単勝回収率も133.8%と安定した数字を残しているので、「シャドーロール×丸山騎手」は覚えておきたいデータです。
(データは2019年1/5~12/28の期間で出走回数5回以上対象)
シャドーロール装着過程別成績
シャドーロール着用レースに焦点をあてると、「前走着用なし → 今走着用」の条件が単勝回収率ではトップの91.9%。「前々走着用 → 前走なし → 今回着用」の変則パターンは母数が少ないものの、複勝回収率は87.2%と着用条件ではトップの数字を残しています。
シャドーロールを着用していないレースにも注目が必要です。「前々走着用 → 前走なし → 今回なし」の条件では思わぬ穴馬券を演出しています。単勝回収率は96.7%と悪くはない数字です。
(データは2017年1/5~2019年12/28の期間が対象)
前走着用なし→今走シャドーロール着用×テン指数順位
「前走着用なし⇒今走着用」の条件に展開予想のテン指数順位を組み合わせた分析が上記の表です。この中では、ダート×上位人気(1~5番人気)×テン指数順位5位以内が優秀な数字を残しています。テン指数上位の馬は6番人気以降の場合も、安定感はないものの時折穴馬券を演出しているため、軽視できないデータです。
(データは2017年1/5~2019年12/28の期間が対象)
JRDBの新聞で過去走の馬具を確認する方法
各種新聞(下の画像は「新パドック新聞」です)
直前情報画面で馬具を確認する方法
馬具データを確認したり、分析ができる「ゴールドジェネレーター(金の成る木)」
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