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ファルコンS・中山牝馬S 出走情報を踏まえて

村山弘樹です。

サラブレ4月号において、締め切りや紙幅の都合で触れられなかった有力馬について簡単にまとめます。

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中山牝馬S

11コントラチェック

2月12日にノーザンF天栄から帰厩。ノーザンF系の活躍馬らしく、レースの間に放牧を挟んで力をつけてきた馬です。「ターコイズSまたは愛知杯の好走馬」そして「放牧を挟んで状態を維持(良化)できていた馬」という、中山牝馬Sで重視すべき条件を両方満たしており、レースに向けた過程は高く評価できます。ただし、雨の影響がどうか。適性からも締まったペースでの逃げを打つはずで、それが1ハロンの延長+ハンデ55キロではやや気になります。

9エスポワール

2月14日にノーザンF天栄から帰厩。休み明けは秋華賞以来で9着に敗れて以来ですが、決して馬体に重かったわけではなく、放牧効果で充実して映りました。コントラチェック同様、臨戦過程をプラスに捉えられます。こちらは秋華賞でも人気になったように重馬場は歓迎。斤量は、コントラチェック比較で前走から1キロ貰い。

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Photo By Rumi Enokida

4メイショウグロッケ

ターコイズS後に一度使われた馬ではメイショウグロッケを取り上げます。荒川厩舎は帰厩初戦から穴をあける傾向が見られるとはいえ、前走京都牝馬S時は余裕のある体つきに映りました。今回は宇治田原優駿ステーブルから帰厩して2走目。同馬自身、叩き良化の戦績なので前走以上の走りが見られると期待します。

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ファルコンS

7ゼンノジャスタ

宇治田原優駿Sから3月3日に帰厩。短い間隔でも放牧に出し、レース直前に帰厩するのは浅見厩舎なじみのパターンです。誌面で提唱した「リフレッシュ効果+距離短縮で良化するマイル重賞で敗退馬を狙う」というスタンスからはズレますが、厩舎や同馬のリズムは守れています。

5トリプルエース

2月19日に宇治田原優駿ステーブルから帰厩。短距離×ゴドルフィンで荒れ馬場も苦にしません。小倉2歳S時、デイリー杯2歳S時と、間隔をあけることで馬体を増やしており、放牧に出ることで心身が充実するタイプと推察できます。「リフレッシュ効果+距離短縮で良化するマイル重賞で敗退馬を狙う」に合致した馬として面白い1頭です。

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Photo By Rumi Enokida

また、2レースとも「◎」「穴」「危」への評価は執筆時と変わりません。

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