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「人間関係を調査する!コネクション・ジャック」始めました。

JRDBの永野です。

騎手を中心として、調教師・馬主・エージェント、また他の騎手からの乗り替り。人間関係(コネクション)は馬券の大きな手がかりとなる。そこで、コネを中心に据えた馬券検討、「コネクション・ジャック」を始めました。


今年の夏の北海道開催は、函館は横山武騎手、札幌はルメール騎手がリーディングを獲得。しかし、それと同じくらいの存在感を見せたのが重賞3勝を挙げた、吉田隼騎手

夏競馬終了時点で56勝を挙げて全国リーディングでは7位にランクイン。関東リーディングでは堂々の2位。

しかしである。函館記念のアドマイヤジャスタと札幌2歳Sのソダシは共に須貝厩舎、クイーンSのレッドアネモスは友道厩舎といずれも関西馬。
今年の吉田隼騎手の騎乗馬の東西別の成績は以下の通り。

吉田隼人東西

騎乗数も馬券対象も圧倒的に栗東所属馬の方が多い。極端な話、関西馬だけを買っていれば単勝の回収は130を超えている。
厩舎別の成績も、上位は悉く栗東所属の調教師。美浦所属の調教師は11番目に武井師が顔を覗かせるくらい。

吉田隼人厩舎


吉田隼騎手といえば、「吉田豊騎手の弟で、ゴールドアクターで有馬記念を勝った関東を主戦場とする騎手」というイメージは過去のもの。

今年の騎乗状況を見ると、東京競馬場での騎乗はなし、中山競馬場も二日間だけで騎乗数は5クラ。完全に福島や新潟の第3場にシフトしており、緊急事態宣言下の騎手の移動制限の際にも京都・阪神で騎乗していたくらい。

第3場に多数出走する関西馬で成績を残して関係者とコネを築いた成果と言える。

そこで忘れてならないのが「騎乗依頼仲介者」の存在。
JRAのホームページで公表されている吉田隼騎手の「騎乗依頼仲介者」は甲斐弘治氏。氏は「競馬ブック」の栗東のトラックマンで吉田隼騎手のほかには西村淳騎手や服部寿騎手も手がけている。自らが所属するトレセン以外を拠点としている方を「騎乗依頼仲介者」にしているのは吉田隼騎手だけ。

吉田隼騎手の甲斐氏を「騎乗依頼仲介者」としての登録は昨年の11月末で(それまで暫く吉田隼騎手は「騎乗依頼仲介者」不在だった。)暮れの中京開催で6勝を挙げる活躍を見せ今年の成績へと繋げている。


夏競馬終了後、秋競馬開幕のひと開催は第3場での開催はなし。
吉田隼騎手の動向はいうと、開幕週は土日共に中京競馬場で騎乗で、しかも、騎乗12頭のうち、10頭までが関西馬。

先週までのデータ上は「関西馬の単勝全部買いでプラス」だが、あくまでも結果。
ここはキッチリと狙いを定めたい。

1番の狙いはメインのエニフステークス。

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杉山厩舎の12.ブルベアイリーデに騎乗。
杉山厩舎とはそれまで関係は希薄だったが、夏の北海道開催で毎週のように騎乗依頼を受ける関係に。

土曜の吉田隼騎手の騎乗馬に対して辛口の印の多いブックの甲斐TMはこの馬にはそれなりの印(大人の事情で具体的な印は控えさせて頂きます)

この馬自身はムラ駈け傾向だが、それもで厩舎は常にリーディング上位騎手に騎乗依頼。右回りの前走は度外視で、巻き返しに期待したい。


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