競走馬の疾病 ~ソエ~
こんばんは。橋浜保子です。
馬具図鑑も終盤に入ってきましたので、並行して、競走馬の疾病について説明していきたいと思います。
ソエ(管骨々膜炎)
JRDBの表記:「ソ」
photo by Rumi Enokida
管骨の骨膜に発症する炎症で、主に管骨の前面に発症するケースが多いです。
中には、前肢の少し側面に出たり、後肢に発症するケースもあります。
早ければ1歳時から発症します。パドックで見る競走馬としては、2~3歳馬に発症していることが多いです。
骨の成長(化骨)が遅い馬であれば、4歳以降にも見られることがあります。
ソエが出ると患部にチクチクとした痛みを伴い、歩様が硬くなったり、ぎこちない歩き方になるのが特徴です。
また、ソエが治まってからも、腫れだけは残ることもよくあります。
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