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メインレースを多角的に考える~江の島ステークス~

作成者 松本倫太朗(@staygoldsan)

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JRDBには数多くのデータがあるのですが、それを一体どう使えばいいんだ?という疑問にお答えするためにこの記事を作ってみました。考え方の1つとしてご参考にしていただければ幸いです。(あくまで松本的な考え方です)

IDM(能力指数)上位5頭の吟味(適性を基に、今回のどの程度のパフォーマンスを披露できるかを考える)

情報系指数(トラックマンの印等の分析)からIDM上位が信頼できるかを判断&穴馬を抽出

展開予想(上がり指数・テン指数等)をチェック

直前情報(パドック・オッズ・馬具変更・脚元の状態)で最終判断

おおよそこの流れです。

IDM上位馬を吟味する

()内はIDMの数値

⑨サトノセシル(65.0)

昨年夏の2勝クラス戦をIDM58で勝利。その後のクイーンSでは格上相手にIDM66をマーク。差し展開に恵まれて浮上した形でしたが、スタミナ性能の高さが垣間見えるレース内容でした。

続く札幌記念では3角で閉じ込められる不利。最後は追っていませんでしたし、このレースは参考外でOK。
休養を挟んで前走の府中Sでは、わずかに勝ち馬に届きませんでしたが、「長く脚を続かせる」この馬の良さが活きたレースだったと思います。

スローペースの上がり勝負向きではないので、ある程度ペースが流れて欲しいタイプ。今回は、府中Sをハイペースで引っ張ったカーディナルがエントリーしているのでその点は好都合だと思います。

⑧グランオフィシエ(63.0)

前走の府中Sは4着。開幕2週目の超高速馬場には対応しきれませんでした。

1分58秒中盤までの勝ち時計なら対応できることは3走前に証明済。連続開催の最終週なので、そこまで時計が速くならないはず。IDM60台前半は出せそう。

②カーディナル(62.0)

2走前のIDMは65とかなり優秀な数値でした。

前走はノーズバンドを着用。今後のために控えて折り合いをつける競馬をしたかったのでは?と推測します。結果的に力みながら逃げてしまう形になり、最後は脚が上がって9着。
継続騎乗ですし、無理に抑える競馬をせずに飛ばすのではないか?と予想しています。力まず逃げたことが叶ったとしても、サトノセシルのベストIDMとは1ポイント差があるので、同馬には敵わないのでは?と推測。2、3着候補。

⑦プレイイットサム(61.0)

3走前のIDMが63で2走前も63。前走のコメントにもありますが、上がり勝負向きではないタイプ。

ペースが流れそうな今回は前回ほどの大崩れはないのでは?IDM63付近は出せるので、この馬も2、3着候補。

③カレンルシェルブル(60.0)

近5走のIDMの経過は、61→62→61→59→61。59を出したのは3400mのダイヤモンドS。これを除けば60台前半で安定しています。後述しますが、サトノセシルとのIDM5ポイント差は上がり指数1位というアドバンテージで詰めることができそう。

データを吟味する

情報系指数

ブービー人気ですが…①ヴィッテルスバッハの厩舎指数がかなり高いです。数値は20.2で全体では2番目に該当します。しかも情報印入り。人気が無ければないほど回収率がオイシクなる印なので、押さえておいて損はないと思います。

流石に勝つのは厳しいので、2・3着狙いで

展開

本年における東京芝2000mでは、【上がり指数】1位がかなり頑張ってくれています。

勝利率35%・連対率45%・複勝率65%・単回率158.5%・複回率170.5%

となると…上がり指数1位の③カレンルシェルブルにはかなりのアドバンテージになると思います。

直前情報で注目したいポイント

②カーディナル

☝の項目でも書きましたが、前走時にノーズバンドを着用。これを今回外すなら、道中抑えずにぶっ飛ばす可能性が浮上します。
→サトノセシルには有利な流れに。

③カレンルシェルブル

パドック点の有無が成績に直結するタイプ。凡走歴もあるので、点が入ったから絶対に来る!というわけではないです。
「馬券に絡む確率が上がった」このニュアンスで。

⑥トゥーフェイス

パドックで落ち着きがないタイプですが、それでも結果は残しているので減点材料にはなりません。

気配「チャカつき」は3戦あって2着→1着→1着


他の馬は特にコレ!といった特徴がないので、パドック点信じる形でOK。

※江の島ステークスはnoteでも直前情報を公開する予定です。
※noteではレースの10分~15分前に更新予定です。なお、状況によりレース直前の更新となる可能性がございます。予めご了承下さい。


まとめ

②カーディナルの馬具(ノーズバンドの有無)には要注意

・IDM1番手の⑨サトノセシルが一歩リード。②カーディナルは折り合いがついたとしてもサトノセシルには及ばないのではないかと予想。

・サトノに追随するのが、IDM5番手&上がり指数1位の③カレンルシェルブル。パドック点の順序次第では逆転も可能。

①ヴィッテルスバッハが穴候補。勝つまでは厳しいと思いますが、馬券圏内に食い込んでくる可能性も。

直前情報

◎ 8番 グランオフィシエ (3.4点)
○ 2番 カーディナル   (2.3点)
▲10番 ソルドラード   (2.2点)
注 3番 カレンルシェルブル(2.1点)
△ 6番 トゥーフェイス  (2.0点)

サトノがまさかのパドック点なし。となると③カレンからになりますねぇ

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