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阪神大賞典・スプリングS 出走情報を踏まえて

村山弘樹です。

サラブレ4月号において、紙幅の都合や締め切り時に出否が未定で触れられなかった有力馬について簡単にまとめます。

阪神大賞典

1レノヴァール
ノーザンFしがらきから帰厩して2走目。万葉Sでは、はじめ中団にいたが4角では14番手。到底届かないところから脚を伸ばしました。ダイヤモンドSでは一転して早仕掛け。相当なスタミナが要求されたレースのなか残り200mまでは粘っていました。これまで挙げた4勝のうち、3勝が中3週以下(在厩調整時)でのもの。ノーザンF馬ながら叩き良化の傾向を示しており、臨戦過程から上昇が期待できる1頭です。

9キセキ
1月31日に吉澤ステーブルWESTから帰厩。これは例年の始動戦よりも早い入厩です。放牧明けや連戦を問わずに結果を残せており、大阪杯・宝塚記念の内容から阪神内回りも苦にしません。古馬になって以降は先行脚質で、それが阪神大賞典の好走パターンに合致しないこと以外、ケチをつけるところはありません。

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Photo By  Rumi Enokida

10ユーキャンスマイル

2月6日にノーザンFしがらきから帰厩。サラブレ誌の締め切り時点では「金鯱賞」という想定でしたが、阪神大賞典へスライドしてきました。昨年の天皇賞春でモタれる面を見せて以降、左回りを優先して使われてきただけに、1週ズレたのは順調さを欠いていると考えてよいでしょう。長距離で末脚を伸ばす能力はメンバー中で屈指なので、パドックでの気配を含めて考えたいです。

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Photo By  Rumi Enokida

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スプリングS


3ヴェルトライゼンデは2月25日にノーザンFしがらきから帰厩。9サクセッションは2月26日にノーザンF天栄から帰厩しています。

ともに十分に間隔をあけられたノーザンF育成馬。池江厩舎と国枝厩舎という、東西の名門の管理馬なので良好な仕上がりが期待できます。紙面ではサクセッションの仕上がりが上回ると予想しましたが、どうも2頭の間に差はなさそう。直前からは、内目の枠に入り、実績でも勝るヴェルトライゼンデを上に取ります。

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Photo By  Rumi Enokida

この2頭以外は在厩で調整が進められています。

放牧先×帰厩2走目、帰厩3走目での好走率が高いのは2シルバーエースと8アオイクレアトールの2頭です。

2シルバーエース
吉澤ステーブルWESTから帰厩して2走目。中3週と間隔が詰まり、内枠にも入ったので、前走以上に渋太い脚が使えるでしょう。

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8アオイクレアトール

山元トレーニングセンターから帰厩して3走目。こちらもスタートがいいので、先行から粘る競馬に期待できます。

4ココロノトウダイ
ノーザンF天栄から帰厩して2走目。誌面では「危」評価としました。「危」にしたのは共同通信杯時が負けすぎと判断したから。しかし、大幅な馬体増から状態が今一つだった可能性もあり、内枠に入ったことで押さえたい1頭となりました。

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