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競馬雑記帳 2020/7/3

JRDB永野昌治です。

前回の3回東京、3回阪神、1回函館から夏競馬は始まっているが、宝塚記念が終って夏競馬は本格モードに。

例年なら関東は福島に、関西は中京に開催が移るのだが、今年は京都競馬場のリニューアル工事突入を控えての変則開催で関西圏は引き続き阪神での開催に。

そこで3週を終えたあとは、オリンピック日程の余波で関西圏は小倉に開催に移るまで3週間の空白が。

ソロソロあとがなくなってきた3歳未勝利馬にとっては厳しい日程。

通常なら自ブロック制で夏競馬の間も未勝利戦、1勝クラスは関東主場の開催では美浦所属馬が優先されるが、今年の変則開催の2回新潟開催に関しては自ブロック制は適応されない。

そのあとの夏競馬後半の3回新潟は2回小倉と同時開催のため自ブロック制の適応をあるのだが、トレセンから輸送距離を考えれば栗東所属馬のほうは、フルゲートになるまでのスキを突いて他ブロックへの出走が断然有利。

残された3歳未勝利戦は

2回福島 20クラ
4回阪神 20クラ
2回函館 24クラ
2回新潟 20クラ
1回札幌 21クラ
3回新潟 25クラ
2回小倉 26クラ
2回札幌 26クラ

合計で182クラ

現在3歳未勝利の登録馬は美浦が778頭に栗東が818頭。加えて函館入厩馬が267頭で合計1863頭。
未勝利を勝ち上れるのは1割未満という厳しい状況。

それ以上に182クラが全てフルゲートで行われたとしても、延べの出走数は2800頭前後。平均すれば2回走れない状況。


夏競馬の3歳未勝利戦の狙いところは、
同じ条件をひたすら走っている馬よりも、芝→ダートや大幅な距離の変更をしてきた馬、長期の休養明けや初出走といった未知の魅力のある馬。

連続して好走している馬は安定はしているが、勝ち身に遅い所は否めず、配当的な妙味は少ない。

レース後の陣営のコメントが、
「いつも前に1頭何かいる。」
なんて馬は要注意。

土曜では、阪神2レースの13.スエーニョブランコが前走から2ハロン距離短縮と条件を変えてきた。母系にヨハネスブルグが入っているだけに、この距離短縮は正解だろう。

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