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2020宝塚記念出走馬全頭診断~調教各指数&放牧先(外厩)~

作成者 松本倫太朗(@staygoldsan)

目次をタップ(クリック)すると該当馬にジャンプします👇👇

記事の意図

各馬がベストパフォーマンスした際に

「どんな調教内容(追い切り・調教本数)だったのか」
「どんな臨戦過程(放牧先{外厩}だったのか」
「どんなレース内容だったのか」

を大まかに掴むことができるように…ということをイメージして作成しています。

各馬のどのレースがベストパフォーマンスであったかを知るためにIDMという指数を使用しています。

IDMとは?
「インデックスメモリー」の略称。スピード数値に記憶(レース内容、馬場状態、当日の馬のコンディション等)を数値化したもの。
ここでは、最高成績IDMを記録した際のレースをベストパフォーマンスとします。

宝塚記念出走馬の最高「成績IDM」ランキング

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【注】最高成績IDMが2レース以上ある場合は、最新のレースを記載しています。

各馬の成績欄のみかた

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1⃣(左から)今回の馬番 馬名 今回騎乗の騎手 今回の斤量

2⃣(左から)最高成績IDM 最高成績IDMを出した日付、レース名

3⃣以下を参照

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[1行目]開催日・回場日[○良/□稍重/●重/■不良]・レース名・条件・クラス
[2行目]距離コース・走破タイム・騎手・斤量・着順
[3行目]前3Fタイム・ペース・後3Fタイム・コーナー順位[1角/2角/3角/4角 出遅れ表記(例)②:2馬身出遅れ]・直線位置・特記
[4行目]頭数・枠・人気・勝ち馬(または2着馬)・着差
[5行目]調教指数・調教矢印・厩舎指数・厩舎矢印・馬体重
[6行目]馬体・パドック点・気配・馬具・成績IDM・上昇度
[7行目~]コメント、特記

4⃣上段がベストIDM時、下段が今回

追指数=追切指数
仕指数=仕上指数
調教量=調教量評価(A=多い B=普通 C=少ない D=非常に少ない)
仕変化=仕上指数変化(「++」=攻め強化大 「+」=攻め強化 
「」=平行線 「-」=攻め弱化)
入厩日数=入厩してからレースまでの日数。帰厩初戦時のみ記載

追切指数とは…
調教タイムを比較するために指数化しているもの。可能な限り標準化を行っている。 基準は「条件クラス馬の一杯追い切り」を60としている。

仕上指数とは…
各馬の仕上状態を表す指数。中間の調教量や、調教内容によって上下する。
基準は「条件クラスの馬の力を出せる状態」を60としている。

5⃣ひとくちコメントの評価順
🧐🧐🧐(絶好調)>🧐🧐(好調)>🧐(普通)>🤔(イマイチ…?)


①トーセンカンビーナ 浜中俊 58kg

最高IDM72 2020/05/03 20天皇賞・春(G1)

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ひとくちコメント
ベストIDMをマークした前走時と同様に坂路での最終追切。高い指数ではないが、状態は上向き。
🧐


②ペルシアンナイト 和田竜二 58kg

最高IDM75 2019/11/17 19マイルCS(G1)

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ひとくちコメント
帰厩2戦目は1-3-2-1とこの馬のリズムとしてはベストな形。優勝した2017年のマイルCSは中3週で挑んでおり、レース間隔が短い点も問題なし。指数はそこそこ。
🧐🧐


③グローリーヴェイズ D.レーン 58kg

最高IDM75 2019/04/28 19天皇賞・春(G1)

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ひとくちコメント
追切指数はセカンドベストをマーク。ベスト時を上回っている点は評価できるが、レース間隔が少し空いている点が不安。
🧐


④アフリカンゴールド 藤井勘一郎 58kg

最高IDM68 2019/11/03 19アルゼ共和国杯(G2)

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ひとくちコメント
両指数ともにベストIDM時を上回る数字。力は出せる状態ではあるものの、IDMがやや足りないか。
🧐


⑤サートゥルナーリア C.ルメール 58kg

最高IDM77 2020/03/15 20金鯱賞(G2)

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ひとくちコメント
ベストIDM時(前走)の指数を下回ってはいるものの、数字的には全く問題なし。最終追切コースが坂路の場合は4-1-0-0とオール連対を記録。
🧐🧐🧐


⑥トーセンスーリヤ 横山和生 58kg

最高IDM69 2020/05/10 20新潟大賞典(G3)

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ひとくちコメント
IDMがやや物足りないが追切指数はベストIDM時(前走)を上回る数字。引き続き好調キープ。
🧐


⑦ワグネリアン 福永祐一 58kg

最高IDM76 2019/11/24 19ジャパンC(G1)

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ひとくちコメント
芝での最終追い切り。調教量は十分積めており、両指数ともにベストIDM時を上回っている点は高評価。
🧐🧐


⑧レッドジェニアル 酒井学 58kg

最高IDM72 2020/06/06 20鳴尾記念(G2)

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ひとくちコメント
ベストIDM時(前走)とほぼ同じ指数をマーク。レース間隔が詰まっている点は特に問題なし。
🧐


⑨アドマイヤアルバ 西村淳也 58kg

最高IDM65 2019/01/05 19京都金杯(G3)

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ひとくちコメント
好調時も高い指数をマークしていたわけではなかったが、ここではやや物足りない印象。
🤔


⑩メイショウテンゲン 松山弘平 58kg

最高IDM71 2020/02/22 20ダイヤモンドS(G3)

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ひとくちコメント
追切指数はベストIDM時を上回る数字をマーク。この馬なりには順調
🧐


⑪ラッキーライラック M.デムーロ 56kg

最高IDM78 2020/04/05 20大阪杯(G1)

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ひとくちコメント
ベストIDM時(前走)同様にそれほど高い指数ではあるが、追切指数70未満の際は複勝圏内を外したことがないためむしろいい。最終追い切りコースCWもこの馬にとっては好材料
🧐🧐🧐


⑫モズベッロ 池添謙一 58kg

最高IDM70 2020/05/03 20天皇賞・春(G1)

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ひとくちコメント
ベストIDM時(前走)をやや下回る数字も近走は両指数ともに50台が続いているため問題なし。
🧐


⑬ダンビュライト 松若風馬 58kg

最高IDM71 2019/10/06 19京都大賞典(G2)

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ひとくちコメント
ベストIDM時とほぼ同じ指数をマーク。状態面では問題ないが、帰厩初戦より帰厩2戦目の成績が安定している点は不安
🧐


⑭キセキ 武豊 58kg

最高IDM79 2018/11/25 18ジャパンC(G1)

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ひとくちコメント
自身初となる坂路での最終追い切り。追切指数はベストベストIDM時よりも高く、自己3番目の数字。状態は確実に良くなっている。
🧐🧐


⑮スティッフェリオ 幸英明 58kg

最高IDM76 2020/05/03 20天皇賞・春(G1)

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ひとくちコメント
ベストIDM時(前走)とほぼ同じ指数をマーク。追切指数60後半以上の場合の成績がかなり安定しているため今回の数字はやや物足りない。
🧐


⑯クロノジェネシス 北村友一 56kg

最高IDM77 2020/04/05 20大阪杯(G1)

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ひとくちコメント
高い指数を出さないのがこの馬のパターン。近2走のIDMは高水準であり、充実期であることは間違いなし。
🧐🧐


⑰カデナ 鮫島克駿 58kg

最高IDM75 2020/04/05 20大阪杯(G1)

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ひとくちコメント
指数は若干物足りないものの、2走前の小倉大賞典とほぼ同じ水準。大きな上積みまでは期待できないが、軽視しがたい一頭。
🧐


⑱ブラストワンピース 川田将雅 58kg

最高IDM77 2020/01/26 20AJCC(G1)

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ひとくちコメント
ここまで追切指数70を超えるとあまりいい成績を残していないため、今回の数字がちょうどいい。レース間隔は空いている方が成績が良いため中11週はベスト。
🧐🧐

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