信頼できる人気馬-パドック班の目(1)
村山弘樹です。
2月29日にJRAの無観客競馬が始まって以来、人気馬の好走ばかりだという声が聞こえてきます。
もともと大荒れする重賞ではないものの、チューリップ賞→オーシャンS→弥生賞がいずれも人気決着だったこともあるのでしょう。
3月7日、8日の開催で印象的だったのは、チューリップ賞における赤木さんのパドック印です。当日の直前情報は、以下の記事に松本くんがまとめてくれました。
阪神JF
チューリップ賞
チューリップ賞時、パドック担当赤木さんの印は▲マルターズディオサ>注ウーマンズハートでした。
この評価順は「馬体表記」をご覧いただくとわかりやすいと思います。
マルターズディオサは「余裕」→「良」で馬体重も増減なし。しっかりとした仕上がりでレースに臨めていました。
マルターズディオサ
2019年12月8日 阪神ジュベナイルフィリーズ時
2020年3月7日 チューリップ賞時
対するウーマンズハートは10キロ馬体重が減っていましたが、「余裕」→「余裕」と阪神JF時から馬体表記の良化が見られませんでした。
クロコスミアのように、叩いて良くなる傾向が見られる西浦厩舎なので、桜花賞で馬体表記が良くなった際は買い目に加えたい一頭です。
同じ人気馬でも、その序列を決められれば、馬券選択は相当に楽になるもの。
マルターズディオサの例は評価を上げることができ、ウーマンズハートのケースは1つ印を落とすことができます。
このように、”前走時との比較”で、人気馬の信頼度を確認できるのがパドック情報の強みです。
GⅠレースの前哨戦が続くこともあり、各馬の状態把握が重要な3月。JRDBの直前情報が活きる時期なので、パドック担当者の印にご注目ください。
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