NHKマイルC 出走情報を踏まえて
村山弘樹です。
サラブレ4月号において、紙幅の都合や締め切り時に出否が未定で触れられなかった有力馬について簡単にまとめます。
NHKマイルC
まず入稿時の想定と異なったのはサトノインプレッサ。中間は在厩での調整でした。ちなみに、こぶし賞→毎日杯は同じ中5週で放牧に出ていました。放牧効果に期待しての◎評価だっただけに、プール調教を多用して、コースでの追切を控えている中間からは強くは推せません。日曜の東京はパンパンの良馬場が想定されるので、その点は適性からプラスです。
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今年はNZT組が優秀。
例年勝ち馬のIDMは60に届かないのですが、上位3頭はそれを軽くクリア。東京コースを苦にしなければ、GⅠでも馬券圏内に届きます。
ルフトシュトロームは阿見トレセンから帰厩して3走目。堀厩舎はノーザンFしがらき(滋賀県甲賀市)を利用する厩舎。ルフトシュトロームのように、ノーザンF系を短期の放牧に出す場合は阿見トレセンとなる場合が多いです。さて、先ほどの画像のように、わずか3戦でIDMが65に届いているので素質は相当です。ただ、基本的に堀厩舎は、放牧先から帰厩して初戦で狙える厩舎。ノーザンF系ならば特にです。ルフトシュトロームは年明けデビューだったのでここまで連戦。仕方がないといえば仕方がないのですが、厩舎のパターンに合致しているわけではありません。4戦目でd個までのIDMを出せるか。
ウイングレイテストはルフトシュトロームと同じような競馬をして3着。不利の度合い、通った位置からもほとんど差はないはず。人気を考えればこちらに妙味があります。フローラSを制したウインマリリンがそうだったように、ウイン馬(ビッグレッドF鉾田育成馬)は叩いて良化することが多いですよね。帰厩3走目で状態も良好。この馬は押さえておきたいです。
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レシステンシアは桜花賞後にノーザンFしがらきへ放牧に。
16年メジャーエンブレム、17年アエロリットは、桜花賞後にノーザンF天栄でリフレッシュ。中3週ながら放牧に出ての戴冠でした。
一方、19年グランアレグリアは桜花賞後に在厩で調整。初めて間隔を詰めて使われたこともあって、力を出し切れませんでした。
サンプル数が少ないのは確かですが、NHKマイルCに出走する牝馬にとって、短期放牧によるリフレッシュ効果は大きいとみます。状態は良いと考え、直前の情報からはこの馬を推奨します。
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