競馬雑記帳 2022/10/14

JRDB永野です。

今週から秋のGⅠ戦線が本格化。

まず始めは牝馬三冠路線の最終戦の秋華賞。注目はスターズオンアースの三冠なるかという所。
牝馬三冠という概念は1970年のビクトリアカップが創設されたことに始まり、エリザベス女王杯、秋華賞と、名称と距離の変更があっが昨年までで52年の歴史。

その間、春に二冠を制した牝馬は1975年のテスコガビーに始まり、2020年のデアリングタクトまで11頭。うちテスコガビーは三冠目には不出走、ほか10頭が三冠に挑戦で1986年のメジロラモーヌが初めて牝馬三冠になり、以降2020年のデアリングタクトまで6頭が三冠に輝いている。

皐月賞、ダービー、菊花賞の三冠路線は当然牝馬より歴史は長く今年で82年。その間に春の二冠を制したのは21頭。うち6頭が菊花賞へは不出走で出走15頭のうち、1941年のセントライトから、2020年のコントライトまで8頭が三冠馬に。

こうしてみると、二冠牝馬の方が牡馬よりも三冠達成率が高い。春にマイルの桜花賞と2400Mのオークスを制した馬にとって、その中間の距離で行われる三冠目は戦いやすいのだろう。
2010年のアパパネ以降、ジェンティルドンナ、アーモンドアイ、デアリングタクトと春の二冠馬は三冠を達成しており、今回も可能性は高い。
阪神開催ということでフルゲートは16頭で出走のボーダーが取得賞金1500万円というのは昨年と同じで、決して相手のレベルが低いというわけではないが、ここ4年連続して勝馬を出しているオークスからの直行ローテで栄冠を。

GⅠ戦線スタートの一方、今週から新潟、続いて福島、中京と第三場での開催もスタート。計18日間の開催のうち14日間で若手騎手競走が組まれており、チャンスを活かしたたい。
中央の二場開催では苦しんだ今村騎手だが、月曜の開催で80戦振りに勝ち星。週中では警察の1日署長を務め「一番つかまえたいもの」の問いに「たくさんのひとの信頼をつかんで、良い結果をつかみ取りたい」と答えており、初夏にブレイクした新潟でエンジンの再点火を図る。

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