ヴィクトリアマイル 出走情報を踏まえて
村山弘樹です。
サラブレ5月号において、紙幅の都合や締め切り時に出否が未定で触れられなかった有力馬について簡単にまとめます。
ヴィクトリアマイル
ドバイへの輸送後に開催中止となってしまったアーモンドアイとラヴズオンリーユー。調整は難しかったと想像でき、抜群の仕上がりとまではいかないかもしれません。それでも、中間の様子からは、国枝厩舎、矢作厩舎×ノーザンFのノウハウで「態勢は整った」といったところでしょうか。
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アーモンドアイに関しては、(安田記念だと同馬主のインディチャンプと被ることもありますが)昨年よりも早く始動できているのはプラス。逆らえない存在でしょう。
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ラヴズオンリーユーは、JRDBデータで各種指数の順位が人気順を下回っているのが気になります。
ただし、これはキャリアの浅さが原因。矢作厩舎はノーザンF系に関しては休み明けを気にする必要はありません。近年のGⅠの激走要因である「内枠」「ノーザンF」「外国人騎手」なので押さえておくべきでしょう。
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誌面でも触れたように、サウンドキアラ(宇治田原優駿S)とスカーレットカラー(在厩調整)の充実度には文句の付け所がありません。この2頭の比較では、府中牝馬S&前走の末脚からスカーレットカラーが上とみます。
ノームコアは高松宮記念が適性外の条件。鞍上も早々に勝負を止めていました。中間はアーモンドアイと同じノーザンF天栄へ。萩原厩舎×同牧場はダノンキングリーと同じで、放牧明けでグンと馬体が良化する組み合わせ。土曜19時現在7番人気と妙味もあるので、この馬とアーモンドアイから上手く組み立てたいところ。
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上記以外で何かを起こせるなら内枠勢。赤で囲った箇所は注目できるポイントです。
シャドウディーヴァは放牧情報から強調できる点は見つけられませんでした。しかし、東京新聞杯の内容から事前予想通りに穴で注目。
シゲルピンクダイヤは叩き良化型。放牧から帰厩して2走目では【1110】と、実は崩れていません。近走内容はひと息も、桜花賞好走馬が強いレースでもあるので相手には。
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