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函館SS&ユニコーンS 出走情報を踏まえて

村山弘樹です。

サラブレ7月号において、紙幅の都合や締め切り時に出否が未定で触れられなかった有力馬について簡単にまとめます。

函館SS

前走高松宮記念出走馬が人気を裏切る傾向にある」これが函館SSの基本となる考え方とは誌面で触れたとおりです。今年は58キロを背負うダイアトニックがこれに該当しており、決して軸不動とはいかなさそうです。

ただし、これも事前情報からわかっていましたが、確固たる先行馬が不在。ナックビーナスなど、最初から最後までレースを作れる馬は見られません。土曜に競馬を見る限り、函館芝は高速馬場が続いていて、内枠&先行馬がとにかく有利。ローテーションや放牧情報を重視する予想とはいえ、このトラックバイアスは無視できません。メイショウショウブ、ダイメイフジ、グランドボヌールあたりは、脚質だけを理由に押さえておきたいです。

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ダイアトニックは5月27日にノーザンFしがらきから帰厩。6月3日には坂路で好時計を出せており、放牧先でしっかり乗られたと分かります。この馬自身、放牧明けで毎回結果を残してきたので、あとは冒頭のデータを跳ね返せるかどうか。近走はスタートで出るようになったので3枠6番は好枠。必ず相手には入れておきたい1頭です。

ケープコッドの出走がなかったので、「洋芝のゴドルフィン」該当はライトオンキューティーハーフの2頭に。ライトオンキューはドバイ遠征が叶わずここまで間隔があきました。4歳時に短距離路線に切り替えて以降は、中10週以上の間隔で2勝2着1回なので、間隔を理由に軽視することはありません。このクラスの馬なので当たり前ではありますが、中間の追切指数も上々です。懸念材料は1分7秒台の持ち時計がないこと。時計が掛かる馬場ならダノンスマッシュやタワーオブロンドンとも差はないのですが、今の馬場がどうか。

エイティーンガールは帰厩して2走目の成績が優秀。2走目は↓画像で赤背景になっているように【3100】とパーフェクトです。

無a題

抜群の手応えで突き抜けたファイナルS(中1週)が、未だにベストパフォーマンスだと思っていて、その点で前走鞍馬Sからは上積みが期待できます。ライトオンキューと同じく持ち時計と後方からの脚質は気になるところ。それでも、前走で初めて7秒台で走れており、対応できるか。

スプリント重賞でノーザンF育成馬を推奨することは多くないのですが、内枠で放牧明けの成績がいいスイープセレリタスは、今の馬場なら押さえておきたい。フィアーノロマーノはスプリント質が問われた阪神1400m重賞で連続好走。強調できる点はありませんが、嫌う理由も見つかりません。

ユニコーンS

「5月以降に高いパフォーマンスを示した馬」を重視のスタンスは変わらず。カフェファラオ、フルフラットの臨戦過程は評価しづらいですが、それぞれ外枠でレースのしやすそうな枠に入りました。デュードヴァンタガノビューティーから、相手も人気どころでしょうか。

noteのケツ

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