競馬雑記帳 2023/11/30
JRDB永野です。
戦前は2強ムードだった今年のジャパンカップ。
馬券の発売開始から人気は圧倒的にイクイノックスに傾き、最終的には1.3倍でリバティアイランドは3.7倍。
このオッズはディープインパクトが勝った時と同じだが、ディープの時は11頭立て。今回はフルゲートの18頭だけに、圧倒的人気となった感が強い。
レースも大逃げを打ったパンサラッサを自ら捉まえに行き、後続を寄せ付けない完勝。
1着賞金5億円に加えて、今年ドバイシーマクラシックを勝っているので褒賞金200万ドルも獲得。
今後だが、有馬記念の参戦も否定はしていない。
有馬記念も1着賞金は5億円。加えて天皇賞・秋、ジャパンC、有馬記念の3レース制覇の褒賞金が2億円。取りに行ける賞金は根こそぎ持って行くのか。
天皇賞・秋の強敵なレコードからそのスピードは証明されており、種牡馬としての価値はすでに確立されている。
サンデーサイレスは、この馬にとっては既に3代前なのでサンデー系の牝馬も相手になる。とくにディープインパクト産駒の牝馬が相手なら、サンデーサイレンスとウインドインハーヘアの両方の4×3の血量に。
加えて、キンカメ系の血は入っていないでの、キンカメの直仔や、ロードカナロア、ドゥラメンテの産駒牝馬にも付け放題。
同じシルクの勝負服で走ったアーモンドアイに付ければ話題になることは間違いない。
父キタサンブラックは、種牡馬として供用開始時は500万円だった種付け料が、2021年にが300万円まで下がるが、初年度産駒がデビューした翌春には500万円に、イクイノックスの3歳秋の活躍で昨年は1000万円に倍増、更に来年の種付け料は2000万円とのこと。
馬産に関しては、社台・ノーザン系の景気の良い話しに目が行きかちだが、今年の日高軽種馬農協の北海道オータムセールでは競りの価格が100万円割れの馬も多数。ゴールドシップ産駒なども含まれていおり、当時のゴールドシップの種付け料は300万円。加えて1歳秋までの飼育料が加わるので大赤字。中小の牧場経営はハイリスクだが、大きなレースの生産者賞は社台・ノーザン系の寡占状態でリターンが少ないのが現状かも。
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