競馬雑記帳 2022/01/27
JRDB永野です。
2018年に3歳で有馬記念を勝ったブラストワンピースが引退する。
競走成績は有馬記念をはじめ、札幌記念とAJCCのGⅡ、毎日杯と新潟記念のGⅢと重賞は5勝。
デビューから3連勝で臨んだダービーでは2番人気に推され(5着)、新潟記念勝ち直後の菊花賞では1番人気に。(4着)有馬記念勝ち後の大阪杯でも1番人気に推されている。(6着)余生はノーザンホースパークで乗馬になるとのこと。
有馬記念を勝った牡馬で、種牡馬とならなかったのは、有馬記念直後の日経新春杯で散ったテンポイントだけ。
内国産馬が種牡馬としては不遇の時期だった昭和50年代でさえも、有馬記念の勝馬は種牡馬入りしている。
それが、ブラストワンピースは種牡馬にはならずに乗馬というのはやや不思議な感じがする。同じくハービンジャー産駒のGⅠ馬のペルシアンナイトも種牡馬にはならずに馬事公苑で乗馬になるらしい。ハービンジャー自身はデインヒルの系統として、サンデーやキンカメの系統の牝馬に付けやすいが、ブラストワンピースは2代前にキンカメが、ペルシアンナイトは2代前にサンデーが入っているので、牝馬の選択肢が狭いことはたしか。ただブラストワンピースの場合はサンデーは4代前なので、サンデー産駒の種牡馬を父に持つ繁殖牝馬ならサンデーの5×3でそれほど血は濃くならないのだが。
ハービンジャーの後継馬は、先日の若駒Sを勝った、ディアドラの全弟リューベックにかかっているのかも。
現在種牡馬はサンデー系とキンカメ系で飽和状態。クリスエスからリボーに遡るエピファネイアが人気のように、デインヒルの系統なら需要があると思うのだが。
※ひとつ訂正です。2022/01/20の競馬雑記帳のなかで、3歳リステッド競走の若駒SとすみれSの収得金を1000万円としていましたが、正しくは1200万円でした。訂正させていただきます。(記事では訂正済み)
出走表等は、JRA発表のものをご確認ください