競馬雑記帳 2020/10/14
JRDB永野です。
秋華賞で牝馬では初の無敗の三冠に挑むディアリングタクトは1歳に1296万円で落札された。セレクトセールとしては廉価の馬だったと話題に。自身の賞金はすでに2億4千万円を超えており、2000%近い回収。
菊花賞でもそんな馬が。現在重賞連勝を含めて4連勝中のバビットは2歳時に北海道トレーニングセールで540万円で落札。このセールでは、上は3672万円から下は162万円まで162頭がセリおとされたが、バビットは中間の80番目あたり。バビットより高額でセリ落とされた馬の内、自身の取引価格より多く賞金を稼いでいる馬は9頭しかおらず、その全てが取引価格の200%未満。2歳の5月に落札せれてから1年以上の、育成や預託の費用を考えるとマイナスだろう。
所有馬の少ない個人の馬主というのは、馬券以上のギャンブルといえる。
そんな中でバビットは既に自身の取引価格の2000%以上を稼いでいる。
菊花賞では無敗の二冠馬やダノングロワールなどセリで億の値の付いた馬、高額で募集されたクラブの馬を相手にどんなレースを見せてくれるか。
小細工なしに逃げるだけなのだろうが。
ちなみにバビットの北海道トレーニングセールの上場は育成専門者による上場で、その育成者が1歳時に北海道オータムセールでセリ落とした際は162万円。約8ヶ月育成して利益は378万円。ひと月あたりに割ると47.25万円。飼料や人件費を考えると商売的にはギリギリかも。というのも、540万円という落札価格はスタートのからひと声で、他に競る相手がおらずもので、上場者の希望価格よりほんの少し上を行っただけだろうから。
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