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競馬雑記帳 2021/12/1

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JRDB永野です。

暦は12月に突入。今年の競馬もあとひと開催4節に。
この時期のなると話題にのぼるが、年度代表馬を始めとする各部門の表彰馬。
少し早いがその予想を。


最優秀2歳牝馬
これは例年阪神JFの勝馬が自動的に選出。
函館と小倉の2歳Sは牝馬が勝ったが、秋になって牡馬相手の重賞を勝った馬がいないので、今年も阪神JFの勝馬で順当だろう。


最優秀2歳牡馬
ここ2年はホープフルSの勝馬が選出されているが2018年は朝日杯勝ちのアドマイヤマーズが選出。この年はホープフルS勝ちはサートゥルナーリアだったが、重賞勝ちはこの1クラだけ。対するアドマイヤマーズはデイリー杯も勝っていた。
今年は既に重賞2勝のセリフォスが朝日杯出走を表明しておりここを勝てば重賞3勝。
ホープフルS組はどの馬が勝っても重賞2勝目は初重賞。
セリフォスが朝日杯を勝てば最有力、負けて現在重賞勝ちのある、ジオクリフかイクイノックスがホープフルSを勝てば無敗で3歳を迎えることになるのでそちらか。

最優秀3歳牡馬
皐月賞勝ちで天皇賞・秋で古馬を負かしたエフフォーリアが最有力で、有馬記念っを勝てば盤石で、年度代表馬の座も。
逆転があるとすれば菊花賞馬のタイトルホルダーが直接対決の有馬記念でインパクトのある勝ち方をした場合くらいか。

最優秀3歳牝馬
三冠レースは3頭の馬で分け合ったが、古馬相手に札幌記念を勝った桜花賞馬のソダシが大きくリードだろう。白毛というキャラクターもあり、今週のチャンピオンズCでダートに挑戦も話題に。

最優秀4歳以上牡馬
4歳以上の牡馬で平地GⅠを勝ったのは、フェブラリーSのカフェファラオ、天皇賞・春のワールドプレミア、安田記念のダノンキングリー、ジャパンCのコントレイルの4頭のみ。年内3走のみで勝ちクラはジャパンCだけだったコントレイルだが、内容は他の3頭を圧倒している。

最優秀4歳以上牝馬
この部門が一番混戦かも。グランアレグリアはGⅠばかり5戦を走って2勝2・3着が1回づつ。クロノジェネシスはここまで国内は宝塚記念の1走のみ。ドバイシーマCの好走もあるがやや記憶から薄れかち、ただ有馬記念を勝てば、昨年の特別賞以上の可能性は十分。もう1頭ラヴズオンリーユーもこのあとの香港の結果次第では有力馬の1頭だろう。国内では京都記念勝ちだけだが、海外でのGⅠ2勝(香港で勝てば3勝に)、特に日本馬初のブリーダーズC勝ちは大きなセールスポイント。

最優秀ダート馬
フェブラリーSを勝っているカフェファラオが今週末のチャンピオンズCを勝てば文句なしだろうが、負けた時は混戦に。そうなった場合に急浮上しそうなのがマルシュロレーヌ。BCディスタフ勝ちのインパクトは大きい。交流重賞でも3勝を挙げているがJRAでのレースは平安Sの3着1度だけ。JRA賞という看板とどう折り合いを付けるか。

最優秀短距離馬
春のスプリントチャンピオンのダノンスマッシュ、秋のスプリントチャンピオンのピクシーナイトともに、もうひとつ強調材料が欲しい。2頭とも香港スプリントの結果が重要に。昨年のこのカテゴリーはグランアレグリアが選ばれたが、今年のグランアレグリアはマイル以上の距離しか走っていないので、どうかと思うが、最優秀4歳以上牝馬でのクロノジェネシスとの兼ね合いで強引にこちらに投票する記者もいるかも。


各部門の選考にも影響を与えそうな、香港国際競走に騎乗のために、川田騎手と福永騎手が渡航届けを提出。この週末は日本で騎乗で、来週香港で騎乗して12/13までの予定。
ただ、ここへ来て新型コロナウィルスの変異株の出現で水際対策の強化に伴い隔離期間が長引けば有馬記念の日に騎乗出来ない可能性が出てきたのは誤算か。
その前の朝日杯では、川田騎手、福永騎手の騎乗予定だった馬は別の鞍上を確保している。


出走表等は、JRA発表のものをご確認ください

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