
競馬雑記帳 2025/1/3
JRDB永野です。
本年も駄文にお付き合い頂ければ幸いです。
2024年のJRAの最後のGⅠのホープフルSはクロワデュノールが快勝。
クラシック路線で大きく前に出た印象。
クロワデュノールはキタサンブラックの4世代目の産駒。種付けされた時にはまだ初年度産駒がデビューしておらず、種付け頭数も初年度の130頭から110頭、92頭と頭打ち状態。種付け頭数が一気に増えるのは初年度産駒のイクイノックスが登場してからで、明けて4歳世代は、種付け頭数92頭、血統登録数54頭と落ち込んだ年で目立った活躍馬は紫苑ステークスのクリスマスパレードだけ。
明けて3歳世代は、種付け料が初年度の500万円から300万円まで下がったこともあり種付け数は102頭、血統登録は70頭と回復。イクイノックスの活躍もあり、キタサンブラックの血の需要が高まり、この世代ではセレクトセールで3億円超えが3頭出ている。クラブ馬主の募集金額にも反映されており、1頭500口のシルクレーシングは、初年度産駒のイクイノックスは一口8万円だったが、3歳世代の牡馬アルババテラで一口10万円。ノクターンは牝馬ながら近親にラヴズオンリーユーのいる良血から一口が14万円。サンデーRも初年度のコナブラックが1口80万円の総額3200万円だったが、クロワデュノールは一口125万円で総額5000万円に。
明けて2歳世代は種付け料500万円で血統登録は133頭、1歳世代は種付け料1000万円で血統登録は133頭に。これらの世代が3・4歳を迎えるころにはリーディングも見えてくるかも。
しかし、種付け料2000万円となっった現在、ライバルとなるのが自身の初年度産駒のイクイノックス。同じ2000万円の種付け料だが、イクイノックスは父系でサンデーサイレンスが4代前に下がることによってサンデー系種牡馬を父に持つ牝馬との配合でサンデーサイレンスの4×3の配合に。初年度の配合馬の中には、ディープ産駒で阪神JF勝ちのショウナンアデラもおり、名牝ウインドインハーヘアの4×3のクロスを持つ馬がいるように、イクイノックスの方が質の高い牝馬を集めそう。親子対決の行方は速くても2028年以降。
2024年のJRAのリーディングサイヤーランキングは、1位のキズナから7位のルーラーシップまで内国産種牡馬。以下20位までのうち輸入諸牡馬は3頭だけ。
日本馬のレベルが上がったいることは認識しているが、このままでは血統的にガラパゴス化してしまわないか心配。
いいなと思ったら応援しよう!
