2019年 有馬記念 好走の要因
こんばんは。橋浜保子です。
今回は、三井泰朋さんのお写真と共に、2019年の有馬記念を振り返ります。
2019年12月22日 パドックでのリスグラシュー
宝塚記念、コックスプレートでの歴史的な勝利を経て、有馬記念でラストランを迎えたリスグラシュー。
名手がひしめき合う、今年のグランプリ有馬記念。その中でも、特別な短期免許で鞍上にダミアン・レーン騎手を配した矢作芳人調教師のファインプレーが光りました。
リスグラシューは厩舎印で本命◎、IDM(インデック・スメモリー=能力記憶指数)、展開印、調教印、情報印が対抗〇でした。
綺麗なスタートを切った、レーン騎手とリシュグラシュー。断然の1番人気アーモンドアイを外に見ながら、内ラチ沿いでレースを進めます。
勝負の分かれ目となったのは、残り400mを切った地点。レーン騎手は迷うことなく、外へ進路を取りました。
内からスワーヴリチャード、ヴェロックス、キセキの前を、外に半円を描くように次々とカット。進路を妨害しないギリギリのところで、3頭の末脚をレーン騎手が巧みに削ぎました。
大外へ持ち出すことに成功すると、本格化したハーツクライの名牝が、異次元の末脚でゴールへと突き抜けました。
父ハーツクライを彷彿とさせる走りで、気高さと強さを見せつけた引退レースでした。
2019年12月22日 ラストランを飾ったリスグラシュー
2019年12月22日 2着 サートゥルナーリア
2着のサートゥルナーリアは、今回リップチェーン(ガムチェーン)(馬具表記「G」)を装着していました。馬の急所のひとつ、歯茎に鎖を当てて、パドックで大人しく歩ける効果がある馬具です。
サートゥルナーリアは騎手印が対抗〇、IDM、展開印、万券印、厩舎印、調教印、情報印で▲でした。
2019年12月22日 3着 ワールドプレミア
3着ワールドプレミアは、神戸新聞杯からクロスタイプのノーズバンド(馬具表記「N」)を装着。今回はリップチェーン(ガムチェーン)(馬具表記「G」)を外していました。
ワールドプレミアはオッズ印の4番手でした。
ノーザンファームしがらきから帰厩して初戦の馬による、ワン・ツー・スリー決着。
有馬記念でも外厩&馬具変更が、好走する要因のひとつとなりました。
JRAで行われる2019年最後のGⅠレース、ホープフルステークスでも、引き続き外厩データと馬装具の変更に注目してみてください。
その他にもたくさん揃っている予想ファクターも、予想に取り入れていただけましたら幸いです。