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競馬雑記帳 2022/04/21
JRDB永野です。
ロッテの佐々木朗希投手の勢いが止まらない。
ロッテといえば、嘗てエース村田投手の晩年は日曜毎の登板でサンデー兆治と言われて観客を集めて球団の営業的にも潤った。
今回の「サンデー朗希」はそれ以上だろう。
佐々木投手のすごい所は、「バレーボールのスパイクを打つ時に似た上半身のしなりにある」という記事を目にした。
この記事で思い出したのは、昔のアニメの「侍ジャイアンツ」。放送時期を調べてみると1973年から1974年にかけてなので、リアルタイムで知っているのは還暦間近以上の年齢の人となるが、度々再放送されているので若い世代でも知っているはず。ちなみに現在eo光テレビで再放送されている。
番場蛮投手が魔球を開発しまくる内容。なかでもボールを握り潰して投げる「分身魔球」は全国の子供が軟式テニスのボールや柔らかいカラーボールで真似をした。
そんな魔球の中に、マウンドのプレートから垂直にジャンプして投げるハイジャンプ魔球があり、その進化形として、垂直にジャンプしてさらに空中で体を反らして投げる「エビ投げハイジャンプ魔球」があった。
佐々木投手のカラダのしなりはそのエビ投げの部分と言えるおではないか。
ようやく現実世界がマンガに追いつきつつある。
ならば、「白い珍獣」のミドリマキバオーは、ソダシか。
「みどりのマキバオー」放送当時の1996年当時は白毛の馬がGⅠを勝つなんて考えられなかった。
現在活躍の白毛の祖のシラユキヒメは1996年生まれで、それ以前の白毛馬は本当に存在がマレな状態で競馬で結果を残すことはなかった。
さて、皐月賞は木村厩舎の管理馬がワンツー。
特に、イクイノックスは2歳の11月以来という異例のローテーションでの好走。
昔の「4歳クラシック戦線」は、スプリングS-皐月賞-NHK杯-ダービーと使うのが普通だったが、近年は皐月賞のトライアルすら使わないことが多く、間隔をあけての臨戦が主流に。
この風潮はクラブ馬主というシステムが大きく影響しているのではないか。
今回皐月賞2着のイクイノッスやシンザン記念から直行で桜花賞を勝ったアーモンドアイはシルクレーシングの所有馬。朝日杯からの直行で桜花賞を勝ったグランアレグリアはサンデーレーシングの所有馬、ホープフルSから皐月賞を勝ったサートゥルナーリアはキャロットFの所有馬。
クラブの馬の場合は馬代はすでに出資会員からの払い込みでペイしており預託料も心配はない。
これが個人の馬主の場合は、馬代と預託料を稼ぐ必要があるので、こんなローテーションは組めない。
しかも、社台・ノーザン系のクラブはシッカリとした調教施設を外部に持っているので調整も問題なく行える。
新馬一戦を勝っただけでクラシックというのは、収得賞金の面から現実的ではないが、今回のイクイノックスのように、2歳時に新馬-重賞で能力を見極めて、皐月賞や桜花賞へ直行というローテーションが今後主流になるかもしれない。そうなれば、皐月賞や桜花賞まで有力馬の直接対決はなく、力の比較が難しくなり、馬券も売れるようになるのか。実際今年の皐月賞の売る上げは前年比では113.2%。昨年の皐月賞が16頭だてだったことを考えても馬券は売れているので、JRAの興行的にも歓迎なのかも。
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