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ロックマンエグゼ(アニメ&ゲーム)感想

ロックマンエグゼというのは2001年に発売したゲームボーイアドバンス専用ソフトです。同年に2作目が発売され、翌年にはテレビアニメも放送され、一気に子供たちの人気作品の一角に躍り出た作品です。まあ、僕は同時期に発売したロックマンゼロの方に惚れてしまったのですが…(同じ年にロックマンと名の付くタイトルを複数出していたカプコンどうなっているんだ…現代人も見習えよ…)

それはさておき、2023年4月にロックマンエグゼアドバンスドコレクションというゲーム本編1〜6をセットにした商品が発売することが決定し、その発売記念でアニメ無料配信があった(5月末に終了した)ので視聴しました。
ロックマンエグゼは2002年放送開始の、つまり20年以上前のアニメです。画質が今と違いすぎて全画面で見ると文字が潰れて見えたりしたので、小さいウインドウでアニメを流しつつ別の作業をしながら見ていました。だからよくわかっていない部分や見落としているシーンも多々あると思いますがご了承ください。

まず無印ですが、主人公の熱斗が小学5年生になり自分のネットナビを貰うところから始まりま…したよね?(うろ覚え)序盤の方は熱斗の実力というよりロックマンの性能で無双するヒカルの碁みたいな構成だった気がします。
で、やっぱり印象に残っているのは「ソード!ワイドソード!ロングソード!プログラムアドバンス!」です。ゲーム本編をプレイしている方ならご存じと思いますがこのチップ順で発動するPAといえばドリームソード!広範囲高威力で発動も手軽というみんな一度は使ったことがあるプログラムアドバンスだと思います。どんな感じになるんだろうとワクワクして見ていたら…
そもそもアニメオリジナル設定でPAを発動するにはチップを転送するタイミングが大事だとかなんとか。まあ、後のシリーズではそんな設定なくなったかのように「ネットセイバーの権限では突破できないファイアウォールか!それなら強行突破だ!プログラムアドバンス!」とか言って便利アイテムのごとく多用してたりするんですが。

…前半(無印)から割と眠かったんですが、AXESS(2期)でクロスフュージョンというロックマンと熱斗が合体するアニメオリジナル設定が出てきて戦隊ヒーローモノみたいな雑な構成(敵が出てきて討伐したら1話終わり)になり更に眠くなりました…
熱斗もライバルの炎山と同じオフィシャル…もとい、ネット警察(笑)にスカウトされ、随分とゲームと違う展開になりました。労基法とかないんかこの世界…

Stream(3期)は急にデューオの試練とかいう地球の危機が迫ってきて緊張感のあるアニメになったのと、オープニング曲のBe somewhereがかっこいいので好きです。

劇場版がこのシリーズなのは納得。今まで強敵だったキャラクターが何人か味方になったのも熱い。

BEAST(4期)で異世界というかパラレルワールドに行ったのは世界観が壮大すぎてついていけなかったのが正直なところ。アイリスもキャラデザが可愛いだけで思ってたより可愛くなかった(思ってたより可愛くなかっただけで普通に可愛い)。

BEAST+(5期)は10分アニメになったけど序盤は結構重たくて面白かった。しかしながら後半は消化試合みたいになってたのが何とも。でも水着回だけは神。

個人的に好きなキャラクター

AXESS42話 熱斗と初デートでニコニコのメイルちゃん。
可愛い。
同上 メイルちゃんが自分でスカートを破るシーン。
視聴者の性癖もビリビリに破壊してる。
Stream38話 メイルちゃんにプラグイン!?
これが朝から放送されてたの普通に怖い

メインヒロインの桜井メイルちゃん。ゲームでは熱斗にデレデレで特に戦うこともなく無償でロールのバトルチップを提供してくれてた印象だったけど、アニメのメイルちゃんは時代の波に乗せられたのか暴力こそなかった(?)ものの常に熱斗にガミガミ怒ってる印象だった。ボディタッチ多すぎてびびる。あと、アニメはとにかく声が可愛…いや、冷静に考えると声そのものが可愛いというわけでもない気がするけど特徴的で耳に残る声だし登場回数もダントツで多いし気がついたら単純接触効果で「メイルちゃん可愛い」になってた。

劇場版 しれっと出演する舟子ちゃん。
どう見ても闇太郎の彼女でマス。
Stream44話 唐突にアップになる舟子のスク水シーン。
BEAST+15話 盛られまくりの舟子ちゃんに対してデカオの作画が雑すぎるシーン

しゅーねーちゃんこと城戸舟子ちゃん。小学生向けのアニメとは思えない萌えキャラ。熱斗たちより少し年上の14歳でありながらヒグレヤでバイトをしている。やはりこの世界に労基法は存在しないのだ…
舟子ちゃんはゲームだとアクアマンに振り回される可哀想な子だったけど、アニメでは自ら不幸なヒロインを演じたがるクソ女だった。でも僕はそういうクソ女が大好きです。しかも悪いのは舟子ちゃん本人ではなくナビのアクアマンというところが弱者男性が考えた理想のお嫁さん感があって好き。闇太郎とのカップリングを考えたのも闇太郎に自己投影してる弱者男性スタッフだろ(暴論)

ゲーム感想
前述の通り4/14にゲーム本編1〜6のセット商品が発売されました。
実は偶数作品しかプレイしたことがなかったので半分は初見プレイの感想になります。

バトルネットワークロックマンエグゼ(無印)

いいわけねーだろクソ上司
これ今の人が見たら笑うだろ(泣いた)
ここは近代的で良かった
さいたまけん

シリーズ最初の作品ということで完成度が低いと言われがちですが個人的には普通に楽しめました。とりあえずガッツマンを使えば雑魚は一掃できるしナビ相手もPAガッツシュートを当てることさえ出来れば簡単なのでストレスなくクリアできました。対戦に関しても永続ダメージのポイズンアヌビスとチップ破壊のインターラプトさえあれば始められるとのことだったので唯一まともに手を出せた作品です。対戦環境がまともじゃないただのA連打ゲーそれはそう。
あと、みんな言っているようにマップに関しては迷路としか言えなくて擁護できません。

バトルネットワークロックマンエグゼ2

開発者の性癖全開で草
失われた20年。今ならチョイナ人になってそう。
炎山可愛すぎて草
この技術を開発しろ日本
ネットバトラー≒お医者様の世界観
20年前に弱者煽りしててセンスある

一気にお使いゲー感が増した本作。威力100×9回のPAゲートマジックがないとこんなゲームやってられるかってくらいお使いゲー。

トップウ+スイコミ+ゲートマン
プログラムアドバンス!ゲートマジック!
全部*コードで揃えられる神PA

僕はゲートマジックを多用していましたが、ロックマンエグゼのぶっ壊れコンボでよく語られるプリズム+フォレストボムもこの世代。そして威力3000×2回の最強PAダークメシアがあるのもこの世代。

隠しボスのフォルテを一撃で葬り去る最強PA

つまり、2作目にして超絶インフレしているんですよね。お使いゲーつまんねと思いながらも一瞬で場を制圧するのが快感でサイトスタイル発現までプレイして、その記念に対戦もやってみました。インターラプトがなくなりましたが任意のタイミングでカスタム画面に移行できるフルカスタムが実質チップ破壊だったので相変わらず混沌としている印象でした。

バトルネットワークロックマンエグゼ3BLACK

それはそう
全く同じモブが2人いるくらい雑なシーンなのに
女の子だけ浴衣着ていて開発者の性癖が垣間見える
こいつが許されてる世界観怖い
※メイル争奪戦は既に敗北しています

一部ではシリーズ最高作と言われることもある本作。初見プレイの僕に言わせれば「思い出補正だろ」としか…。
エグゼ2のインフレから一転、バトルチップの威力や攻撃範囲が抑えられている印象を受けました。ゲームバランスは序盤から終盤まで一貫して「ちょいむず」だった気がします。アニメではクソ雑魚ヘタレキャラだったデカオが、ゲームでは劇場版のジァイアン並に格好良く登場してジァイアンでした。本作はサイトバッチを入手した段階で満足してしまったので隠しボスのセレナード手前で止まっています……。

ロックマンエグゼ4トーナメントブルームーン

楽屋花バトル開催されてて草
そうきゅう が正しい世界線。
正義の反対は悪ではなく別の正義というやつ

当時小学生だった僕はポケモン銀の感覚でブルームーンを買ってもらいました。ブルースソウルかっこよくね?そう思っていたのは僕だけだったようで、周りはみんなレッドサンでした。ギガクラスチップのメテオレッドサンは威力40×5回+100の計300に加えヒビパネル変化もあるのに対し、ブルームーンレイは威力200のみ(実際にはナビカスOFF効果があってめちゃくちゃ強いが対戦やり込んでないと気付けない)という格差だけでなく、レッドサン限定のサーチソウルはフォルダシャッフルでPA連発できるうえにチャージショットがほぼ必中のインビジ(無敵)無効で自分自身はインビジ系というぶっ壊れ性能。同じくレッドサン限定のロールソウルはチップを使うだけでHPが10%回復しチャージショットは悪名高きインターラプト性能を持っているという壊れ具合。一方ブルームーンは…ブルームーンには!萌えキャラの舟子ちゃんがいる!たま子さんもサロマさんもいる!でも!メインヒロインのメイルちゃんのストーリーがあるのはレッドサン…これ、ブルームーンを選んでしまった小学生は陰キャ化不可避じゃないですかね…
そんな子供時代の思い出がありながらも再度ブルームーンを選びました。だって舟子ちゃん可愛いんだもん。前述の格差はありますがブルームーンのソウルユニゾンには属性チップ威力2倍というロマンがあります。インターラプトの前では無意味なんだがな。
久々にプレイした感想としては…チップが弱すぎます!本作からロックマンが気持ちよくなるとフルシンクロという状態になります。フルシンクロになると次に使う攻撃用バトルチップの威力が2倍になるのですが、これが前提となっているせいか通常チップ1枚で敵を倒せることがほとんどありません。そのためのソウルユニゾンなのかもしれませんがブルームーンのソウルはレッドサンと違って専用構築を組まないと弱いです。無印のガッツシュートや2のゲートマジックの爽快感を知ってしまっている僕にこのハイパーデフレゲーは…
それはそうと、ウラインターネットの地形がエグゼ2と同一というのは当時知りませんでしたが大人になってプレイするとすぐに気がつきました。前作(正確には前々作)のマップが出てくるゲームって世界の繋がりを感じてワクワクしませんか?手抜きって言ってしまえばそれはそうなんですけど。
本作はシリーズ唯一の周回ゲーなんですが、前述のストレスと1周目は舟子ちゃんルート確定だったこともあり1周目だけクリアして終わりました。

ロックマンエグゼ5チームオブブルース/チームオブカーネル

シャチホコ→尾張→終わり→エンドってことか…
ケロさん好き
エグい情報流出
しれっとグライドがいるけどソウルユニゾンどころか
直接戦ったことすらないんだよなぁ…

本作はストーリー的に両方プレイした方が良いと攻略wikiか何かに書いてあったので発売順通りブルース版からプレイしました。ただ、どちらか選べと言われたら…29歳のおばさんvs美人アナウンサーならそりゃもう後者のカーネル版でしょう。本作はリベレートミッションというシミュレーションパートがあり、その間はロックマン以外のナビも使えるのが魅力的でした。味方とメディで挟み打ちすればそのラインを制圧できるというツインリベレートが気持ち良いのでゲームの爽快感ならブルース版が一歩リードしている印象でした。エンドエリアという最果てみたいな名前のインターネットが登場してワクワクしましたが、後にそれがエンドシティという街のインターネットエリアだということがわかります。そしてこのエンドシティも世紀末みたいな街ではなくシャチホコがある街で笑いました。ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダムの発売によりエグゼ5はやりこみ要素をやることなく終わりました。

ロックマンエグゼ6電脳獣ファルザー

アイリスと話してたら舟子ちゃんが電話かけてきて神
ナニに使うんですかねぇ…
可愛い

エグゼ4で初登場し何故かロックマンにソウルユニゾンを発現させてそのまま特にストーリーに絡むこともなかった地味キャラこと城戸舟子ちゃんがまさかの再登場!舟子ちゃん好きの僕がエグゼ4で1枚もスクショを残さなかったくらい一瞬でいなくなるキャラなんですよ舟子ちゃんって。そんな影が薄すぎる舟子ちゃんが再登場したのはアニメスタッフの努力の賜物でしょう。ありがとう弱者男性スタッフ。当時小学生だった僕は舟子ちゃん目的でファルザー版を選びました。…というのは流石に嘘ですが近隣にグレイガ版が売っていなかったので「舟子ちゃんいるしファルザーでいいか」と思ったのは本当です。今回も舟子ちゃんがいるからファルザー版を選びました。

体罰が当たり前の時代で怖い
メイルちゃんじゃないのか!?
アイリスはマジでキャラデザが良すぎる。

シリーズ最終作ということですがゼルダが出たので駆け足でプレイしました。正直特に語ることはないのですが小学生の頃はアイリスがめちゃくちゃ可愛いと思ってた記憶があったんですがアニメもゲームもキャラデザを抜きにしたらそんなに可愛いとは思わなかったのがちょっと不思議。
対戦に関してはグレイガ版が火力で制圧、ファルザー版がギミックで戦うタイプのようで、僕のプレイスタイルからすればグレイガの方が合ってそうというのが正直なところなんですが…舟子ちゃんが可愛いのでファルザーで頑張りたいと思います。時間があれば。

全体を通して

これ小学生時代を思い出して○にたくなった
この頃から妻面してて草

メイルちゃんはアニメではクロスフュージョンしたり一緒に戦える中堅キャラだったけど、ゲームでは序盤と終盤だけ出てきて守護られるヒロインを徹底していた気がします。どっちが良いのかは何とも。どちらも現代には合ってない気がします。


この時代の独身女性にこんな可愛い人いなさそう(偏見)

自分が小学生だった頃は全く良さがわからなかったけどまりこ先生が可愛すぎてびびる。スリーサイズは85・58・84。まりこ先生の良さがわかるようになったらおっさんなのかな…
新人教師ということは年齢は23歳前後。…つまり、この世代って就職氷河期ですよね(急に現実の話)。道理でまりこ先生に求愛する男が軒並み自営業なわけですね(?)20年後に結婚しているのは闇太郎かマサさんなのかはたまた別の人なのか、あるいはずっと独身なのか…


当たり前だろ

スクショとは全然関係ないんですが、自分が子供の頃はデカオの家って和室だしちょっと貧乏そうな印象だったんですが、大人になってから見てみるとガッツマンの巨大フィギュアが置いてあったり弟が海外に住んでたりインターネットで利便性が高い一等地(そんな概念があるのかわからない)にホームページを持ってたり、しかも将来は町長にもなるということで、やいとほどわかりやすくないだけでかなりのお金持ちの家なんじゃないかと思い始めています。そういう視点で見てしまうようになったのが良いのか悪いのかわかりませんが…なんというか、大人になるってそういうことな気がしてます。
熱斗のママも当たり前に専業主婦してるし、土曜日に学校あるし、20年の重みを感じられる作品で楽しかったです。

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