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天皇賞というレース名が存在するJRA競馬


JRA番組の根幹となる番組設計はダービー翌週の夏季番組新馬戦を皮切りに
1年をかけてその唯1頭の頂点馬=ダービー馬を選定する為のものといっても
過言ではない中、ダービー世代が古馬領域に突入するのも、2012年以降の
ダービー12日開催以降、ダービー翌週からというサイクルと鮮明になっている。

その古馬戦における頂点戦はいわずもがな「天皇賞」であるが
令和時代のシンボルとして登場した牝三冠馬アーモンドアイの連覇は
記憶に新しい。

愛子様誕生 2001年12月1日

2003年 スティルインラブ 牝三冠馬誕生
2018年 アーモンドアイ 牝三冠馬誕生

2003年 ラブ(愛)馬名の牝三冠馬誕生も偶然の出来事ではないだろうが
令和元年の前年に誕生したアーモンドアイ(愛)もまた
このタイミングだからこその誕生といえる。

現天皇徳仁様の誕生日となる2月23日の近辺重賞は
以前はNHKマイルCの指定戦化前となる阪神アーリントンカップであり
2012年以降は、本レースから2頭の春秋天皇賞馬を輩出する。

アーリントンカップ
ジャスタウェイ 天皇賞秋
レインボーライン 天皇賞春

レインボーラインに至っては当代ダービーでマカヒキの同枠
(隣に位置する)から、天皇賞春春秋三勝馬のキタサンブラックの
三勝目となる秋の天皇賞で同枠入りし自身も3着と馬券となってから
晴れて天皇賞馬となる。

2018年にアーリントンカップが4月に移って以降、2月23日近辺重賞は
昨年の2/23施行 フェブラリーステークス (同日:小倉大賞典)を中心に
次週、中山記念、阪急杯が該当する。

一方、将来的な継承については、女系天皇論も含め世論も巻き込み
今後どうなるか定かでないが、現時点では1番手となる
秋篠宮殿下誕生日11/30そして愛子様の12/1と1日違いの中、
近辺重賞はアーモンドアイの隔年連覇となったジャパンカップに
中京に移ったチャンピオンズカップとなる。
(両G1にサンドされたG3チャレンジカップも然り、大阪杯を制した
レイパパレの前走にあたる)

天皇家にまつわるG1としてますますダートG1が重要となったといえ
京都競馬場改修工事の元、関西圏で中京、阪神開催が増えたのも
時代を反映したものとも捉えられる。
コントレイルが(中京)神戸新聞杯を走り、次世代の重要馬場は
不変の(東京)ダービーはもちろんの事、フェブラリーSの馬場ともなり
そこに阪神、そして中京もまたこれまで以上に重要な役割を果たすものと
なりそうである。

2020年 ジャパンカップ
1枠1番 カレンブーケドール →天皇賞春3着
2枠2番 アーモンドアイ
2枠3番 ワールドプレミア →天皇賞春1着

同枠だけではない「隣に位置する」ことの意味は
サイン競馬とはまた別の側面からも捉える必要がある。

本年ともにゾロ目開催を迎えるチャンピオンズカップにダービー
ダービーと節目開催を同年に行うべく、ジャパンダートダービーから
名称変更のタイミングを見計らってのものとなり、その節目ダービーに
ふさわしい1頭は?

PS,
1日違いの有力馬をクラシックに登場させているのもまたあらためて
本年の番組的特徴といえる。

9/4 札幌2歳ステークス ソダシ
9/5 小倉2歳ステークス メイケイエール

12/19 ひいらぎ賞 外シュネルマイスター
12/20 朝日杯フューチュリティステークス グレナディアガーズ




 

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