【厩舎topic 7/11・12】ロードカナロア産駒をダートで覚醒させることができる厩舎。
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「厩舎topic」と題して、週末のJRA開催を厩舎にフォーカスして振り返りをしていきたいと思います。今週もよろしくお願いします。
今回は、
ロードカナロア産駒をダートで覚醒させることができる厩舎。
です。
注目したレースが以下です。
7/12(日)阪神10R フィリピンT(3勝クラス、ダート1800)
優勝馬ダノンスプレンダー(父ロードカナロア)
ロードカナロア産駒と言えば芝のイメージが強い種牡馬だと思います。実際、7/12までJRAのダート重賞の優勝はまだありません。とはいえダートが苦手というわけでもないようです。実際に通算の勝率比較をすると以下のようになっています。
芝 :.126(2,228戦281勝)
ダート:.101(1,090戦111勝)
芝の方が勝率が高いですが、そうはいってもハイレベルな勝率ですし、ダートも十分に好成績と言えると思います。ロードカナロアはキングカメハメハ系ですしやはりダートも問題なく走るのでしょう。
このロードカナロア産駒でダート上級条件(3勝クラス以上)での優勝歴が以下です。
(2020/7/12まで)
2019年 6月 麦秋S(3勝クラス)ミッキーワイルド
2019年11月 霜月S(OP)ミッキーワイルド
2020年 2月 橿原S(3勝クラス)レッドルゼル
2020年 4月 コーラルS(L)レッドルゼル
2020年 5月 鎌倉S(3勝クラス)カタナ
2020年 7月 フィリピンT(3勝クラス)ダノンスプレンダー
計4頭が登場してくるのですが、厩舎を想像していただくとピンとくると思います。
ミッキーワイルド 安田隆厩舎
レッドルゼル 安田隆厩舎
カタナ 上原厩舎
ダノンスプレンダー 安田隆厩舎
安田隆厩舎がロードカナロア産駒のダート上級条件を複数送り出していることがわかります。
安田隆厩舎は芝短距離王国の印象が強いですし、ロードカナロア産駒でも芝短距離で実績をすでにだしています。
しかし、実はダート路線でもトップクラスの厩舎です。2019年にはダート戦でトップの30勝をあげています。トランセンドやグレープブランデーでダートG1も勝っていますしダート路線での期待値も高い厩舎だと言えそうです。ロードカナロア産駒、JRAダート重賞初優勝は安田隆厩舎となっても不思議ではなさそうですね。
安田隆厩舎は2024年春の定年解散予定で残り期間は長くはありません。出資チャンスは多くはないですが、芝ダート両方で結果を出している厩舎ですし残りのチャンスを活かしたい厩舎だと思います。
各クラブから続々と募集馬リストが公開され多くの一口馬主にとって重要な時期に入ってきていると思います。良い調教師(厩舎)とのご縁、みなさまの愛馬の成績向上、次世代産駒での良縁があることを願っています!
※今回取り上げた安田隆厩舎の分析レポートはこちらです。