一口馬主の成績をアップさせる方法(①厩舎EIとお金とモチベーション)

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今回も一口馬主の成績をアップさせるための、「厩舎アーニング・インデックス」の具体的な活用方法記事になります。よろしくお願いします。厩舎アーニング・インデックスは様々な活用方法があると思いますが、今回も筆者なりの活用方法をお伝えしたいと思います。

では本題に進んでいきましょう。今回は核心的な話題で、厩舎アーニング・インデックスのどの指標をもっとも重視するのか?という内容です。

早速、結論です。筆者がもっとも重視するのは「①厩舎EI」です。
以下はサンプルとして池添学厩舎の厩舎アーニング・インデックスです。黄色セルが筆者が重視している①厩舎EIです。
https://note.com/jra_trainer/n/n182c905facde

サンプル池添学厩舎‗20200623

厩舎アーニング・インデックス上には①~⑥までの独自指数が並んでいますが、筆者が最重視するのはなんといっても「①厩舎EI」になります。
厩舎の真の稼ぐ力を表す指標としては唯一無二のものだと感じています。大袈裟ではなくて本当にそう思っています。なぜなら、筆者自身が一口馬主を続けていくうえで必要だと感じたものを具現化したものが①厩舎EIだからです。自分にとって必要なものを2014年分からコツコツとデータを集め始めて毎年のように改良を加えて現在に至っているのが①厩舎EIなんです。

筆者は「出資馬での重賞優勝」を目標に掲げていますが、実は裏目標もあります。それは「一口馬主マーケットから強制退場させられないこと」です。これは一見すると低い目標に見えるかもしれませんが実際にはかなり重要な目標だと考えています。

言い換えると、
一口馬主マーケットから強制退場させられないこと」=「辞めるときは自分の意志で辞める
ということになります。

一口馬主マーケットで活動し続ける原資になるのは、端的に言うと「お金」と「モチベーション」でしょう。
後者の「モチベーション」については個人個人でモチベーションの内容は異なってくると思いますが、前者の「お金」は多くの一口馬主にとって共通のものだと思います。キャッシュアウトばかりでは継続できないということです。

みなさまご存知のとおりで、競馬は勝ち負けを競う競技ですが、一方で有限の賞金の奪い合いの面もあります。馬券で競馬に関わる分では「勝ち負け」の部分のみにフォーカスすればよいのですが、一口馬主として競馬に取り組んでいくと「賞金の奪い合いの面」も重要になってきます。1着が一番大きな割合で賞金を持って行く一方で、馬券圏外の4着以下も賞金を稼ぐことができます。

①厩舎EIは、一口馬主にとってとても重要な厩舎の稼ぐ力を見える化した指標です。

具体的には、筆者の場合「①厩舎EI=1.20以上」をひとつの目安としています。極端な言い方をしますと「①厩舎EI=1.20以上」が足切りラインのようなことにもなります。これは上記で触れた筆者の裏目標(一口馬主マーケットから強制退場させられないこと)とも関係しています。「①厩舎EI=1.20以上」というのは稼ぐことができる厩舎の証ですし、重賞入着以上や上級条件での特別戦勝ちが必要なくらいの上級指数であるからです。

もちろん他の指数も合わせた総合力で評価をするのですが、もっともウエイト高く重視しているのは①厩舎EIです。

それと「①厩舎EI=1.20以上」を単年度のみではなく、複数年連続で達成しているかにも目を配っています。
指数を作成していると実感しますが、上位厩舎間の競争は激しく、特に上位常連になることは簡単ではありません。また、昨今では馬主主導による大規模な転厩なども見られ、急激に厩舎が変化することもあります。こういう環境下での「単年度評価×複数年」での評価は重要度が上がっていると思います。

また、厩舎アーニング・インデックスは相対的な指数なので、ライバル厩舎が稼げば自厩舎が下がりますし、逆に自厩舎が稼げばライバル厩舎が下がります。1.20以上はだいたい毎年上位50厩舎前後が該当してきます。

昨今、ノーザンF系クラブ馬は募集価格が高騰化していますし、より厩舎の稼ぐ力を見える化した①厩舎EIの重要性は増してくるものと考えています。

「厩舎アーニング・インデックス」を上手に活用して、ぜひみなさまの一口馬主ライフをさらに向上していってほしいと思っています。逆に別な活用方法があれば教えていただきたいです。

良い調教師(厩舎)とのご縁、みなさまの愛馬の成績向上、次世代産駒での良縁があることを願っています!

当noteで不明点ありましたら直接のご連絡をお待ちしております。今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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