開業時戦力分析(蛯名正義厩舎・西田雄一郎厩舎)
【一口馬主向け】調教師(厩舎)分析のご愛顧、誠にありがとうございます。おかげさまで多くのみなさまに読んでいただいております。有料記事も続々購入いただき読んでいただいています。ありがとうございます。(無料記事を読んでいただくだけでも記事作成した甲斐を感じるので嬉しいです。ありがとうございます。)
上記記事のつづきということで、ここからは2022年新規開業の各厩舎の戦力分析を個別に見ていきたいと思います。この記事では「蛯名正義厩舎」「西田雄一郎厩舎」の新規2厩舎を取り上げます。(上記記事のつづきになっていますので、お手数ですが上記記事を一読よろしくお願いします。)
新規開業厩舎を、「開業時戦力分析」「預託関係(馬主・生産牧場とのライン)」「当面の注目点」というテーマで一口馬主的視点も交えて深掘りしていきます。
なお、多少突っ込んだ内容にも言及していますので途中から有料記事とさせていただきます。上記リンク記事だけでも後々の資料になると思いますが、個別厩舎の深掘り情報をお求めでしたら以下有料範囲をご覧ください。
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まずは蛯名正義厩舎から見ていきます。
蛯名正義厩舎を含めた新規開業厩舎の戦力分布表を再掲します。(※登録数(頭数)は2022.03.03付けJRA発表。在籍馬の所属クラスは筆者調べ。)
蛯名正義厩舎の開業時戦力分析
・開業時から33頭、馬房数の2.1倍の登録数(預託数)となっています。33頭の登録数は厩舎スタート時としては潤沢な頭数だと見えますし、外厩への放牧を織り交ぜながら常に馬房が埋まることが予想されます。預託料収入が安定しそうな登録数だと思いますし、厩舎経営的視点では良い材料だと思います。
・一方、登録上限枠(馬房数×2.5倍)を考えると、すでに比較的多い登録数という見方もできると思います。早速、馬房調整(馬房回転率)などで蛯名正義厩舎カラーがでてくる可能性もあると思います。馬房回転率に特に注目したいです。
・登録馬のクラス別頭数を確認すると、上級条件(3勝クラス・オープンクラス)の頭数が多い点が目立ちます。藤沢和厩舎からの転厩(転入)馬が多いことが報じられていますが、上級条件所属馬が多いというのは蛯名正義厩舎の特徴的な部分でしょう。
・上級条件所属馬が多いということで厩舎スタート時から上級条件への出走経験を多く積めることが期待でき、この点は蛯名正義厩舎の優位点のひとつになると思います。ただし、3勝クラスやオープンクラスになるとレベルが高いので勝つことも難しくなると思います。そのあたりも考慮するならば、成績面では見た目の勝数や勝率よりも収得賞金をどれくらい積み上げるかで見たいと思っています。
・オープンクラス所属馬については出走マネジメントも注目点です。オープンクラスのなかで賞金低い馬は、他陣営から出走予定状況の把握や、除外での権利取りなど出走マネジメント対策が必要です。このあたり、厩舎としてどのように対策を講じてくるかは見所でしょう。
・登録馬のなかで逆に目立つのが3歳未勝利クラスが少ない(1頭のみ)ことです。この点は馬券的視点ですとほとんど関係がないですが、一口馬主的視点では重要な意味合いになってくる可能性があるファクターで筆者は特注点だと考えています。
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