【厩舎topic 8/15・16】大型の牝馬を上手育てる厩舎。

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「厩舎topic」と題して、週末のJRA開催を厩舎にフォーカスして振り返りをしていきたいと思います。今週もよろしくお願いします。(過去分はこちらです。)

さて。今週からスタートした小倉開催、上級条件の芝レースでは大型馬の活躍が目立ちました。開催場別特別戦芝レースの優勝馬馬体重別で比較すると以下のような結果でした。

・小倉(特別戦の芝5レース)
 480㌔以上 3勝
 440~479㌔ 2勝
 440㌔未満 0勝
・札幌(特別戦の芝5レース)
 480㌔以上 1勝
 440~479㌔ 4勝
 440㌔未満 0勝
・新潟(特別戦の芝4レース)
 480㌔以上 1勝
 440~479㌔ 1勝
 440㌔未満 2勝

因果関係はわかりませんが小倉芝で大型馬が活躍したのは事実なので週末の馬券にも活かしたいところです。ちなみに「小倉の480㌔以上 3勝」のうち2勝は牝馬です。牡・メス関係なく大型馬が活躍した節だったと感じます。

そこで、今回のお題は、
大型の牝馬を上手育てる厩舎。
です。

注目したレースが以下です。
・8/16(日)
小倉 博多S(3勝C)優勝馬カセドラルベル(4牝、552㌔)西村厩舎
(優勝馬の関係者のみなさま、優勝おめでとうございます!)

大型馬が躍動した小倉でも目立つ「552㌔」の牝馬です。
552㌔。ここまで大きい牝馬は珍しいのではないかと思い、管理する西村厩舎を調べてみました。すると見つかりましたよ、面白い傾向が。

・西村厩舎の牝馬代表馬
サラス(マーメイドS優勝時 524㌔
フェアリーポルカ(中山牝馬S優勝時 496㌔、福島牝馬S優勝時 492㌔

そして今回のカセドラルベル(552㌔)です。
ここまで揃ってきたので「西村厩舎×大型牝馬は特注」と考えてよいかと思います。そもそも牝馬の大型馬は数は多くはないと思います。厩舎側が扱えるサンプル数も限りがあると思います。経験値を積み上げにくい条件でこうやって結果をだしている「西村厩舎×大型牝馬」は今後も注目でしょう。


注目はしたい!でも、1歳のドラフト時期に大きくなるかどうかわからない…。こんな悩みは一口馬主あるあるだと思います。
これへの対策は一口馬主DBの「馬体重成長シミュレーション」あたりがあると思いますが、筆者からも別な対策案を提示したいと思います。

それは「体高遺伝子」と「種牡馬キタサンブラック」です。ブログで細かく書いていますので興味ありましたら読んでみてください。


少し逸れましたので話を戻して締めます。今回フォーカスしたのは「西村厩舎×大型牝馬」です。現在募集中の西村厩舎牝馬や、これから募集になる西村厩舎牝馬にはサイズにも注意を払ってみとよいかもしれませんね。

各クラブから続々と募集馬リストが公開され多くの一口馬主にとって重要な時期に入ってきていると思います。良い調教師(厩舎)とのご縁、みなさまの愛馬の成績向上、次世代産駒での良縁があることを願っています!

※今回取り上げた内容に関連する分析レポートもご一緒にどうぞ!


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