【厩舎topic 1/30・31】早めに厩舎特徴を捉え、出資馬を通じてうまく厩舎の成長曲線にコミットしていきたい。(宮田厩舎)
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「厩舎topic」と題して週末のJRA開催を厩舎にフォーカスして振り返りをしていきたいと思います。よろしくお願いします。
では、いつも通りで注目したレースから見ていきます。
1/31(日)東京
セントポーリア賞(3歳1勝C、芝千八)優勝グレートマジシャン(宮田厩舎)
(優勝馬の関係者のみなさま、今回の優勝おめでとうございます!グレートマジシャンはクラブ馬です、出資者のみなさま、おめでとうございます!)
クラシックへ向けて注目の3歳1勝Cセントポーリア賞を宮田厩舎のグレートマジシャンが優勝しました。レースを見ても”完勝”という印象でこの後の重賞路線でも楽しみな存在だと思います。
グレートマジシャン及び宮田厩舎の明け3歳世代(2018年産)については11月にも記事にしていますので、もし未読でしたらぜひ読んでみてください。
今回の記事は前回(11月記事)からのつづき的な内容にプラスαも加えた内容でお届けしたいと思います。
まず。
宮田厩舎の2019年産クラブ預託予定馬を改めてチェックすると、
サンデー…4頭
キャロット…3頭
シルク…3頭
DMM…1頭
社台RH…1頭
ワラウカド(フクキタル)…1頭
となっており、かなりクラブ馬預託予定数が多い厩舎です。この流れが継続すると仮定すると、2020年産募集も多くなりそうですし、早めに厩舎特徴を把握して良いご縁を引き寄せたいところです。
そんな宮田厩舎の注目ポイントはなんといっても明け3歳世代(2018年産、グレートマジシャン世代)だと思います。
11月記事でも2018年産の勝ち上がり頭数について書きましたが、最終的に年末まで(2歳戦終了まで)に8頭を勝ち上がらせています。
2020年2歳勝ち上がり頭数トップが友道厩舎・木村厩舎の11頭ですが友道厩舎・木村厩舎は26馬房、対する宮田厩舎は14馬房ですので宮田厩舎の生産性の高さは特筆ものだと思います。
3月にはおそらく馬房数も増えると思います。そうなるとさらに出走戦略の選択肢も増えていくと思います。勝ち上がった馬だけでなく2018年産をどこまで勝ち上がらせていくか、古馬とのバランスも考えてどう舵取りをしていくのか、そういう部分も見所だと思います。
2018年産での勝数をエンジンにしつつ、宮田厩舎は2020年で合計16勝をあげています。
16勝は14頭であげたもので、生産者別の内訳は、
ノーザンF:8頭
社台F:2頭
その他:4頭
と社台グループ占有率が高めです。
ただし「その他」には、ダーレー・千代田牧場・坂東牧場のような大手生産馬が入っており、社台グループ以外の大手ともすでに取引関係、信頼関係構築の発端にあることがわかります。
ここでもう一度2019年産クラブ馬を見てみますと、
サンデー…4頭(すべて生産ノーザンF)
キャロット…3頭(すべて生産ノーザンF)
シルク…3頭(すべて生産ノーザンF)
DMM…1頭(生産ノーザンF)
社台RH…1頭(生産社台F)
ワラウカド(フクキタル)…1頭(生産パカパカF≒代表ハリー氏がダーレー兼任)
となり、2020年に計16勝をあげた14頭の宮田厩舎現役馬の生産者ともつながってきます。
こういう辻褄の合い方は好印象だと感じますし、生産関係者からの信頼度アップにもつながっているのではないかと推測しています。
開業初年度の2020年で好スタートをきった宮田厩舎、成績面では厩舎初の重賞タイトルが欲しいところだと思います。特に戦力豊富な3歳世代(2018年産)は重賞出走回数が多くなりそうでチャンスありそうです。古馬ダート路線でダンシングプリンスもいますし、出走回数を重ねてタイトルを奪取したいところでしょう。
先に触れたようにクラブ馬預託数が多く、しかも師自身が若いです。このため、一口馬主としても今後の付き合いが長くなる厩舎だと思います。早めに厩舎特徴を捉え、出資馬を通じてうまく厩舎の成長曲線にコミットできると一口馬主ライフも充実すると思います。
今回はここまでです。最後まで読んでくださりありがとうございました!
良い調教師(厩舎)とのご縁、みなさまの愛馬の成績向上、次世代産駒での良縁があることを願っています!
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