【厩舎topic 8/8・9②】期待かかる!2015年以来の牝馬のJRA重賞タイトル奪取。
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「厩舎topic」と題して、週末のJRA開催を厩舎にフォーカスして振り返りをしていきたいと思います。今週もよろしくお願いします。(今週の第2弾です。第1弾など過去分はこちらです。)
今回は、
期待かかる!2015年以来の牝馬のJRA重賞タイトル奪取。
です。
夏は牝馬。
8/9・10の特別戦全12戦のうち過半数となる7戦で牝馬が勝ちました。(牝馬限定戦はなかったので7勝は牡馬相手に勝ったことになります。)
牝馬の活躍が目立った節でしたが、なかでも土曜(8/8)の新潟・札幌メインレースジャックの牝馬2頭の厩舎に今回はフォーカスします。
早速、注目したレースが以下です。
・8/8(土)
新潟 佐渡S(3勝C)優勝馬サトノダムゼル(4牝)堀厩舎
札幌 札幌日経OP(L)優勝馬ポンデザール(5牝)堀厩舎
まず、優勝馬の関係者のみなさま、優勝おめでとうございます!特に、ポンデザールはクラブ馬ということで出資者・関係者のみなさま、今回の優勝おめでとうございます!
土曜のメインレースをジャックしたのは上記のとおり堀厩舎の牝馬2頭でした。
該当2レースは、札幌日経オープンが別定戦のリステッド競走、新潟の佐渡ステークスも定量戦3勝クラスと、いずれも牡馬混合の上級条件でのレースです。牡馬混合の上級条件を完勝したわけですし、該当2頭には重賞タイトルにも期待を持てるところだと思います。楽しみです。
さて。堀厩舎についてです。
初年度産駒で注目を集めているドゥラメンテやモーリスなど牡馬の印象が強い堀厩舎ですが、思い起こすと厩舎としての最初のJRA重賞優勝は牝馬ビーナスラインによる函館スプリントSでした。厩舎JRA重賞2勝目も牝馬ジョリーダンスの阪神牝馬S。なんと!厩舎JRA重賞3勝目も牝馬スプリングドリューの福島牝馬Sでした。(4勝目が初の牡馬、ロックドゥカンブのラジオNIKKEI賞です。)
調べてみると実は、堀厩舎が牝馬の育成も重賞級であることがわかります。
しかし、ここ最近は牝馬での重賞タイトルから遠ざかっています。一番最近の牝馬でのJRA重賞優勝は2015年阪神牝馬S(カフェブリリアント)なのです。
牝馬の育成もトップクラスの堀厩舎ですしたまたまの巡り合わせだったりもあるのだと思います。あと、そもそも預託馬の牡馬割合が高いことなどもあるかもしれません。
※参考。netkeibaで3歳(2017年産)の現時点での堀厩舎の登録状況を調べてみました。(2020/8/11時点)
牡馬:20頭
牝馬: 4頭
(抹消馬含む、転出馬含まず)
おそらく複数の要因があって牝馬での重賞タイトルから遠ざかっている堀厩舎。今回、上級条件を完勝したサトノダムゼル・ポンデザールが今後どのようなキャリアになるのか、この2頭の今後には要注目でしょう。
各クラブから続々と募集馬リストが公開され多くの一口馬主にとって重要な時期に入ってきていると思います。良い調教師(厩舎)とのご縁、みなさまの愛馬の成績向上、次世代産駒での良縁があることを願っています!
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