2022年好発進!新谷厩舎の注目ライン【厩舎topic 2022年2月-1】
【一口馬主向け】調教師(厩舎)分析のご愛顧、誠にありがとうございます。おかげさまで多くのみなさまに読んでいただいております。有料記事も続々購入いただき読んでいただいています。ありがとうございます。(無料記事を読んでいただくだけでも記事作成した甲斐を感じるので嬉しいです。ありがとうございます。)
「厩舎topic」と題して週末のJRA開催を厩舎にフォーカスして振り返りをしていきたいと思います。よろしくお願いします。
では、いつも通りで注目したレースから見ていきます。
2/5(土)中京 アルデバランステークス(オープン、ダ千九)優勝スマッシングハーツ(新谷功一厩舎)
(優勝馬の関係者のみなさま、今回の優勝おめでとうございます!)
福永騎手の復帰後初勝利ということでマスメディア記事にもなっていましたアルデバランS優勝厩舎である新谷厩舎を今回は取り上げたいと思います。
1.2022年好発進!新谷厩舎
2022年はまだ始まったばかりで2月上旬の時期ではありますが、ここまでの厩舎リーディングでの注目株は新谷厩舎でしょう。
調教師リーディング(2022/02/06現在)
1位(10勝)中内田厩舎
2位(8勝)池江厩舎(2着3回)
3位(8勝)新谷厩舎(2着2回)←注目!
2月上旬時点での2022年調教師リーディングとはいえ、8勝の3位ですし新谷厩舎は好発進と言えると思います。
2022年で3年目を迎える新谷厩舎です、今年どこまで成績を伸ばしていくか、今後も注目していきたいですね。
(参考)新谷厩舎の年別成績
1年目(2020年)5勝 収得賞金1.2億円
2年目(2021年)17勝 収得賞金2.8億円
3年目(2022年)8勝 収得賞金0.9億円 ※2/6終了時点
2.新谷厩舎の注目馬はクラウンプライド
筆者の個人的な新谷厩舎注目馬は3歳馬クラウンプライド(2019年産)です。
クラウンプライドはダートデビューで2戦2勝、その2勝が完勝と言えるレースでしたので次走(ヒヤシンスステークス?)でどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみな存在です。
このクラウンプライドは社台F生産馬なのですが、社台F生産馬と言えばエアウィンザー(現在は引退)も角居厩舎解散に伴い新谷厩舎に転厩で入ってきた馬でした。(エアウィンザーがなぜ新谷厩舎に転厩してきたのか?なんとなく不思議に感じていました。)
↓角居厩舎解散時の転出先リスト(JRA発表)です。角居厩舎→新谷厩舎への転出はエアウィンザー1頭のみであったことがわかります。
https://www.jra.go.jp/news/202102/pdf/022802_03.pdf
このような一連の動向があって、筆者は「社台F×新谷厩舎」のラインを少し注目していこうと頭の片隅に置いておくようにしようと思いました。(開業して間もない厩舎なので僅かでも特徴を捉えることができれば後々の出資検討時にもつながるという思いです。)
3.(現時点での)注目は社台Fとのライン
このようななかで今週、ライター平松さとし氏が新谷調教師関連記事を寄稿されていました。
上記記事によると、新谷師が助手時代の2000年7月に森厩舎に入られたことが書かれています。2000年当時と言いますと、森厩舎がエアシャカール(社台F生産)で皐月賞・菊花賞を勝っている年です。
新谷師が直接エアシャカールに携わってはいないようですが、うっすらですが新谷師と社台Fとのつながりが見えてきます。
そして、記事を読み進めていくと松田助手との写真が掲載されています。松田助手は角居厩舎所属だったのですが、厩舎解散とともに新谷厩舎へ異動されていたようです。(松田助手とともにエアウィンザーも異動されてきたことが推測できます。)
さて、ここからは松田助手の話題です。
松田助手と言えば腕利きとして有名だと思いますが、筆者はエアシャカールやヴィクトワールピサの印象が強く残っています。
エアシャカールもヴィクトワールピサも社台F生産の代表馬ですし、松田助手はアグネスワールド(外国産、社台Fも関与されていたと思われる馬)にも携わっていたようです。詳細は以下インタビュー記事の最下部プロフィール欄を参照です。
ということで、
・新谷師の経歴(森厩舎在籍)
・エアウィンザーの転入
・クラウンプライドの存在
・松田助手の異動
というあたりを考えていくと「社台F×新谷厩舎」のラインは一口馬主的にもウオッチしていってもよいのではないかと筆者は考えています。
余談ですが、現時点では社台F生産のクラブ馬は新谷厩舎に入っていないようです。ゆえに今後に期待だと思います。(社台TCやグリーンFあたり?)
※補足です。今回は「社台F×新谷厩舎」のラインを個人的に特注と捉えることができそうな根拠を書いたものでして、他関連馬をマイナスに見る必要はないことを追記させていただきます。冒頭で取り上げたスマッシングハーツ(ノースヒルズ×新谷厩舎)やホワイトターフ(ノルマンディー×新谷厩舎)のように、社台F以外も活躍ラインが複数あるのも新谷厩舎の特徴だと思います。
(何回か書いていますが)開業初期の厩舎は情報量が少なく、一口馬主をやっている方々のなかでも認知度に差があると思います。早めに厩舎特徴を把握できればそれだけ先行者利益獲得のチャンスも増すと思います。
今回の記事がそういう発端になれば幸いです♪
今回はここまでです。最後まで読んでくださりありがとうございました!
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